糸山志泉〜展示のご案内など

作品展示のご案内用ブログです。
過去記事では武蔵美通信についても書いてます。

バリ旅

2011-09-01 17:18:26 | 旅行
ウブド5泊の旅に行ってきました。
想像した以上に快適で美味しくて。美しいものに囲まれた幸せな日々でした。



レゴンダンス



朝のお供え


ヒンドゥー教のお寺もたくさんあって、
生活の全てに宗教が馴染み、穏やかな毎日があるようにみえました。
美術館もいくつか見て回りましたが、絵のテーマも宗教に関わるものばかりでした。
植物や人の衣装の模様などびっしりと丁寧に描いているのが特徴的で、村の全てがそこにあるような気がしました。
近年の作品の多くはキャンバスにアクリル絵の具やインクで描かれており、1945年以前のものの一部はテンペラ画でした。
テンペラで青い海に漕ぎ出した舟と魚が描かれた絵の色が本当に綺麗でした・・・ずっとみていたかった~

宗教色がそこまで濃くない日本が文化や伝統を維持し、発展させていくにはどうしていったらいいんだろう?
そんなことを考えさせられた旅でした。



朝の路地@ウブド村



昼さがり@トゥガナン村


トゥガナン村は竹かごや織物の産地として有名な村です。
久留米絣のような織物をイカット、ろうけつ染めのように布地に直接絵を描いていくのをバティックといいます。
長さはだいたい2mくらいで、ほとんどが1点ものでした。
中には100年前の布まで売られていました。
マニアにはたまらない代物がたくさん眠っているのではないでしょうか。
セレモニーや踊りの時に身につけるのは絹の布のようです。
新しく作られたものは、当時の模様などを復刻した綿布がメーンになっていました。
S母に何枚か買って帰ったので、そのうち素敵な服に仕立てあがるでしょう。楽しみです。