以下は個人の感想の二次創作で、筆者の妄想を含みます。
ジン「すいませんジンです。失礼します。」(ガチャ)
ラム(黒の組織No2)「あ、ジン君よかったキミに聞きたいことがあったんだよ。まあ座って座って。」
(ジン、ラムの目の前の椅子に座る。)
ラム「最近キミ見なかったけど、どこ行ってたの?」
ジン「・・・日本です。」
ラム「日本!何しに!?観光!?」
ジン「仕事で・・・」
ラム「仕事ぉ。どこ行ってたの?」
ジン「水族館です・・・。観覧車もありました。」
ラム「水族館!観覧車!遊びに行ってたの?」
ジン「仕事です・・・。」
ラム「ふーん、仕事だとして、なにで行ったの?」
ジン「ヘリです・・・」
ラム「ヘリ!キミ、仕事にヘリで行くの!?ヘリで仕事に行く人の話って聞いたことある?」
ジン「ありません・・・」
ラム「ないよね?なんでヘリで行ったの!?ヘリで仕事行って良いって思ったの!?」
ジン「・・・すいません」
ラム「謝るんじゃなくってさ。良いか悪いかを聞いてるんだよ。ヘリで仕事行って良いの!?」
ジン「ダメです・・・。」
ラム「そうだよね?わかってるんじゃん。で、だれがヘリで行こうって言ったの?」
ジン「・・・僕です・・・」
ラム「へぇ!キミが!みんな良いって言ってたの?」
ジン「みんなノリノリでした。」
ラム「ベルモットさんも?」
ジン「・・・ベルモットさんは、反対してたと思います・・・。」
ラム「止めたのにやめなかったの!?なんで?」
ジン「・・・すいません」
ラム「すいませんじゃなくってさあ・・・」
ラム「僕ヘリ使えって言った?そんな命令だしたっけ?」
ジン「出してません・・・」
ラム「出してないよね?なんで使ったの?なんでいいって思ったの?」
ジン「現場の判断で・・・」
ラム「現場の判断!!キミの判断でしょ!?その判断今思うとどうだった!?」
ジン「・・・そのときは最善だったと思います・・・」
ラム「今はどうかってきいてるんだよ!座ってんじゃねえよ!」(ガンッ
ジン(ガタンッ)「スイマセン。気持ちが先走ったんだと思います・・・。」
ラム「まあいいや。それで、ヘリどうなったの?」
ジン「・・・撃墜されました。」
ラム「撃墜!キミ、どこの国に行ったの?」
ジン「・・・日本です・・・。」
ラム「日本!日本って戦闘ヘリが撃墜される国なの!?」
ジン「・・・いいえ。」
ラム「え。じゃあ何で?空自が来たの?潜水艦のトマホークミサイルでも飛んできたの?」
ジン「・・・来てません。飛んできてません・・・」
ラム「え?じゃあなんで落ちたの?なに使われたの?」
ジン「・・・ライフル・・・だと思います。」
ラム「・・・ん?ごめん?よく聞こえなかった。もう一回言ってもらえるかな。」
ジン「ライフル・・・だと思います・・・」
ラム「声が小さくて聞こえないよ。何に落とされたって?」
ジン「すいません!僕、ジンはライフルに戦闘ヘリを落とされました!スイマセンでした!」
ラム「やっと聞こえたよ。ふーん。ヘリをライフルで落とされたんだ。へぇー。何発食らったの。」
ジン「・・・一発です。」
ラム「・・・ごめん、よく聞こえなかったんだけど・・・」
ジン「スイマセン!ライフルの弾一発で戦闘ヘリ落とされました!スイマセン!」
ラム「・・・」
ラム「・・・で、何でライフルbの弾一発で落ちたのかな?普通ありえないよね?」
ジン「・・・わかりません」
ラム「わからない?そんなことありえないでしょ?」
ジン「・・・当たり所が悪かったんだと思います・・・」
ラム「思いますって、キミさぁ・・・。キミが思ってるだけ?」
ジン「・・・ええと、みんなもそうだろうって、言ってました・・・」
ラム(はぁ)
ラム「戦闘ヘリには何積んでたんだっけ?」
ジン「・・・ガトリンク砲とか、アームとか・・・」
ラム「そうそう、あれね、高かったんだよね。ヘリもそうだけど、調達するの大変だったんだよ。で、あれ今どこにあるの?」
ジン「・・・海です・・・」
ラム「へぇ海!?キミ!ヘリを海に浮かべるの?ヘリは空で使うもので海で使うもんじゃないよ?」
ジン「・・・ヘリは、ちゃんと帰れそうになかったんで、海に放棄しました・・・」
ラム「へえ!キミ、困ったらヘリを海に捨てちゃうんだ!?」
ジン「大変申し訳ありませんでした!」
ラム「まあ、キミがガトリンク砲を打ちまくってたのにライフルの弾1発で撃墜されたのはいいとして、観覧車に爆弾仕掛けたんだって?」
ジン「・・・はい。」
ラム「なんでそんなことしようと思ったの?」
ジン「・・・その・・・。もしものときのために、観覧車ごと吹き飛ばそうと思って・・・」
ラム「それで、ちゃんと爆発したの?」
ジン「しませんでした・・・」
ラム「なんで?」
ジン「起爆装置が、解除されてて、トラップも解除されてて、気づいて慌てて爆破ボタンを押したんですけど、間に合わなくって・・・」
ラム「なんでわからなかったの?どっかから計画漏れてたんじゃないの?心当たりはないの?」
ジン「わかりません・・・」
ラム「ベルモットさんはちゃんと電源落としてたよ?なんで爆弾はダメだったの?」
ジン「わかりません・・・」
ラム「・・・で?爆弾を解除されて、戦闘ヘリの場所を特定する明かりに使われたと。」
ジン「はい・・・。」
ラム「馬鹿じゃないの!?何してんだよ!?爆弾もダダじゃねーんだぞ!?」
ジン「・・・スンマセン・・・」
ラム「ところで、僕の指令はキュラソーの救出だったはずだけど、それ達成できたの?」
ジン「・・・できてません」
ラム「なんで?なんか問題があったの?」
ジン「・・・キュラソーの乗ってたはずの観覧車をアームで掴んだとこまでま良かったんですけど、スコープで見たらキュラソーがいなくって・・・」
ラム「それで、キュラソーが逃げ出したと思ったと?」
ジン「・・・そうです・・・」
ラム「え?なんでそうなるの?事前にちゃんと確認しなかったの?事前に誰が入ってるかぐらいわかったよね?」
ジン「・・・スイマセン・・・」
ラム「確認は社会人として常識じゃん?なんでやらなかったの?なんで?」
ジン「わかりません・・・すいません・・・」
ラム「それからさ、誰がキュラソーが裏切ったって判断したの?」
ジン「・・・僕です・・・」
ラム「え?なんで?誰か確認したの?」
ジン「・・・してません・・・」
ラム「してない!キミ、確認もしないで仲間を裏切者扱いして殺そうとしたの?」
ジン「・・・スイマセン。でも、疑わしきは罰するのが俺の・・・」
ラム「キミ、そんなこと言ってバーボンとキールも殺そうとしたよね?彼らどうだった?裏切者だった?」
ジン「・・・違いました・・・」
ラム「違ったよね!?じゃあキュラソーは裏切者なの?」
ジン「・・・ワカリマセン・・・」
ラム「そんなやり方でさ、部下ついてくると思ってんの?ぶっちゃけありえなくない?」
ジン「俺の部下はウォッカだけです」
ラム「あ゛?」
ジン「スイマセン・・・」
ラム「しかもベルモットは止めてたらしいって話聞いたんだけどほんと?キミ、ベルモットさん嫌いなの?むしろ好きなの?好きだから逆のことばっかするの?ガキなの?」
ジン「・・・。」
ラム「しかもさあ、キュラソーは僕の腹心だって知ってたよね?」
ジン「・・・ハイ」
ラム「キュラソーは死んだの?死んでないの?」
ジン「・・・ワカリマセン・・・」
ラム「はあ?ヘリ持ち出してあんなに打ちまくってわかんないの?なんでなの?」
ジン「・・・僕自身が死体を確かめたわけではなくって・・・」
ラム「え!それで仕事してきたっていうの?キミの仕事何?殺し屋でしょ?殺したかどうかもわかんなくて殺し屋やってんの?ねえ!?」
ジン「スイマセン・・・」
ラム「しかもなんで観覧車ころがそうと思ったの?もしかしてヘリで観覧車ころがして遊びに行ったの?なんでそんなことしたの?」
ジン「スイマセン。ほんとは戦車道の映画見てちょっとやってみたくなったんです。本当にスイマセン・・・」
ラム「お前舐めてんじゃねーぞコラ。」
ラム「話は戻るけどさ。キュラソーが無理でもなんで僕に確認しなかったの?指示は僕が出すと思うんだけど、僕、メールの確認しろっていったけど、キュラソー殺せって命令したかなぁ。」
ジン「・・・シテマセン」
ラム「でしょ。なんで勝手に判断するの?上司に相談しないの?ホウレンソウ社会人の基本でしょ!?」
ジン「・・・スイマセン・・・」
ラム「スイマセンワカリマセンって、お前舐めてんのかこの野郎!それ調べんのがお前らの仕事だろ!?」
ジン「本当に申し訳ございませんでしたぁっ!!」
ラム「はぁ。もういいよ。済んだことだし。報告書と顛末書は出しといて。僕も読むから。」
ジン「・・・ハイ」
ラム「もう行って良いよ。お疲れさま」
ジン「・・・ハイ」
ラム「・・・オイ。なんかいうことあるんじゃねえの。」
ジン「本当にこの度はご迷惑をおかけしました!申し訳ございませんでしたぁっ!!」
がちゃ バタン
ふう。
ぶいーん(メールの着信音)
ラム「・・・ん、誰だ?あ、キュラソーからか」
『ラムすいません。ありがとうございました。』
ぱたん。(ケータイを閉じる音)
ラム「はあ。部下を死んだことにして組織を抜けさせるのも、楽じゃないなあ。」