政治、日常なんでもチャンプルー

「下2桁20年前後のパンデミック」考

感染症の世界的な流行(パンデミック)のうち特に大規模なものは、19世紀以降では西暦の下2桁20年の前後に起こっている。

1817年から1820年代に流行したコレラ。
当時江戸時代だった日本でも流行し、「コロリ」と呼ばれた。オランダから「コレラ」という病名が伝えられたが、突然倒れて死ぬさまを表す擬態語の「コロリ」と語感が似ているため、いつの間にか「コロリ」と呼ばれるようになったと考えられる。「虎狼痢」などの当て字も用いられた。

1918年に判明(最初に発生したのは1916年とされる)し、1921年まで流行したスペイン風邪。
最初に流行が始まった国はアメリカ。第一次世界大戦下で情報統制が敷かれていたため、アメリカを含む多くの国でこのインフルエンザの流行についてあまり報道されなかった。そんな中、中立国のスペインでは大々的に報道され、スペインを通して世界に広く知れわたったことから、スペイン風邪と呼ばれるようになった。発生源には諸説あって、フランス説、中国説もある。

2019年に始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。

スペイン風邪が流行した時期とおおむね重なる1920年前後に君主制を廃止した国が多い。
1917年、ロシア
1918年、ドイツ
1918年、オーストリア=ハンガリー
1924年、トルコ
また、このころ王国として独立した国は、すぐに共和国に移行した(フィンランド、リトアニアなど)。

現在、王室や皇室で生前退位や王室離脱といった動きもあり、テレビニュースやインターネットなどで君主制に対して人権の観点から問題視する見方が広がりつつある。また、COVID-19の流行に見舞われた中で王室・皇室のためにお金をかけることに対する批判が起こる可能性も予想される。そんな今だからこそ、(スペイン風邪の時みたいに)現存する君主制の国が共和制に変わっていってほしい。

よさまつ 天皇制 YouTube

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「政治」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事