鶴の尾点描

鶴の尾町の四季折々を書いてます。

田の隅に 御幣が

2020-07-29 | 季節

八郎川沿いを散歩していると

田んぼの隅に 御幣が立ててあった、

昔からの しきたりなのだろうなあ、 

御幣が一つ立っているだけで 周りが清められた違う空気が漂っているような感じがある。

 

 

ただの飾り、ってわけじゃないよね、 田の持ち主に尋ねてみたかったが

人っ子一人見えず。

家に帰ってから ネットで検索してみたら ありました。 

 

川から田んぼの水を入れる場所 水口(みなぐち)には「御幣(ごへい)」という、棒に折り込んだ白い紙が挟んであるものが立っています。

これは田んぼの安全を護るために 邪なる物が入り込まないように霊力で防ぐはたらきをする物です。

今まで気づかなかったのか、見たことがなかった。

昔から 人々は豊作を神様に祈ってきたのでしょう。

秋祭りは 収穫を神様に感謝し 喜ぶ祭りだったのですね。

 

米作りの苦労を知らず、 食卓にのぼるご飯を食べていました。

子供には 米一粒一粒に神様がおられるから 大事に食べてね、とは言ってきたけど、 その意味を本当に知るわけではなく、 こぼさないように食べなさい、 という意味合いの方が 子育て中の親にとっては強かったのかもしれない。

 

田んぼの隅の御幣を見て 日本人の米への思いが 米作りの大変さが

伝わってきた。


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