闇と光の慈愛のコントラスト(43)戦争のはじまり1
イリノイスは、銀の搭の最上階、天司治地殿(てんしじちでん)に居た。
マィアシからの報告を読んでいた。
「光の土地の小麦が草の病にかかり、アクデシアに草の薬をもらいに光の民を使いに行かせた。
:
無事に薬を手に入れ、小麦は、病を克服した。」
(それは、良かった。草の病が治ったか)
「どんどんどん 失礼します。マィアシです。」
「入れ」イリノイスは、何事かと思った。
マィアシは、入るなりしゃべり始めた。
「アクデシアが、イリノイスさまの民をそそのかし
自分の民にしようと企んでいます。
このような本を光の民に読ませております」
本をイリノイスの机の上に置いた。
「一ページをご覧かください」
イリノイスは、本の表紙を見た。
その表紙には、闇がありそこから芽がでて草が広がる様子が描かれている。
(闇から伸びている芽。闇から宇宙がはじまったとでも言いたいのか
この宇宙は、我が創ったのだ)
「宇宙のはじまりより前にある法則(魔法)」
(我より以前に始まはないのだ)
イリノイスは、ページを捲(めく)った。
「宇宙のはじまりより以前には、神、仏、人間の区別はない。
全てのものは、等しい。…」
「けしからん!!!」イリノイスは、途端に激怒した。
大人しいと思ったら。策略を巡らしおって。
アクデシア!!!!
もう許さん。闇の種族など全て葬ってくるわ
マィアシ!戦いの準備だ!
もう、闇ともお別れじゃ
闇の住む場所などないは」
マィアシは、それを聞くと「はぃ」と返事し、
部屋から急いで出ていった。
つづく 次回(戦争のはじまり2)
イリノイスは、銀の搭の最上階、天司治地殿(てんしじちでん)に居た。
マィアシからの報告を読んでいた。
「光の土地の小麦が草の病にかかり、アクデシアに草の薬をもらいに光の民を使いに行かせた。
:
無事に薬を手に入れ、小麦は、病を克服した。」
(それは、良かった。草の病が治ったか)
「どんどんどん 失礼します。マィアシです。」
「入れ」イリノイスは、何事かと思った。
マィアシは、入るなりしゃべり始めた。
「アクデシアが、イリノイスさまの民をそそのかし
自分の民にしようと企んでいます。
このような本を光の民に読ませております」
本をイリノイスの机の上に置いた。
「一ページをご覧かください」
イリノイスは、本の表紙を見た。
その表紙には、闇がありそこから芽がでて草が広がる様子が描かれている。
(闇から伸びている芽。闇から宇宙がはじまったとでも言いたいのか
この宇宙は、我が創ったのだ)
「宇宙のはじまりより前にある法則(魔法)」
(我より以前に始まはないのだ)
イリノイスは、ページを捲(めく)った。
「宇宙のはじまりより以前には、神、仏、人間の区別はない。
全てのものは、等しい。…」
「けしからん!!!」イリノイスは、途端に激怒した。
大人しいと思ったら。策略を巡らしおって。
アクデシア!!!!
もう許さん。闇の種族など全て葬ってくるわ
マィアシ!戦いの準備だ!
もう、闇ともお別れじゃ
闇の住む場所などないは」
マィアシは、それを聞くと「はぃ」と返事し、
部屋から急いで出ていった。
つづく 次回(戦争のはじまり2)