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英・イラン選挙結果、今後への期待

イランではライシ前大統領が墜落事故で亡くなったのを受け、大統領選挙が行われ、改革派のペゼシュキアン氏が当選した。ペゼシュキアン大統領はヒジャブ着用義務の緩和など、改革を進める意向を示している。しかし、イランには大統領の上に最高指導者がいて、最高指導者が絶対的な権力を握っているため、改革は限定的になる可能性が高い。
最高指導者はイスラム法学者(聖職者)から選出されることになっていて、終身制。大統領も聖職者が選ばれることもあって、ライシ前大統領も聖職者だった。そのため、多くのメディアで「ライシ『氏』」ではなく「ライシ『師』」と表記していた。
大統領の上に最高指導者を置く政体はイラン独特で、他の共和国では類を見ない特殊な点だ。
抜本的な改革を行い、民主化(イスラム教の教義が法によって強制されない自由で世俗的な国に)するためには、最高指導者を廃止すべきだと言えるが、そのためには憲法改正が必要であり、難しいのが現状だ。

イギリスでは総選挙が行われ、労働党が勝って労働党党首のスターマー氏が首相に就任した。
ヨーロッパ大陸の多くの国で右傾化が見られる中で、イギリスは左傾化傾向にあり、今回の総選挙で保守党が敗北し労働党が政権を奪還すると予想されていた。
イギリスが左傾化するのは良いことだと思う。労働党には昔から君主制廃止論者も少なくない。世襲制である君主制は人権や自己決定権の尊重、法の下の平等、多様性といった現代社会における価値観と矛盾したものであり、廃止されるのが望ましい。バルバドスでは2021年にイギリスの女王を君主とする君主制を廃止し共和制に移行した。同じく英連邦でイギリスの国王を君主としているオーストラリア、ジャマイカなどでも共和制移行を検討する動きが見られる。そういう流れの中で、イギリスでこそ王制を廃止し共和制に移行しようという動きが起こってほしい。

イギリス "王室不要論"

生前退位-天皇制廃止-共和制日本へ

よさまつ 天皇制 YouTube

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