不思議なハートの力00053グッド・バンク⑤
--神のお仕事(2)ーー
福運銀行のビルの絵の中を銀の点が動き回っている。
黒い点も集まってきた。徐々に金の点になる。
「頭取は、真奈美さんね。
真奈美さん。良いですか?」元始の子は、尋ねた。
「いいよ」真奈美は答えた。
「資本金は、真奈美さんの福運と。」元始の子。
「電子のウィルスから地球を救った福運で
1兆円の福運があります。」電子の精。
「全額投資と。これで銀行を設立」
電子の精は、コンピュータを操作し登録した。
元始の子も、社員や役員に登録したり、いろいろ作業をした。
真奈美は元始の子に名前を聞いた。
「名無しだと不便なので、
元始の子は、何と呼べばいいの?」
「ひろ子です。」元始の子は言った。
「じゃ。ひろ子ちゃんが会長ね。」
真奈美は、福運銀行の仕事をひろ子ちゃんに委託した。
(これで真奈美ちゃんのお手伝いが出来る。
うれしい。
このお金で、
いろんな人を助けるぞ。)ひろ子ちゃんは喜んだ。
グッド・バンク(完)
次回(?????)