「Bossa Tres」は「2007-11-28」に紹介した「Meirelles E Os Copa 5 / O Som」でピアノを弾いていた「Luis Carlos Vinhas(ルイス・カルロス・ヴィーニャス)」が率いるブラジルのトリオで、
彼らの作品を「ボサ・ノバ」的な視点から観れば、1966年の『Os Reis Do Ritmo』に軍配が上がるかもしれないけど、「ジャズ(ハード・バップ)」的な視点から観れば断然コチラ...♪
かつては編集盤の『Bottles』でしか聴くことができなかったものの、2007年の5月に「Bomba(ボンバ)」レコーズさんから「リマスター紙ジャケ限定盤」でリイシューされたもの...^^
■ Bossa Tres / Os Bossa Tres (Audio Fidelity, AFSD5988, 1963) (Re-issue:Bomba, Japan, BOM24080, 2007)
01. Blues Walk (3:12) (Clifford Brown)
02. Ceu e Mar (3:14) (Johnny Alf)
03. Green Dolphin Street (2:54) (Ned Washington / Bronislau Kaper)
04. Menina Feia (2:55) (Oscar Castro Neves)
05. Sol e Chuva (3:26) (D.Payne)
06. Olhou P'ra Mim (2:38) (Ed Lincoln)
07. Bossa 3 Theme (2:41) (Sebastian Neto)
08. Nao Faz Assim (2:35) (Oscar Castro Neves)
09. Somebody Loves Me (3:16) (G.Gershwin)
10. So Saudade (2:09) (Antonio Carlos Jobim)
11. Influencia do Jazz (2:44) (Carlos Lyra)
12. Zelao (3:20) (Sergio Ricardo)
・ Luis Carlos Vinhas(ルイス・カルロス・ヴィーニャス)(piano)
・ Sebastian Neto(セバスチャン・ネト)(bass)
・ Edison Machado(エジソン・マシャード)(drums)
のっけから軽快かつファンキーな「クリフォード・ブラウン」の「01」に心もカラダも踊らされ(笑)、続く「02」は、随所に小さな掛け声(誰の声だか判らないけど他の曲にもたまに入る^^)が聞こえてくるのがジツに楽しい(^^)
ほか流麗なメロディ・ラインが際立つミディアム~スロウが「03」、「04」、「05」、「09」、「10」、
「01」と同趣向のバップ・ナンバーが「06」、「07」、「08」、「10」、「11」と、
全編とおして曲、アレンジ、プレイ、どれをとっても文句なく、1枚聴き通せる(^^)
はじめに「ハード・バップ」的と言ったけれど、それはあくまで『Os Reis Do Ritmo』と比較した場合であって、やはり「ブラジル産」(録音はアメリカだけど)ということあり...
全般的にドラムスの「リム・ショット」が心地よく響く良質の「ジャズ・ボッサ」であることは、言うまでもない...^^
ちなみに↓画像右は、「Luis Carlos Vinhas」のソロ作『Novas Estruturas』(1964年)で、トリオからテンテットまで曲ごとに変わる多彩な編成による映画のサントラのように美しいアルバム。個人的にはトリオによる「Reza」が大好き(^^)
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