ロシアのウクライナ侵攻でイランから供与を受けたドローンなどの武器が使われている。ロシアへの武器供与をストップさせるためにも、イランの体制が変わることが望ましい。
イギリスでは深刻な物価高の中看護師の賃金が上がらず、生活費も充分に確保できない状況に陥っているため、看護師たちは賃上げを要求するストライキを起こした。
これをきっかけに王制廃止を要求する動きも起こればと思う。王族は同じ人間でありながら伝統を守ることや国の象徴として振る舞うことが優先され個人としての権利が守られない点(王室を離脱したヘンリー・メーガン夫妻も王室の人は自分たちの言い分を聞いてくれないと嘆いていた)があり、王制は自由、平等、自己決定権、多様性が叫ばれる現代の潮流に合わない。これまでの歴史を見てみると、君主制の廃止は国民が経済的な不満を抱えている時に起こりやすい(例えばフランス革命やロシア革命)。このことから、イギリスは今こそ君主制廃止に向かう可能性が高まることも考えられ、期待したいところだ。
中国では習近平国家主席が異例の3期目に突入した中、ゼロコロナ政策に反対するデモが各地で起こり、「習近平退陣」も叫ばれた。これを受け、政府は政策転換し規制緩和を進めた。しかし、政策転換は感染の急拡大も招いた。ゼロコロナ政策は感染者が一人でも出た自治体は即ロックダウンし(このロックダウンが世界一厳しいもので、食料の調達なども大幅に制限された)、住民全員に強制的にPCR検査を受けさせるなど、行き過ぎであった。規制が緩和されたのは良いことだが、PCR検査場の閉鎖も相次ぎPCR検査を受けたくても受けられない人が多く出るなど、政策転換も行き過ぎた面もある。
ゼロコロナ政策の撤廃は国民の要求を受け入れたものだと言えるが、政策転換によって混乱を招いたことへの責任も問われて習政権が揺らぐ可能性もありそうだ。
台湾では11月に行われた統一地方選で与党の民進党が敗北し、国民党が勝利した。民進党は独立志向が強く、国民党は中国と融和路線である。中国の習近平政権が台湾統一へと圧力を強める中、蔡英文総統が中国政府に対して批判的で、中台間の緊張が高まっていて、このままでは危険だと感じたのが今回の選挙結果の主な要因だろう(経済政策などに対する不満の影響だという指摘もあるが、中国との問題の影響が大きいだろう)。
国民党は大陸から来た政党で、将来的には大陸に帰るという建前を持っていた。これを考えると、国民党の大陸での活動も認めてもらえるよう中国政府と交渉し(中国政府は国民党には協力的な姿勢を示していることを考えると、認めてもらえる可能性はありそう)、中国が共産党と国民党の二大政党制に移行する、21世紀版「国共合作」が実現する可能性もありそうだ。
「中華連邦構想」と言って連邦制による中国と台湾の統一が提唱されたことが過去に何度かある。今こそ中華連邦構想を打診するのも良いと思う。
一旦は統一して、独立が許されるような機運になったころに独立するのもありだと思う。
今後(中国との関係という点で)台湾が向かう道はいくつかの可能性が考えられるが、武力衝突だけは絶対に避けたいものだ。お互いに平和的に発展していける方法を模索する知恵が求められている。
イギリス "王室不要論"
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