「吸血姫 美夕」 平野俊弘・垣野内成美

私はＯＶＡと漫画「新・吸血姫　美夕」をみました。
最初にＯＶＡを見て、微妙に難しくて意味がわからない所があったので漫画を買ったと思います。
その後テレビアニメにもなったみたいですが、それは全然見てないです。
テレビアニメの方がちょっと明るめみたいですね。
設定がいろいろ違うみたいです。

今回はＯＶＡと漫画の感想等です。ちょっと記憶がごちゃまぜです。
どちらかというとＯＶＡメインで・・・・

ＯＶＡは何の知識もなく、多分パッケージに載ってたあらすじを見てレンタルしたと思います。なので、美夕の存在が善なのか悪なのか、いまいち不明でした。
まず、神魔という存在がつねにあります。要するに人間界で悪さする魔物ですが、この話では昔は神と魔物は同じ存在だった・・・との前置きがあるので「神魔」と呼ぶみたいです。
美夕はこの人間界に来ている「神魔」を探して闇の世界に帰す「監視者」という役割をしています。でも、人間を守る為とかではなく、それが美夕に与えられた使命みたいです。なので、人間の対しても優しくないしむしろ残酷な時のあります。なので、美夕が良いのか悪いのかがよく判からなかったのだと思います。
美夕は人間の父と元監視者の母との間に産まれた子供です。だからなのか太陽や十字架など本来吸血鬼が嫌うものも平気です。
血を吸う量の問題なのか、いろいろ能力を使い分けるのか判りませんが、美夕に血を吸われて永遠の命になる者もいれば幸福の世界にとらわれる者（精神が異常な状態なんでしょうか）になる者もいるみたいです。

あと、美夕のそばにいつもいる仮面＆マントの男・ラヴァ。
彼は西洋神魔です。監視者として目覚める前に美夕を始末しようと日本にやって来ます。でも、その殺される瞬間に美夕が吸血姫として目覚めてしまいます。結局美夕に血を吸われ、永遠に美夕と生きる事になります。誰からの罰かわからないけど、罰として言葉と顔を奪われたので、しゃべらないし仮面も付けたままです。

ただ、漫画では西洋からラヴァを取り戻しに西洋神魔がやってきて、その時に仮面も外してたし喋ってた気もする・・・
でも、ラヴァは血を吸われて仕方なく美夕のしもべになっている訳ではなく、美夕の心の中の悲しみなどを理解して一緒にいるみたいです。

ＯＶＡはなんとなく暗めで不思議な雰囲気でした。
美夕も多く語らないので、霊媒師の一二三（ひふみ）さんがストーリーテラー的な役割で話を進めてくれました。

ラヴァはかっこいいですよ。仮面してるのがもったいない。