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マンガやアニメについて

ネタバレ注意です。
間違った解釈があったらすみません。
今まで読んだマンガやアニメの感想を書こうかなと思います。

「やさしい悪魔」   川口まどか

2013-03-07 09:12:17 | 少女マンガ
シリーズとしては、
「やさしい悪魔」「続・やさしい悪魔」「やさしい悪魔の物語」です。

私が最初に読んだのは、予備知識もなく暇つぶしで読もうかな?
と購入した「やさしい悪魔 川口まどか自選傑作集①~③」です。
独特な絵や独特な雰囲気の話にすぐに夢中になりました。
でも、傑作選だけだと全体の話のストーリーがいまいちつかめずに、
コミック本を揃えようと思った訳です。

私がコミック本を揃えようと思ったときは「やさしい悪魔の物語」が連載中だったのかなぁ・・・
とにかく近所の本屋にミステリーボニータコミックスを置いてある数が少なくて。。。
結構本屋をはしごしましたが、数冊は抜け落ちてて全巻は揃えれなかった気がします。
でもなんとか背景は理解しました。

主人公のやさしい悪魔(兄)は双子です。
魔界では悪魔が双子で産まれる事はありえない事で、育ての親は半分人間である魔女です。
その為やさしい悪魔(兄)(弟)は人間が持っている複雑な心などを持っていて人間に対しても特別な思い入れがあるみたいです。
なので、この双子ちゃんは悪魔の中ではかなり異質な存在みたいです。
でも、強い力を持ってるので、なかなかみんな手出しが出来ません。

そのやさいい悪魔(弟)がある出来事をきっかけに魔女に喰われてしまします。
魔女のお腹の中で行き続ける弟。
その、弟を助ける為には「金貨」で作った階段が必要なのです。
金貨で作った階段は魔女にとって死角みたいで、魔女に気づかれる事なく魔女の元へ近づく事ができます。魔女の元まで階段を作るには何万億・何千億以上の膨大な金貨が必要なのです。
その為にやさしい悪魔(兄)は、人間の願いを金貨でかなえてあげるという商売を行っています。
普通悪魔は人間の魂と引き換えに願いをかなえます。なので、やさしい悪魔はいろいろな意味で異端児なんですね。

やさしい悪魔は金貨と引き換えならどんな願いもかなえてくれます。
いい願い・悪い願い・人間の欲からでる汚い願い・悲しい願いなど他にもいろいろです。
結構人間って自分勝手な願いをしたり、好きな人・肉親の為に自分を犠牲にした願いなどするんだなぁって思います。そして、後で後悔したり、反省したり、逆にもっと不幸になったり・・・
でも、やさしい悪魔は願いをかなえてあげつつも、最後まで面倒をみてあげる様な願いのかなえ方をしてあげます。
それが、何故か最後はホッとした気分になって読んでました。

「やさしい悪魔」の最後で階段が完成して助けに行く所で終わっています。
続編では、弟救出のエピソードもあり、弟と二人でいままでと同じように金貨とひきかえで願いをかなえています。

最後はめでたし。めでたしのハッピーエンドかな。


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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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トライボロジー (ストライベック)
2025-03-20 19:22:56
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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