糸山志泉〜展示のご案内など

作品展示のご案内用ブログです。
過去記事では武蔵美通信についても書いてます。

下張り のち 染め

2011-12-13 00:45:08 | 卒業制作
100号のパネルに下張りしよう。
今日のテーマでした。

パネルのベニヤ板からでる汁をガードするための下張りという作業。
新鳥の子紙をベタ張りしました。

このパネルに張り込む作業をするまでに、2時間くらい悩んでしまいました。
どうやったらパネルの歪みが少ないんだろうと考え始めたら、あっという間に時間が経ってました。
こういう時通信生って時間かかっちゃうんだよなって思います。

結局、紙を張り込む時に、紙を濡らしすぎないよう注意して張ろう、という結論に達しました。
紙を張り込む時に気をつけないといけないのは、制作時期の湿度によって張り込み方が変わるということだからです。
普通じゃん~。

パネル2枚分張り込んで2時間。16:00になりました。



さらに、今日は白麻紙を染める行程に入らないといけないのです。
休む間もなく
先日東京で購入した天然染料を煮出す作業へ。
矢車、蘇芳、刈安、丁子、紫紺、クチナシ。
煮出しただけなので、色は
茶、オレンジ、ベージュ、薄茶、薄茶、黄色。
天然さんは3回煮出せるようなので、それぞれ15分ずつ3回煮出しました。
さらに人工染料の紺、水色、オレンジ、茶を作りました。
人工染料は匂いがきつい…
まだ天然の方が草の匂いなので具合悪くならないもんです。



煮出している間に墨をすりすり。
ドラマを見い見い…



そして、
出来上がった色を全部持って上がり、真っ白な紙にのせてきました。
この時間が一番楽しいような気がします。
気づけば0:30。
今日もあっという間でした。



また明日、乾いた様子を見て
今度は裏から染めていくことになると思います。