「ぼくは皇居内に住みたくない。皇居はなるべく早く開放して大衆向けの公園に使ってほしい。」明仁天皇が青年時代に語った言葉が取り上げられていた。「町の中に住みたい」とも言っていたそうだ。その夢が実現しないまま82歳の誕生日を迎えたことも強調していた。
これは明仁天皇自身も天皇制廃止を望んでいることを意味していると私は思う。
戦後制定された日本国憲法に盛り込まれた法の下の平等、基本的人権(居住および転居・職業選択の自由)と矛盾しているにもかかわらず、日本は天皇制を存続する道を選んだ。あの時仮に天皇制を廃止して共和制を樹立していたら、その夢がかなっていたはずだ。
周囲との落差に悩まされがちな身分である天皇が今後も継承され続けることを考えると、それこそかわいそうだ。天皇制が続く限り、これから先の代の天皇も「皇居内に住みたくない」などという明仁天皇と同じようなことを思う可能性は十分にありえる。そういった連鎖は断ち切ってほしい。
現在、皇居の一般公開が行われるようになったが、そうではなく、皇室という身分を廃止し、皇居は完全な公園になるべきだと思う。
11月30日に沖縄タイムスの大弦小弦を読まれた方、あるいはラジオニュースでその内容を聞かれた方は、どのように思われたでしょうか?
なるべく早く天皇制が廃止されること、それを実現させるために天皇制を廃止すべきだと考える人ができるだけ多くなることを願わずにはいられない。
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