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「Brexit」にはオリジナルがあった:「Grexit」とは

今日はイギリス総選挙から1週間。

去年行われた国民投票でイギリスはEUから離脱することが決定。イギリスのEU離脱を俗に「Brexit(ブレグジット)」という。「Britain(ブリテン)」(イギリス)と「exit(エグジット)」(離脱)を組み合わせたものだ。しかし、離脱派が勝利した投票結果を後悔する声も多く、「Britain」と「regret(リグレット)」(後悔)で「Bregret」(ブレグレット:イギリスの後悔)、「Regret」と「exit」で「Regrexit」(リグレグジット:後悔の離脱)という言葉も生まれた。

さらに、ギリシャの英語名「Greece(グリース)」と「exit」を合わせた「Grexit(グレグジット)」というのもあって、これは「ブレグジット」という言葉が生まれる前から存在した。「グレグジット」とはギリシャがユーロ圏から離脱しようという動きのことをいう。ギリシャが経済危機にあった2012年、ユーロ圏から離脱し、通貨を以前のドラクマに戻そうとする動きがあった。ウィキペディアでブレグジットについて調べている時、偶然「グレグジット」というページを見つけて知った。

英語の発音により忠実にカタカナで書き表せばそれぞれ「ブレグズィット」、「グレグズィット」。

ちなみにギリシャ語では・・・

ギリシャのことを自国のギリシャ語では「Ελλάδα(エラザ)」という。英語では「Greece」で、これをギリシャ文字に転写すると「Γκρης」となる。「グレグジット」はギリシャ語で「γκρέξιτ」という。
ギリシャ語における外国の固有名詞の特徴でも述べたように、ギリシャ文字の「Β/β(ベータ)」は古代ギリシャ語では[b]で発音したが現代ギリシャ語では[v]で発音し、現代ギリシャ語で[b]の音を表す時は「μπ」と表記する。しかし、ギリシャで古くから認識されている外国の地名や国名は「b」を「β」で受け、発音も[v]になり、「イギリス」(英語の「(Great) Britain」にあたる)はギリシャ語で「(Μεγάλη) Βρετανία」((メガリ・)ヴレタニア)という。でも、「ブレグジット」はそのまま英語から音写して「μπρέξιτ」となる。

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