二つ心 管理人ざんげ室

小夜@管理人の駄文『二つ心』制作ノート。へたれ管理人の言い訳部屋とも言う・・・。

土方さん的四十九日の過ごし方。

2004-12-28 20:27:20 | 桜会
山南さんの四十九日の頃、土方さんは何をやっていたかというと、隊士募集のため江戸に東帰してます。

しかも四十九日に当たる四月十三日は、故郷の日野宿佐藤彦五郎さんの家に逗留してるんです。つまりオフ日なんですね。三泊四日したうちの二日目。
それなりに入隊者の勧誘とかしたかもしれないけれど、それでも休養は兼ねていたかと。
翌日には小島鹿之助さんも遊びに(?)来てますから、昔話に花が咲いたかもしれませんが、四十九日に当たるその日は故郷のぬくもりを満喫したと思いたい。
そして一瞬でも、亡き山南さんのことを思い出してくれていたら嬉しいな。
だって、そのためのオフ日だと思えなくもないし。

この日のこの行動に気づいた時の嬉しさと言ったらなかったな。こんな土方さん、大好き(こんなところで改めてコクるか・汗)。

ちなみに、甥の源之助(土方の実姉おのぶさんと彦五郎さんの長男)を新選組に入れたいと言って、おのぶ姉に叱られた(正しくは猛反対された)のはこの時のエピ。
土方さん、故郷に帰って安心したのか、いろいろかわええ~♪
でも農家(しかも日野宿の本陣を務める家柄)の長男をヤクザな家業(=新選組)に勧誘しちゃイカンな(笑)。ってか、なにげに土方より強いおのぶ姉が好き♪
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桜餅。

2004-12-23 20:26:55 | 桜会
在所では桜餅と言ったら道明寺。
道明寺粉を使ったピンクのお餅の中につぶ餡が入ってるものしか有りません。もちろん、塩漬けの桜の葉にくるんであります。
子供の頃から桜餅と言ったらこれしかありませんでした。

カルチャーショックは二十歳を過ぎて出かけた弘前の地で起こったのです。
弘前城の夜桜を楽しんでいると、傍らに桜餅の露店が出ていたのです。桜を観ながら桜餅かぁ。桜三昧だなぁ。
ってなもんでふらふらと露店に近付き買い求めようと品物を見た瞬間、なんじゃこりゃ?
一瞬、柏餅かと思いましたよ。
でもくるまれている葉っぱは桜の葉だし、お餅(?)の色はピンクだ・・・。店先にはデカデカと「桜餅」と書いてあり、売っているのは一品だけ・・・。
うっそー!何これ?弘前の桜餅ってこんな??

他にも似たような露店があったので片っ端から覗いてみると、在りました。これぞまさしく桜餅と言えるものがわずかに・・・。
でも表示が違う!「道明寺」だって・・・・。
何それ?道明寺って何?どこのお寺?

不思議に思って帰ってから調べてみました。
そうしたらその通り。桜餅って焼き皮(長命寺って言うんですって)にこし餡のモノが一般的みたい。道明寺粉の桜餅ってマイナーだったらしい(愕然)。

それ以後、なんだか自分の住んでいるところが凄く田舎のような気がしてたんですが、今回、そうではない事が判りました(^^)v↓

ttp://www6.plala.or.jp/mugichan/kashi/sakuras.htm

道明寺粉の桜餅は関西系なんですって!
幸&小夜が食べてるのは道明寺粉の桜餅なんですよ!
ワーイワーイ!なんか嬉しい!

それにしたって何故それがこんな東北の太平洋側の港町に???関西系なら日本海側の弘前に伝播するべきものなんじゃないの?
ナゾは深まる一方。誰かおせーて。
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正直者。

2004-12-22 20:26:23 | 桜会
土方さんは正直者ですからネェ・・・。
いや、口ではそうではないけど、態度に出るね。
小夜にまで読まれてやんの。

このふたり、レベルは同じ。(^^)

そんなレベルでいつも居るとは思いませんけどね。
仕事の時はもっと鉄面皮で居ると思います。
子供(小夜)相手には気も緩むってことで。
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墓前の伝言。

2004-12-22 20:26:01 | 桜会
小さい頃、お寺と神社とお墓の区別がつかなくて、祖父のお墓に拍手を打って願い事を唱えていました(爆)。

今でもそのクセは抜けず、まさか拍手は打たないけど、むにゃむにゃと願い事は(心の中で)唱えてしまう。
普通は故人に報告事をするんでしょうけど。

小夜もそこら辺の区別が余り無くて、まるでその場(墓)にその人が待ってでも居るような口調で、土方さんに「伝言は?」と訊ねています。
唄って来いというなら1曲披露して来るぞ?みたいなノリです(苦笑)。
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前髪の分け目。

2004-12-20 20:25:34 | 桜会
日本髪は前髪、左右の鬢(びん)、タボ(後頭部から襟足にかけての部分)、と4つのパーツに分け、頭頂でひとつに結び(元結)残った髪で結った部分は髷(まげ)と言って、ここの形が変わると結髪の呼び名が変わります。

で、前髪を独立したパーツに取らず、真ん中で分けて左右の鬢と一緒に結う形もある。粋でいなせな江戸っ子の姐さんとか。

でもまぁ、大抵は前髪は一まとめでまとまってるのがいいわけで、ぱっくり割れてたりしたら台無しです。
髪を流している時も、分け目のクセがつかないように前髪だけはまとめておく。
これだけは小夜も覚えたらしい。
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桜。

2004-12-19 20:25:08 | 桜会
今日、京都での桜の見頃は大体、3月下旬から4月の上旬のようです。
当時の暦に合わせてみると、2月の末から3月半ばってとこ。

でも単純には行かない。
現在の桜の開花情報の基準木はソメイヨシノ。たぶん今「桜」として本州全般で普及しているのはこの品種のはず。ですがこれは幕末に江戸で開発された品種なので、当時の京坂で一般的であったかどうか。

それともうひとつは温暖化の問題。
暦の上で同じ時期であっても気候はだいぶ変わっています。

なのでソメイヨシノは考えず、この際枝垂桜を登場させようかと思いました。
枝垂桜は今でも、ソメイヨシノより開花は遅い。
・・・と思ったら、それでも3月末ぐらいには開花すんのね?恐るべし京都!(管理人は東北住まい・爆)。

でも、温暖化事情を考えると、幕末の京都で枝垂桜が咲くのは4月も半ばくらいかな?と。
これを当時の暦に変換すると大体3月の20日過ぎ、山南さんの無くなった2月23日の1ヵ月後には見頃を迎えている計算です。(^^)v
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桜会。

2004-12-19 20:17:48 | 桜会
「さくらえ」と読みます。
桜を観ながらの法会のこと。

光縁寺に枝垂桜があったかどうか判りません。今在るかどうかも。
でも、桜は基本的に寿命の短い木ですから、在ったってことにしてもいいかなと(^^;

それにしてもタイトルの割りにしょぼい桜しか出てこないんだけどね。
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江戸仕立。

2004-12-05 20:17:22 | 夏衣
そんな言葉は存在しない(と思う)んですが(^^;。
強いて言えば江戸好み、かな。

お江戸の人は地味な縞の着物の裏地に派手な色柄を持って来て、歩む度にチラチラとほころぶ鮮やかな色彩を粋としました。
それを狙って、着物の身幅を意識的に狭く仕立てることもあったそうです。皆が皆、そうではなくて、おしゃれな若い者の間での工夫なんでしょうけれど。

上は男女どちらにも言えることですが、江戸の女の人は活動的ですからね。お転婆というか。裾からこぼれる緋の長襦袢やら白い脛がセクシーってことも知ってるし。おしゃれな人は自分の見せ方を知っている。自分を演出する術も知っている。
着物の身幅を狭く仕立てれば、動く度裾が割れやすい、凝った裾回しが見えやすい、磨きぬいた脛や足首が見えやすい・・・という具合。

で、それとは別にここからは私の考えなんですけど。
イマドキの若い人が、お正月なんかに晴れ着を着て、ヨチヨチ歩きになってることありますよね?アレ、着物を着慣れないからだと思ってませんか?
私はあの現象は至極自然なことだと思うんです。
着物ってロングタイト・スカートのようなもの。腰回りの径がそのまま裾回りの径になって歩幅を決めるわけですから、ちょこちょこ歩くしか仕方がない。

昔の人は足が短い。なので歩く時、現代人と同じ角度で足を開いたとしても歩幅は小さくて済む。着物の着方もぐずぐずですからすぐ裾が割れる。足の動きを制限されない。
なんら不便を感じなくて済んだんですね。

そう考えてくると現代着物ってなんて片苦しいものなんでしょう。着る者の足の長さは格段に長くなっているのに、裾が割れるなんてもってのほか!という考えでがんじがらめになっている。
これはどっちかというと京坂の価値観なんですよね。現代ではそれが一般的になっているんです。

襦袢の仕立て方には未だに関東仕立てというのが残ってはいますが、関西仕立ての方が着易いとされ、こちらの方が一般的です。
着易い=着崩れしないということだと考えれば、関東風は着崩れを楽しみ、身づくろいする仕草を美しいと感じた着物文化だったと得心できます。

そういう江戸の粋を知っている土方さんが、歩きにくそうな小夜の着姿を見咎めて着物の仕立てに気を使ってくれたのは、彼の思いやりと言うよりは、彼女の不恰好が気に障って仕方なかったから、なのだと思います(^^;
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綺麗?

2004-12-04 20:16:54 | 夏衣
小夜が自己のアイデンティティを取り戻して、どんどん綺麗になって行ったと、幸が言ってるんですけど・・・。
まあ贔屓目という事で。客観的に見てどうかというところは判りませんよ。
これまでよりも多少髪型や衣装に気をつけるぐらいで、どれほどの効果が出るものか判りませんから。
幸ぐらい近くに居て、細々観察していれば見える変化であって、友達だから過大に評価してあげているという感じです。
その後にも歯の浮くような褒め言葉を連ねていますけど、それはまぁご祝儀相場みたいなもんで・・・(^^;

具体的にどこをどんな風に変えて行ったかは、また何かの機会に書いて行きたいと思ってます。
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雨降りお月さん。

2004-12-04 20:16:31 | 夏衣
正しくは『雨降りお月』という題名だそうです。私は「雨降りお月さん」と覚えていた(ばか)。
で、更に歌詞からして唄の主人公はお月さんなんだとばかり思ってたんですけど。どうも違うかもしれない。
最初の「雨降りお月さん雲の陰」という歌詞はその場の情景を描写しているだけで、これは普通に人間の嫁入りの場面なんだと・・。そういう解説をしているものもありまして。お月さんの嫁入りなんかじゃなかった(汗)。

私は1番の歌詞しか知らず、1番しか唄ったことはないのですが、2番はメロディも違うらしい(--;
似通った二つの唄を合体させたらしいんです。
そのあたりの事情はネットで『雨降りお月』を検索するといろいろ出てきます。

いづれにしろ、好きな童謡のひとつ。
「しゃらしゃあらぁしゃんしゃ~ん鈴付けた~♪」のとこが特に好き(^^)v
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