NANA 21 (21) (りぼんマスコットコミックス クッキー)矢沢 あい集英社このアイテムの詳細を見る |
ストーリーは一応知ってたので衝撃度ははじめて見る人よりは無い。
あああもう、先にワタシに相談してくれたらエンバーミングを教えてあげたのに!(違う漫画の話になっている)
トラネスならお金あるでしょ!
レイラがナナにあやまろーとしたり(※1)
レイラがシンちゃんにメールの件で謝罪したり(※1)
ハチが「二時間も前にいたのに気がついてくれない」的なことを心ん中思ったり(※2)
こんな時にまでそんなこと言うのか!と
なにやらハチやレイラに激怒する人も居たそうだが
ワタシ個人は「そこ、激怒するところか?」って思いました。
だってそりゃ、パニクったり現実逃避するんじゃないの?こーいう場合。
ワタシは※1ある種の現実逃避(まあレイラ的には他に言葉が見つからんだろうし)
※2ハチは気が付いてくれない事に傷ついた訳ぢゃないと思いますが。。。
葬式ってぶっちゃけあんなもんじゃないでしょうか。
現実逃避して普通にしようとしてしまうところがある。
が、実際恐ろしいのは葬式後なんだよ。
「その人が居ない実感」がジワジワと襲ってくるんだから。
それは逃避すればするほど反動が凄いんだよねえ。
だから海辺でのタクミはまだ実感としてないのでしょー。
多分実感がわいたのは「本人がもう死んだんだ。それ以上裁きようがねぇ」っと言われた時でしょーね。
タクミとノブがレンのご遺体に面会したわけですが
ワタシにはそれは正直できません。イヤ、アンタたち凄いよ。
(まぁタクミの責任感の強さは桁外れ。少し世間の人々も見習って欲しいもんである)
いくら大事な人でも損傷がひどい姿を見てしまうと相手に申し訳ない気がする。
元気な時の姿を覚えててあげてるほうがいいじゃないかと思うのです。
だからねえ、付き合いが長いって言っても、ノブみたいに会おうとは思わんねえ。
タクミは、まあ仕方ないでしょー。他に身元確認する人いないんだもん。
タクミなりの気遣いでしょー、ノブに「いいよ」っつったのは。
タクミも今回叩かれそうですが(「タクミ冷たい!」とか言われてそう~)
おそらくこの人、公私混同を全くしない人なんでしょう。
徹底振りが凄い。なかなかできません。これがプロ。
ワタシも結構「冷たい!」とか言われるし、
周囲の人間もこのタイプが多いせいか(非常にラクなんです)
ワタシはこのキャラが結構理解できる(気がする)。
ヤスに「お前もしばらく休め」と言われたらガクーっときちゃったんでしょう。
「(散骨)これ以上面倒増やすな!」
っつーのは言葉だけ聞くとかなりキツいがワタシ(や私の周囲の人々)の現実逃避の仕方に非常に近いものがある。
しかしレイラうらまれそうだな~。相変わらずそんなにムカつかないけど。
むしろ好きだけど。
つーかホントにホントにレイラを悪く言える人間がこの世にいったい何人いるのか...。
これ、親戚から聞いた話ですが、
病気のせいで生前の姿とすっかり変わってしまい、
葬儀の際、遺族がお棺のフタをあけなかったそうです。
故人の親戚の頭の悪いババアが周囲に聞こえるようにデッカイ声で
「アタシは会いたいのに!なぜ会わせてくれないのか!少々形相が変わってたっていいじゃないか!」
故人のご家族はうつむきっぱなしだったそうである。
ひどい話である。ワタシが非常にキライな話の一つである。
閑話休題。
しかしヘコむこと間違いなしの一冊(ワタシのような種類の人は大丈夫と思います)。お気をつけあれ。
あ。あとプレゼントの箱の中身は音源(ナナに書いた曲のデモテープ)じゃなかろーか?
んで曲はノブが虫の知らせで聴いたあの曲じゃ無いかと睨んでいる。(ホラーマニアはそう思った←...)
んでもってノブにあの曲をナナの為に弾けって事だ。
だからノブのところに行ったと。(だったら巧くまとまる気がする)