世界ふしぎ発見～聖なる島1000年ミステリー！歴史迷宮モン・サン・ミシェル～

モン・サン・ミシェルは海に囲まれていて、干潮時に歩いて渡って巡礼に行っていたが、干潟になっていて足がはまってしまうこともあり、巡礼は苦行だった。昔は干潟にはまる人は魂が重く、魂が重いのは罪の多い証拠で、足がはまってしまう人は罪が多く地獄に行く人だと考えられたので、足がはまった人をあえて助けなかったという。

モン・サン・ミシェルを建てたオベール司教の頭蓋骨には穴が空いている。
オベールは眠っているとき夢の中で聖ミカエルから「あの岩山に聖堂を建てよ」というお告げを受けたが、オベールは単なる夢だと思って気に留めなかった。何度か同じ夢を見たがお告げを無視し続けたため、ミカエルは信じさせるためにオベールの頭に穴を空けたという。そこでオベールはようやくお告げを信じ、モン・サン・ミシェルを建てた。
オベールの頭蓋骨の穴を科学的に調査すると、外科的手術によるもの推測した。ミカエルのお告げを受ける夢を見たときはすでに頭蓋骨に穴が空いていて、穴がそのような夢を見るようになった原因だったのかもしれないね。

18世紀から19世紀にかけてフランスでは高い建物の屋上に腕木（うでぎ）と呼ばれる装置が設置され、通信に使われた。

イギリスのコーンウォール地方にモン・サン・ミシェルそっくりの島がある。セント・マイケルズ・マウントで、これをフランス語にするとモン・サン・ミシェル（聖ミカエルの山）で、まさに名前もそっくり。教会があり、聖ミカエルを祀っている。

ヨーロッパの聖ミカエルが祀られた聖堂を結ぶと直線になる。レイラインと呼ばれ、夏至の日の太陽の軌道と一致している。

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9月29日はミカエルの祝日で、それにちなんで日本では「洋菓子の日」となっている。

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