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ローマ字で使わない文字は機能補助に

アルファベット26文字のうち、L、Q、Xの3文字は日本語のローマ字では訓令式、日本式、ヘボン式のいずれにおいても使用されない。そのうちQはローマ字仮名入力で「QA→くぁ」、「QI→くぃ」、「QE→くぇ」、「QO→くぉ」または「QWA→くぁ」、「QWI→くぃ」、「QWE→くぇ」、「QWO→くぉ」の入力に割り当てられている。残ったLとXは前に付けて小書きの仮名を単独で入力する際に使用される。
例:
LYA/XYA→ゃ
LTU/XTU/LTSU/XTSU→っ
LA/XA→ぁ
また、小書きすることが(拗音、促音、外来語音などと違って)発音的意味を持たない「ヵ」と「ヶ」もそれぞれ「LKA/XKA」、「LKE/XKE」で入力できる。
Lに関しては「小さい」を意味する英語の「Little」または「small」から取ったという説もあるが、単純に日本語のローマ字で使わない文字をあてたものだと思われる。

小仮名を単独で入力する際LかXのどれかを前に付ければ良いわけだが、私はXで入力している。Lだと英語のLの発音を連想してしまうから。一方Xは表す音はあるけど、未知の値を表す記号として使われたり、その字形から「交わる」という意味で使われたり(digital transformationを略してDXとするなど)するから、Xの方がしっくりくる。

これで言えることは、通常のローマ字(表記)で使わない文字は入力において必要な機能を補うのに活用されている点。

中国語でも似たような例がある。ピンイン(中国語のローマ字)ではアルファベット26文字のうちVは唯一使用されない。しかし、それとは別に「Ü/ü」という文字が使用され、「ウ」の口の形で「イ」を言うような発音の母音を表す。パソコンの中国語入力ではÜはVのキーで入力することになっている。中国のパソコンでもVのキーにÜが併記されていないのが普通らしい。例えば「女」は「nü」、「緑」は「lü」と読むが、それぞれ「NV」、「LV」と打って変換する。変換キーを押す前の画面表示は「nv」、「lv」である。書かれたピンインでもÜがVで代用されることもある。

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