エコエコアザラク

2005-03-23 17:06:26 | 日報
 えーっと、エコエコアザラクは全く関係なくて、エコの話w
 エコとか環境に優しいとか。私的には環境関係の商品やサービスは非常に成功しているように思えます。
 その最大のポイントはリユーズ=リサイクル。と錯覚させているところ。リユーズ(再利用)すればペットボトルはペットボトルとして使えますが、リサイクルすればペットボトルにはなりません。つまりペットボトルを買えば買うほど、ペットボトルを再利用した製品は増えるものの、ペットボトルは石油からしか作れないので資源自体はどんどん減っているのです。
 しかし、私たちはそんな事など考えずにペットボトルを消費して分別リサイクル行きです。環境に配慮している気分を味わいえると言う仕組み。
 それに加え、私なんかはケチることに微妙に快感を覚える体質です。歴史を見てきても、日本人の体質はけっこうそんな感じな気がします。その本能ともいえる部分を刺激するんですよ。リサイクルって言葉は。更に、少しでも支出を減らす、と言うことに快感を覚える人もこれに食いつきます。市場として成り立たない地味なリユーズから、市民権を得ていて市場が成り立っているリサイクルのほうに目移りするのは当たり前、そしてガンガン再生紙という名のザラ紙と消費してしまうのです。
 更に、企業側は申し合わせたように(申し合わせているのかも知れませんが)連携が取れてます。いつの間にかエコのイメージ色が薄緑になり、エコ関係の規格(あるいは指標)が乱立して、環境庁は環境省に、予算は増える一方です。

 いや、こんなに批判しておいて、けっこうエコ好きなんでいいんですけど、自己満ですが。
 が、本当に環境にいいかというと、そんなこともありません。実際に資源はどんどん減ってますし、一番石油食ってる輸送産業の改革は大気汚染問題にすり替えて、抜本的な解決には未だほど遠いのが現状です。(電気自動車とか電車とかいうヤツ、電気も資源食って作られてます。クリーンエネルギーも未だインフラが確立してません)

 とりあえず、今の市場によって作られたかりそめのエコや、ユーザーによって作られた市場に不利益なエコじゃなくて、本当のエコと市場が両立する時代が来たらいいもんですな。

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