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19世紀から共和制が主流のアメリカ大陸

先週土曜日の世界ふしぎ発見の舞台になったペルー。旅サラダの「海外の旅」では6月にはペルーを取り上げていた。

そのペルーは、1821年にスペインの植民地から独立し、独立当初から共和国だった。他のスペイン領だった中南米諸国も、19世紀に、多くは共和国として独立した。当時、アメリカ大陸(米州)以外では共和制の国は非常に少なく、君主制の国が圧倒的に多かった。ヨーロッパでは19世紀に新たに独立したギリシャやベルギーも王国として独立した。そんな中で、米州では19世紀から大部分の国で共和制が敷かれたことに注目したい。
中世のヨーロッパにも共和国はあったが、近代的な共和制の基礎を築いたのはフランス革命とアメリカ合衆国の独立だろう。
米州でもメキシコ、ハイチ、ブラジルは君主制だったことがあるが、短い期間で共和制に移行した。ブラジルも帝国として独立したが、ヨーロッパのポルトガルよりも早く共和制に移行した。米州で19世紀から多くの国が共和制を採ったのは、アメリカ合衆国の影響があるだろう。現在、南北アメリカでイギリスの君主を頂く英連邦王国はあっても自国に君主のいる国はない。

中国は1912年に共和制の中華民国が成立したが、ヨーロッパではその後もフランスなど一部の国を除いてまだ君主制だった国が多かった。イタリアも、ドイツも、オーストリアも、東欧の国の多くもそうだった。そう考えると、中国も世界的に見て共和制に移行したのが早い方である。

ひるがえって、日本を含む一部の国では21世紀になった今も君主制が続いているが、君主制は現代社会と相容れない封建的な制度なので、21世紀のうちに共和制に移行してほしいものだ。

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