
ご無沙汰しておりました、名和ふみです。
「約束」をアップロードしてから、今の今まで全く音楽をやっていません・・・
と言うのは言い過ぎです、作曲はしています。
単に録音物としてお聴かせ出来る様な物を作ってないという事です。
音楽用に使ってるPCも電源さえ入れていない・・・
もうね、怖いのよね・・・入れた瞬間に「ボンッ」ってなりそうで・・・
んじゃあこのブログ放置で良いのか?と自問自答しまして・・・
心の奥底に「いんじゃね?」って野郎が居るこたあ居るんですが。
「そりゃあんまりだ」と天使が耳元で囁いてるので。
んじゃあ何か書いてみよっかなって・・・思い立ったけど・・・「何書こう?」
アマチュアで無名なあたしの音楽ブログって誰が観るんだろう?
ん~・・・そんな事考えても仕方ないか・・・書きたい事書くのが個人ブログだものね?ち、違います?
あ、書きたい事思い浮かばねぇ・・・
いやいやいや何か書こうよ、名和ふみ!
はい!考えました!決めました!書きましょ~・・・(あ~心配)
「自分の曲がどの様にして録音されたのか」
これでyoutubeにアップしてある曲数分書けるよね?
え、まてよ・・・結構あるなあ・・・(←既にやめよっかなと思ってる名和ふみ)
そんでは、タイトルにある通り
Touch my desireを紐解いてみます。
タイトルをクリックして頂くとお分かりのように、youtubeのこの曲が開きます。
「あざとく再生回数稼ぐ積もりだな?名和ふみ」なんて事考えちゃ駄目です。
1995年 制作
words vocal AU
electric guitar KザブリンS
music arrange programming recordingengineering 名和ふみ
とあるコンテスト用に作った曲です。
「ROCK的な曲はこのコンテストには不向きなんじゃないかなあ・・・」 とStaffに言われ、ムカついて無理矢理応募した記憶があります。
その行為が反感を買い、聴いてももらえませんでしたが・・・
ボーカルの女の子は当時高校2年生… 主にTOTO等のコピーバンドのボーカルをやってました。
こんな事をyoutubeには紹介として書いてます。
1995年に作成してますが、メロディーはもう少し前に作ってます。
ですから打ち込みも1995年以前の物です。
1995年と言えば、Windows95の発売された年です。
しかし当時の自分は、音楽用のパソコンとして、PC9821CS2を使ってました。
ここの過去ログにも書かれてますが、Windows3.1を使っていた時です。
なので、レコンポーザforWindows(Windows3.1用レコンポーザ)での打ち込み1作目です。(あ、多分・・・)
レコンポーザforWindowsは1拍の解像度が48ステップで、人の乗りってのは表現が難しかったと思う。
でも、カルチャーショックを受けていた自分(過去ログ参照)には、とっても素晴らしいアプリケーションでした。
この曲には詞が無くて、ボーカルをやってくれる事になったAUさんが付けてくれました。
当時17歳の高校生だった彼女は、行きつけのディスカウントショップでアルバイトをやっていた娘でした。
話し込んでいる時に。
「Liveで唄ってるの?どんな?」
「TOTOとかのコピー」
って話が出て。
「唄ってみない?」
ってもちかけたら。
「ん?いいよ~」
で、
「んじゃあ、詞も付けてみて!」
で、
「ん?いいよ~」
で出来た詞がこれでした。
瞳の奥に秘められている
私を誘う危険な媚薬
気づいているの?ねえ本当は You
あなただって そう求めている My soul
いつも愛は彩られ過ぎね
もういいでしょ 何を恐れるの?
感じるまま Oh baby I feel you
閉ざさないでYes.Yes.Open your heart
Mmm...
Touch my desire 今だけを燃えつきたい
Give you my all 溶け合った二人は
Lose control but it's a natural
So feel good Make makin' love
Touch my desire 今だけを燃えつきたい
Give you my all 奪われた明日を
Lose control but it's a natural
So feel good Make makin' love Who did it?
Take me in your dream 届かない正しさより
Get so exciting 乱れてるこの瞬間
Don't don't don't keep me hanging.
You should know you are a beast
Touch my desire 今だけを燃えつきたい
Give you my all 溶け合った二人は
Lose control but it's a natural
So feel good Make makin' love Who did it?
「I wonder why love is always show my feeling openly.
Give everything to me tonight
What ever you say,I know that you're needing me,ya」
基本的に名和ふみは詞にこだわりを持たない人で・・・(つまりテキト~)
歌になりゃいいや!って感じなのですが・・・
高校二年生だよなあ・・・これ、エロくねえか?・・・まっいっか!
メロディーは鼻歌で作ってます。 当時はラジカセを常に持ち歩く変態な人でした。
今はほら、デジタル技術の躍進でポケットに大容量のレコーダーを入れられますからね・・・
スマホでも良いし・・・いやぁ~便利な世の中だわ・・・
鼻歌ではフルスケールでいきなり出来ていた訳ではなく。
先ずサビが浮かんで、AメロBメロと出来てきました。
Aメロを作ってる際に、ベースラインがパターン化して、頭の中でアレンジがまとまりました。
なので、サビへと移行する部分は無理やり感ありますが、まあまあ上手くまとまりました。
基本的なメロディーは出来上がりました、構成も出来上がりました・・・
さて、アレンジだよね・・・ベースラインは決まってます、大体同じパターンで・・・
まてよ?KEYはどうすんの?自分で唄う?唄ってもらう?
まあ、どうなるのか判らないので。
取り敢えず自分が張り上げて唄った時のKEYを選んでます。
ほんじゃ先ずはってんで、1コーラス分を各トラック打ち込んでいきました。
決めてあったベースラインを先ず打ち込む・・・メロディーの出だし部分から。
Aメロが出来たらピアノを打ち込む・・・
何となくベースはベース、コードはコードって感じに・・・(これやると、あとで必ず「??」って感じになる)
言っときますが、滅茶苦茶やってる訳じゃ無いですから!ほんとです!!
まあ、だと思う程度・・・
同時にドラムスも打ち込み始めて・・・
ここでヘビーになるのかライトになるのか結構決まっちゃいますね。
んで、テンポも少しづつ変わったりしますね。
結局ちょい重めなテンポになりましたね、うん。
多分ベースラインがそうさせたんだと思うんですよ。
今にして思えば、バスドラもいわゆる四つ打ちではないのでヘビーになったんじゃないかと・・・
勿論ヘビーメタルでは無いですよ・・・(んなもんみんな判っとるわね・・・)
自分の打ち込みは基本、実際に弾ける手数脚数を念頭にシミュレートするので、無理はしていない筈です。
この曲に関して言えば、アレンジはちょいとおこがましいけど、ジェネシスのアバカブ?・・・
あんなにバスドラがランダムではないですけど、意識してます。
ベースもアバカブっぽいですね・・・間奏とかエンディングとか・・・
(パクってなんか無いですってば、あれはほら、シンセベースだからね?)←そこ?
まあ、何だかんだ言っても、元々が遠く及ばないので「何ほざいとんじゃワレ!」で終了なんですけど。
それに結構歌謡曲メロディーだし、マイナーコードだし・・・
ドラムとベースの音は、コルグのT3(320,000円・・・高いねぇ・・・)だったかな?
T3のドラム、パーカッション、ベースの音が大好きでした。
ピアノは確かローランドのMKS-100(139,000円、これも高い・・・)という19インチラックモデルのサンプラーですね。
ちょっと硬い音なので、T3なのかもしれないですけど。
同時発音数がT3は多くないので(確か16音?あれ?32音?)マルチティンバー音源としては役不足になりますから・・・
MKSを使ってたんじゃないかと・・・う~ん、どうだったかなあ・・・
もしくは、コルグの03R/W(124,000円、やっぱ高い・・・)かも知れません・・・
あ~つか、そんな気がしてきた。
同じメーカーでも音源によって、かなり同一音色に色の違いがあるもんですよね。
T3と03R/Wでは本当に音が違います、値段相応ってのもあると思います、本当に。
でも、ピアノの音は03R/Wの方が自分としては好みでした、これは発売時期の違いでもあると思いますが・・・
それ故にT3はスゲ~って思ってしまう所も多いのです。
もっと好きだったのはMKSのピアノ・・・ハンマー音まで入ってて、邪魔な時もあったけど。
今はヤマハのMOTIFラックモデルがあるので、そればかりになると思います。
ベル的ストリングスパッド的な音は組み合わせていると思いました。
03R/Wのストリングスパッド系と、ヤマハのTX802(184,000円、これもか・・・高いわ・・・)のベルを組み合わせたと思います。
ベルは坂本龍一さんの作ったDX7のライブラリを使って。
モジュレートを極端に掛けて、ストリングスパッドにも同様にモジュレートを掛けて・・・
あとは、03R/Wのオーケストラヒットですね・・・
あれ?・・・もしかして・・・打ち込んだデータってこんだけ?・・・
知らなかったわぁ・・・
当時は録音機材が全てアナログでした。
MTRは多分まだフォステクスA-8(380,000円)
それか同フォステクスのR-8ですかね・・・
ミキシングコンソールはタスカムM320(50万円台だったように思う)
マスターデッキはタスカム22-2(110,000円)
マスターカセットデッキはAKAI GX-F71(89,800円)
周辺機材は、デジタルディレイが3台と、リバーブがヤマハのREV-7(220,000円)
その他諸々は・・・あんまり思い出せない・・・なんかもっとあった気がする・・
エフェクターはもっと・・・
何だっけ・・・ヤマハのえっと・・・
ま、いっか。(SPX90?)
んで、さあレコーディングですよね。
あたしの当時の環境では、先ず1トラックにテープシンクの為の信号を録音します。
ここでMIDIシンクボックスのコルグKMS30が登場します。
こいつには長い事お世話になりました、今でもちゃんと所有しています。
でないと、R-8でのシンクロが出来なくなってしまうからです。
パソコンのMIDIインターフェイスであるローランドSMPUのMIDIOUTから、KMSのMIDIINへMIDIケーブルをブッ挿し。
KMSのTAPEOUTから8トラデッキのチャンネル1のLINEINへRCAケーブルをブッ挿し、準備完了!
本当なら録音チャンネルは、TAPE端のチャンネルには録音したくないのですが。
クロストーク洩れも考慮して中心近くにセットして、両隣のチャンネルを空きチャンネルにしたいのですが。
そげな無駄なチャンネルなんてある訳無し・・・
3Mとかの、ちょいと値段の高いオープンTAPEを購入して。
それを(値段が高い=丈夫=きっと大丈夫)信じて(でも危うい・・・やっぱ心配)
端のチャンネルにブッ挿す!
んでもって、クロストークも気にせず隣接チャンネルにも後々録音してあげる・・・
そんで、ミックスダウンの際には上手く行くと信じてオーバーダブを繰り返す。
アマチュアなんだからこれで良いんだ!!(あ、でも・・・やっぱ心配・・・)
失敗なんざ気にしない気にしない!!!(めっちゃ気にしてるけど・・・)
それでレコンポーザのデータをラン・・・勿論、曲のスケール全てを流しますよ。
この時同時にオケは録音しません・・・
シンク信号を録音した後に、パソコンをスレーブでテープシンクさせて・・・
一先ず仮オケ(ギターとかボーカルとかをオーバーダブする為に)を録音します。
うっかりシンク信号のトラックに被せで録音なんて愚かなミスは致しません!!
する訳が無い!!
こう見えて名和ふみは慎重派なのだ!!
(やったな・・・こいつ・・・と思ってるでしょ・・)
この後エレクトリックギターを4トラック4プレイ録音・・・だったと思う・・・
勿論テープデッキのみでの録音です。
ボーカルよりギターの方がNGテイクが多かったりします。
「あっ」とか「うっ」とか言いながら、きっちり間違えてくれてました。
ギター音は左右パンポットでのオーバードライブバッキング2プレイノンリバーブ。
シャリシャリ音でのバッキング1プレイ。
このプレイは多分ピンポンする際に、デジタルディレイとコーラスエフェクトで左右に振り分けてます。
そしてリードプレイ・・・
ギターの録音が終わってトラックを稼ぐ為に、恐々なピンポンをします。
この時点で8トラック中5トラック消費しているので、残りはボーカル用に3トラックだけとなってしまっているからです。
ステレオピンポンなので2トラックにまとめるためには、もう1トラック空いてはいたのですが。
取り敢えずギタープレイはこれ以上要らないかなと・・・いう事で・・・
ピンポンする際に各々のリバーブ量を変えるのですが。
タイムはこの当時の環境では、各々の音色に対して変化させられなかったので。
デジタルディレイを掛けて、その返し音にリバーブを加えていた様な記憶があります・・・
そういえば、REV7ってプリディレイタイムが100ミリ秒までしかなかったんですよ・・・
自分には短い気がしてました。
そしてこの時一番怖いのが、音量差をピンポン後変更出来ないという事です。
何度もピンポン後にパソコンを一緒に流し、音量バランスを取りましたが・・・
結局ボーカルが入ると変更したくなるものなんですよね・・・悩ましい・・・
さあって・・・取り敢えずオケは出来上がりました・・・
ボーカル用に5トラック用意出来ました。
よし、ボーカル録音しますか・・・
あ?なかなか都合がつかない・・・?
何?Liveの練習があるから?
仕方ねえなあ・・・んじゃ、待つよ・・・
お?都合がついた?明日ね?OKOK!
あ、あの・・・声・・・ガラガラじゃありませんこと・・・?
何? 昨日Live?
その後カラオケで朝まで歌ってたぁ・・・?
おめぇ・・・高校生だよなぁ・・・
まあ、んなこたあ良いけど・・・
「声出ねぇ~~!」
たりめえだろうが!!
せめてLiveだけにしとけや!!
と、当時高校二年生のAUちゃんは、やらかしてくれました・・・
一応コンテスト応募曲だったんで、締め切りに間に合わせるため、この・・・
「声出ねぇ~~」
テイクでのミックスダウンとなりました。
ボーカルはコーラス何声か忘れちゃった、リードでサビにユニゾンだったはず。
コーラスは一度ピンポンしてた筈なので、5声位は入ってる筈です・・・
メインボーカルは2回録音して、サビにユニゾンかまして終了です。
「あれ?名和っち・・・英語の部分のメロディーは?」
え・・・メロ? え??
「あ、まさかの・・・」
え?あ、あれね・・あれだ、うん・・・えっと・・・そうそう・・・あれだよ・・・
しゃべりな台詞にしましょうかぁ・・・(T_T)
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