先日紹介したVinyl Masterpieceはオランダのレーベルですが、今日紹介するBoogie Timesはフランスのレーベル。
いずれも80年代のファンク系音源を精力的に再発しているレーベルですが、Vinyl Masterpieceが私も知るアーチストやアルバムを再発しているのに対し(知らないものも一部ありましたが)、このBoogie Timesのコンピに至っては、聴いたことはおろか、聞いたことのない名前ばかり(笑)
マイナー・レーベルからリリースされたレアな12インチを集めたもののようですが、これが私の中でのこれまでの「レア」という言葉に対する価値観を覆すなかなかの内容(^^)
というのも、そもそもレア(珍しい)というのは、絶対数が少ないからというのも理由の一つであり「数が少ない=良い」なんて公式は絶対に成り立たないというのがこれまでの経験に基づいた持論。
実際、前述のVinyl MasterpieceがこれまでレアとされてきたMaxx Traxxを再発してくれましたが、「この程度なら普通に買えるもので沢山ある」というのが率直な感想で、ただ「市場に出回っていなかった」というだけで大騒ぎするのは如何なものかと。
そして「レア=数が少ない」と仮定すれば「数が少ない=低予算」という図式も予想されるわけで、『レア=音が悪い』というのもこれまでの経験に基づいた感想。
結局「良いものを聴きたい」の究極がレア盤の発掘なわけで、近くに良いものがあるのに「レア」を理由に音楽を聴くなんてお金の無駄使い以外の何ものでないということ。
前置きが長くなりましたが、この『Boogie Times Presents The Great Collectors Funky Music』、レアかどうかはともあれ、内容的にも音質的にも問題なく、普通に楽しめるコンピとなっております。
前半の女性ヴォーカル・フューチャーものよりも後半の男性リードもののほうが断然カッコいい。
一番のお気に入りはハイ・テナーのリードが心地よいCharms「Givin' It Up」かな(^^)
右記で試聴できます。 boogie-times.com
ちなみに2月末には『Vol.2』もリリースされる予定とのこと。
(80's Soul/Funk、『Boogie Times Presents The Great Collectors Funky Music』、1981~1987)
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