祇園でお茶屋遊びが日常だった父親は節季払い!
その時は必ず私に手土産を持って・・・
子ども心に嬉しくて嬉しくて おばちゃんが大好きでした
そのおばちゃんと言うのはお茶屋のおかみさんでした
芸舞妓の花代もお料理代もタクシー代までも立て替え払いしてくれているのです
それを年4回の節季に集金に来られるのです
父親は得意先や友人や果ては母親の兄弟までも連れての祇園通いでしたから
その支払いは相当なものだったと思います
たまには母親も連れて行ってたそうです
そんな母親不在の夜は幼い私は子守のお姉さんと寝ていたそうです
後々「おちゃこちゃんのお母さんは母親違ごうたし~!」→母性が薄いって事・・・
なんてちょっと軽蔑を交えて思い出しては話していました
わたしの鈍感性格やケセラセラ性格は母親ゆずりなのかも・・・
でも、そんな一見無責任に思える母親の性格は大好きでした
ケセラセラ性格の原点ここにあり???
今でも時々ふっくらした節季のおせつさんを思い出します