goo blog サービス終了のお知らせ 

うみのまぐろうの日々

写真、人形、旅行と食べ物あとたまに小説。

廃墟遺産(埼玉県児玉郡:矢野水力発電所(2))

2015-09-05 23:23:43 | 廃墟

建物内はがらんどうで、遺棄物はこの箱ぐらいでしたが、また風情があります。

奥出口の天井からは、なぜか紐が1本だけ垂れ下がっていました。

窓辺の雪紅梅。窓辺のガラスは割れてしまい、ほどんど残ってはいません。

見上げ菊姫。この廃墟と菊姫は、なんとなくですが雰囲気がマッチしていました。

同行者のドール。非日常な空間だと、人形も何かが憑いたように見えますね。


廃墟遺産(埼玉県児玉郡:矢野水力発電所(1))

2015-09-05 22:42:24 | 廃墟

 

埼玉県児玉郡矢野に、その廃墟はあります。

矢野水力発電所。

 

矢野水力発電所。レンガ造りのモダンな建物です。

道路から、発電所へのアプローチの石段も、年季が入っていてまさに零のよう。

外観その2。美しい白煉瓦(もしかしたら漆喰で塗り固められている?)入り口は開いていました。

井入口を見上げると、蜘蛛の巣と、おそらく電燈か何かの名残。中へ入ります。

中に残されたものはほどんどなく、きれいな広間になっていました。ただ、埃はひどく、地面に触れると真っ白になります。

建物内奥には地下があり、右手から降りることもできそうでしたが、若干危険を伴いそうなので、やめました。

建物内奥左右は、その地下の屋根がないため、暗い中だと落下する可能性があり、夜行くならば懐中電灯が必須です。

奥の出口を出ると木造の事務所があったそうですが、半壊の状態だったためそちらからの撮影はしていません。

窓からは、川のせせらぎと日の光が差し込んできます。

窓の向こうは緑。もと水力発電所だったとは思えない、美しい造りです。

建物内もレンガ造りは変わらず。前日の雨のせいか、少しっとりとしていました。

おそらく換気口と思われますが、入り口上部に開いた穴からも日が差し込みます。