ウクレレ専門店 ウクレレショップ Ohana STAFFブログ♪

ウクレレ好きなとっちい、寺本のウクレレな日々の
徒然なる日記でございます♪

コアワークスのリッチさん

2011-11-13 00:01:14 | 日記

Aloha♪オハナスタッフ とっちいです。

今回は当店でオススメさせていただいております。KoaWorksの
ウクレレを製作いたしますリッチさんにウクレレ作りの切っ掛けでを
お聞きしました。

まず彼に何故ウクレレを作り始めたのかを訪ねてみました。
そうすると彼は一言、「運命だ」と言い、ウクレレ作りの
切っ掛けを話始めてくれました。
マウイ島出身のリッチさんは息子さんと一緒に暮らす為に
オアフ島に引っ越してきました。
最初に小さなアパートを借り、そこの大家さんがギターを弾く
人でマーチンのギターやエレキギターを持っていました。
その頃元々、木材などを削ったりして物を作る木工製作が得意な
リッチさんは宝石箱を作っていました。
リッチさんはその家の大家さんのギターに非常に興味を持ち
でも音や弾いて見たいという気持ちではなく、ギターのサウンド
ホールに手を入れて、どういう風な作りになっているのかを触って
みたいと思い実際に借りて手を突っ込んで触りまくったそうです。
それが先ず切っ掛けでギター製作の本を購入し、その大家さんに
いつかギターを作ってみたいと打ち明けると、道具も何も持って
いないお前がどうやってギターなんかを作れるんだ!と言われた
そうです。
その後、友人とラスベガスに旅行にいきましたがすぐにお金が
なくなり、なんにもすることがなくなってしまったそうです。
その時に一緒に持っていったギター製作の本を最初から最後まで
完読したそうです。
その結果が、ギター製作は私には無理だいう結果に至ったそうです。
ある日、ある場所にコアの木材を購入しにいった時に、ある人に
ウクレレ製作のクラスに入りませんか?と声を掛けられたそうです。
その製作ノウハウを教えてる為に誘った人はなんとあのGstring Ukuleleの
デレック清水氏でした。1999年でした。
暫くして製作ノウハウを教えていたデレック清水氏が日本のディーラー
と取引が忙しくなり、バインディングやインレイなどのアドバンスクラスを
見ることができなくなってしまいました。
クラスがなくなってからもリッチさんのウクレレ製作の意欲は更に
大きくなり、2ヶ月間も眠れない日が続いたそうです。
ひたすら自身で製作技術を磨く為にひたすら失敗を通して、技術を
身につけていくしかなかったそうです。
その思いを今でも持ち続け、日々自分のウクレレの進化に努めて
いる。
毎回、ウクレレのボディが出来上がり弦を張って音が出る瞬間は
クリスマスにプレゼントを開ける時のようにワクワクするそうです。
こんな思いが込められたリッチさんのウクレレは人と成りに
ふさわしく素晴らしいウクレレです。このブログを見て頂き
彼のウクレレに対する気持ちが皆様にお伝えできれば幸いです。
是非、当店にございますウクレレの音色を楽しみにいらしてくださいませ。
今回の最大の目的でございますコアワークスの工房訪問、とても
貴重なお話が聞けましたことリッチさんに感謝いたします。
とっちい