二つ心 管理人ざんげ室

小夜@管理人の駄文『二つ心』制作ノート。へたれ管理人の言い訳部屋とも言う・・・。

さそり座の心臓。

2006-09-19 17:51:11 | 残夜
えー、「蠍(さそり)」という文字は古来「蝎」とも書かれまして。
蛇蝎(だかつ)の「蝎」ですな。
蛇蝎の如く、というのはヘビやサソリのように嫌われる例えです。

で、これが土方さんとイメージが被ってねぇ(苦笑)。
新選組内部では彼、蛇蝎のように嫌われてたかなーと思っちゃって。

で、さそり座の心臓と言われるアンタレスは軍神アレス(=火星=災い星)に立ち向かう者であるわけですし。
そこでまたイメージが重なるわけですよ。

官軍の軍神って言ったら誰なのかな?
私はなんとなく乾退助(板垣退助)を思い浮かべちゃってたけど(笑)。
格が違うだろ!とお腹立ちご尤も(そうなのか)。

まあ、具体的に人でなくとも、これから来るべき戊辰戦争であったりとか。
そういうものに立ち向かう姿を想像して・・・やに下がってました(赤面)。すんまそん。

そういう妄想からできた話でございました、ということです。
・・・バラさなきゃ良かったかな(もう遅い)。

この後に彼らを待ち構える運命を、夜空に仰ぎ見ている図・・・のつもり。
全然書けてないけど。

なので、真っ赤に燃えて暑苦しかった、と小夜が夢に見てます。うなされた、とまで言ってる。

間も無く現実になるとも知らずに。
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夜干しにまつわる俗信。

2006-09-19 17:24:27 | 残夜
オカルトネタじゃないよ!

夜干し=洗濯物を夜中に外に干したままにしておくことは、やってはいけないことだったらしい。つか、今でも年寄りは嫌がりますな。だらしないと言われます。
でも洗濯物溜まってたりしてさー、夕方から晴れたりしたらついやっちゃいたくなるよね?
ま、考えただけでも健康に悪そうではあるので、やるなと言われるのは判らんでもないけど。

で、昔の人は戒めとしていろんな話を考え出したわけだ。

曰く、夜干しすると病人が出る、死人が出る、赤子が夜泣きする等々。
地方によって違うようですが。

死人が出る、というのでは本編の場合洒落にならんので今回は一番罪の軽い(?)赤子が夜泣きする、というのを採用。
土方さんとこ(=日野)にこういう俗信があるかどうかは不明(爆)。
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猫の恋。

2006-09-19 17:14:46 | 残夜
「猫の恋」は春の季語ですな(爆)。

猫の発情期は基本的に春と秋・・・だと思ってました、つい最近まで。
そしたら違うんだってね。
メス猫は生後8ヶ月ぐらいから始まって、3カ月おきだって。
オス猫は発情期のメス猫の発散する匂いで発情するんだって。

知らなかったー。

でも、だったら、この時期にフクチョーが発情しててもおかしくないやね!
からかわれたんじゃないやね?
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余計な事情。

2006-09-15 15:34:03 | 残夜
小夜が聞きたくないと言った余計な事情を幸が敢えて言ったのは、たぶん予防線だと思います(判りにくい・爆)。
悪い噂に惑わされぬよう。
小夜は思い込みが激しいので(笑)、冷静な判断が出来なくなると困るんで。

幸は、小夜が世間の事情を知らないため、逆に副長の居心地の良い場所となっているのを知っている。
その彼女にわざわざ事情を話すのは、土方さんのことを毛嫌いして欲しくないからだと思います。
無理に好きになれとは言わないけれど、せっかくここへ骨休めに来る人を毛嫌いして欲しくない。だから、もし彼に関する悪い噂が耳に入っても、それを否定できるぐらいの事情は知っていて欲しい。

「だってこんなこと、ここしか言えるとこ無いからね」
というのは、その通りで。
自分の頭の中にあったことを整理する意味もあったかな?
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金看板は汚さない。

2006-09-15 15:16:23 | 残夜
近藤さんって、紛れもなく新選組の金看板ですよね?
土方の知名度なんて無いに等しい。当時は。
その後も「燃えよ剣」が世に出るまでは近藤さんの方が圧倒的に知られている。
内部的にも、創成期の新選組=試衛館チームでさえ(というか当たり前だけど)近藤さんに従って、彼について行くという心持で集まって来た仲間なわけだ。土方なんて添えモンだ(土方ファンの皆様すいません。私も土方ファンです・爆)。
なので、新選組のイニシアチブは近藤さんが握っているはずだ。

でも、それが自分の意に反した方向へ向かった時は違うんですよね。
日本人って、悪いことは全て№2の責任にしちゃう。
側に居るヤツが悪いってことになる。君側之奸とか言って。
賊軍も家老は斬首(切腹)されるけど、藩主は生き延びる。全てそういう考え方。

で、土方さんもそういう立場なわけだな。
良いことは近藤さんの手柄で、悪いことは土方さんの仕業だ。
それは仕方ない。当時の考え方で言えば。

それを覆したのが「燃えよ剣」だよね。
近藤さんをお神輿に、土方さんを担ぎ手として描いた。
以来、立ち位置が逆転したまま、それがデフォルトになった感がある。

でもさー、実際はどうなのよ?と思うわけ。
局長を差し置いて副長が何でも決めてくわけは無いだろーと。悪いことしか思いつかない副長なんて要らねーだろと。逆に「人望」と「勢い」だけでは世の中渡って行けんだろと。

だからつまり、何にしろ局長&副長の総意なんだろうと。
あくどいことにしたってさ。土方一人がやったわけじゃない。
新選組のやったことには全部、近藤さんの意思が働いていると考えるのが自然でしょ?

ただ、金看板は汚さずに№2が泥を被るのが、日本人的には落ち着く構図なんだろうな、ということです。
それを本人たちもわきまえているだろうと。

もしかしたら土方という人間はそれを利用したかもしれないと。
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暗殺者。

2006-09-15 14:34:06 | 残夜
さて、武田観柳斎を暗殺した実行犯に斎藤さんが名を連ねているわけですが。

「手を下したのは新選組じゃないんだ」
と、幸はそれを知りながらその名を小夜に明かすのをためらってます。
言えば小夜がどんな思い込みをするか、心配だったのだろうと思われます(笑)。
というか、まあ、要らぬ心配をかけたくなかったのかと。

暗殺の指令を出した側=副長の手掛けという立場にありながら、予想通り何も知らない体の小夜を見て、自分がそれを言う立場じゃないな、と抑えたのかもしれません。
いたずらに憶測を巡らすようなことをさせるよりは、自ら本人に切り込んで行って欲しかったのかもしれないし。今すぐにではなくとも。
いづれ真実を知るまでは、偏りがちな情報は隠蔽して置いた方がいいと思ったのかも。
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人材派遣。

2006-09-15 14:14:42 | 残夜
新選組の幹部が暗殺された、と幸が言ってるのは武田観柳斎暗殺のことです。
実行犯は斎藤一と篠原泰之進と言われておりまして。その他にも諸説あるみたいですが、本編ではこの二人を採用(笑)。
従来、この説に関して疑問とされているのは、この時期この二人は伊東甲子太郎と行動を共にしていて新選組を出ているはずなのに、新選組の幹部である武田観柳斎暗殺に係わっているはずが無い・・ってことなのですよね。

私はコレは単純に人材派遣であろうと思ってます(笑)。

だって伊東先生、相当気ィ使って新選組出てるんだよ。
出た後も暗殺されやしないかと怯えてるし、先の「切腹5人」にしても新選組の反応にかなーり気を使ってると思うんだ。
「私は別にアナタ方と敵対してるんじゃありませんよー、方法論が違うだけですー」という、判ったような判らないような理屈で危うく相手を納得させて出てきてるわけで。組織は別だけど協力体制にある、という関係(表向き)。

それを、近藤・土方が逆手に取って試してる感がある。
「ちょっと面倒な仕事があるんだけどー。斎藤クンと篠原クン、こういうの得意そうだからさー、ちょっと貸してくんない?すぐ返すから」とかなんとか(笑)。
「相手は一応、新選組の幹部だしさー、仲間内で殺り合うわけにはイカンでしょー?」とかなんとか。さんざん殺り合ってるくせに白々しい(苦笑)。
絶対断れないと確信しつつ頼み事。

自分達が疑いをかけられているらしい、その同じ「薩摩藩とのLoveLove嫌疑」で武田観柳斎を殺れと言う。断ればますます疑われること必至。言われた通りに人材派遣しといた方が無難。と伊藤先生は思ったに違いない(笑)。

伊東先生カワイソー。
近藤・土方、人が悪ぅ~。
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切腹5人。

2006-09-15 13:29:36 | 残夜
これは伊東甲子太郎の分派に伴って起きた移籍騒動のことです。
とは言え、伊東さんが屯所を出てから3ヶ月ぐらい経ってますけど。

分派の際、伊東側と新選組との間でその後の移籍を禁じていたにも拘らず、新たに5名、移籍を希望して屯所を出ちゃった人達が居た。
新選組の幕臣取立てに反対だったとか、伊東側の置いて行ったスパイだったとかいう話もある。なので後から合流する予定だったと。
で、予想に反して?伊東甲子太郎はこの5人の受け入れを拒絶。
当初の新選組との取り決めを守った形ですけど、切腹させるぐらいなら例外的に受け入れてくれたっていいと思うんだけどー。でも拒絶したんだなー。

近藤&土方に良く思われたかったからかもしれず、それほど、出てきた新選組には気を使っていたということなのかも。
それとも単に冷たいだけか(爆)。

本人達は新選組に戻ることを頑なに拒み、守護職屋敷で持たれた話し合いの途中で自刃。
という流れなんですけれど、新選組に斬殺されたという見方もあり。

本編では自刃という解釈を採用しました。
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流し台。

2006-09-15 13:14:33 | 残夜
小夜んちの流し台、この時代はどこもそうだと思うけど、座って使うタイプです。

あのー、この時代、台所仕事って座ってするのよね。正座して、時に立ち膝で。
現代人には苦痛以外の何物でもない!
水道無いから水瓶から水を汲みながら、溜め水で洗い物しなきゃいけないし。
ああ、使いづらっ!
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休息所の作り方。

2006-09-05 12:32:09 | 残夜
「(新選組の)余計な事情は教えないで!」と小夜が言ってて。それは自分の主人に関する情報ってことなんだけれど。

彼女は新選組やらの面倒なことに係わりたくない一心で日頃からそうしているワケですが、それに対して幸が何か気付いてます。

いろんなシガラミにがんじがらめ状態の(恐ろしいものを連れている、と幸には見えた)副長がなぜ復調したか。
下駄と一緒に憑き物を払ったのだと・・・小夜にはそう言ったきりですが。
でもここで、改めて気付いたわけです。

やっぱりコイツのせいだ!と(笑)。

たぶん土方さんは、他人の事情や価値観なんて全然気にしないヤツ(=小夜)に振り回されることで、僅かの間にせよ、自分の事情を忘れることが出来たんですよね(もちろん好むと好まざるとに係わらず、ですよ・笑)。夢中で走り続けているなかで、ちょっと立ち止まることができた、っていうか立ち止まらざるを得ないっていうか(横道に逸れたとも言う(^^;)、まあ・・小休止できたわけですよ(無理矢理)。
そこで、自分でも気付かないうちに、本来の自分に立ち返ることが出来たんじゃないか?

すげーな小夜!と幸は思っているかも(笑)。
橋の下が異界どころか、そもそもここが異界じゃないか!と。
外界(の情報)をシャットアウトすることで、ちゃんと副長の逃げ場(緊急避難場所)になってる。本来の「休息所」の役目を果たしてる。
それも、場所だけならここは仕事場の延長。小夜が居なけりゃ意味が無いのだ。
コイツの自己チューさ加減が、他の諸事情を吹き飛ばしてくれるのだ!
面白ぇ~vv
しかも当人達が全然そのことに気付いてないってのがまた面白ぇ~!


・・・でも言わない(笑)。言ったら小夜が反発するのは判りきってるから。
心の中でふふ~んvと面白がってるのが幸ちゃんですv
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