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天皇誕生日に寄せて

今年、天皇が生前退位の意向を表明された。インターネットを見ると、保守派からはこの「生前退位」という言葉(を多くのメディアが使っていること)が無礼だという意見が多数聞かれる。天皇は「譲位」と言って「生前退位」とは言っていないのにメディアはなぜ「生前退位」という言葉を使うのかという意見も見られる。私の見方としては、お気持ち表明にあたって「退位」という直接的表現を使うと憲法の「天皇は政治的権能を持たない」という規定に抵触するとして避ける方向で調整するということをニュースで聞いたので、天皇は「生前退位」という言葉を使いたくても使うことが許されないのではないか、もしそうだとしたらかわいそうだと思う。自分の人生をこうしたいと述べることすら憲法違反になるおそれがあるとしてはばかられる身分があるのは現代社会にふさわしくない。普通に考えたら、人間として当たり前の権利なのにね。

有識者会合では半数以上が生前退位に難色を示し、国益や伝統を優先して天皇のお気持ちを無視した形となった。上から目線の言い方になるが、有識者会合の成果は0点に近い。仮に、天皇制を廃止して共和制を導入しようという方向に話が進んでいたら、それは100点だと思う。
天皇制が廃止されて今の皇族の方々が普通の人間となれば、職業選択の自由や自己決定権が享受できるようになる分、彼らの人間としての可能性はもっと広がると思う。

10年前の2006年、皇宮警察の方が自殺しました。遺書がなかったため動機は不明だが、私はその時新聞記事を見て、彼はきっと法の下の平等や人権と矛盾した天皇制の存在に悩んでいたんじゃないかと思いました。

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