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夫婦別姓等議論深まる中・・・天皇制の廃止こそやるべきだ

今日、2015年12月23日は、戦後70年目の天皇誕生日、日本国憲法が公布されてからは69年目、現憲法が施行されてからは68年目の天皇誕生日となります。日本国憲法で法の下の平等、基本的人権が規定されているにも関わらず、これらと矛盾した封建的な制度である天皇制が68年間も続いていることに私は甚だ疑問を感じます。
イタリアでは終戦後国民投票を実施し、従来の王制を廃止して共和制に移行しました。本来なら日本も同じようになるべきだったと思います。

今月、夫婦別姓、女性は離婚後180日を経過するまでは再婚できないとする民法の規定をめぐる裁判が最高裁で行われました。夫婦別姓は違憲で、夫婦同姓を強制する現行法は合憲という結果の判決になりました。再婚禁止期間に関しては100日以上が違憲という判決が出ました。
夫婦同姓の強制が違憲でない理由について、男女が平等であるべきことは機会の平等であって、夫婦別姓を認めないことは機会の平等に反していないからだとする見方もあったそうです。それはそうだと言えますね。

しかし、「機会の平等」を天皇制と照らし合わせて考えてみれば、皇室が世襲制であるため、皇室の方々は職業、居住地、その他自分の人生を自由に選択する機会を奪われていると言えます。天皇および皇族は選挙権、被選挙権がありません。また、天皇との近親度によって意思による皇族離脱ができたりできなかったり(それによって選挙で投票することや政治家になることができる身になる可能性がある方とない方がいます)。その点で天皇制は機会の平等に反しています。天皇制廃止に向けての議論こそ持ち上がるべきだと思います。
天皇が青年時代に「皇居内には住みたくない」、「町の中に住みたい」などと語っていたことが、沖縄タイムスの11月30日付の「大弦小弦」で紹介されました。同じ人間としてそういった夢を実現させる機会が享受できる世の中になるためにも、日本が天皇制から共和制に変わることを願います。

関連書籍
今こそ問う天皇制―幾千万戦争犠牲者の声に聴きつつ

天皇制批判の常識

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