DOWN IN SMOKE 猫馬鹿無用編

再開!…忘れた頃に…そして、たぶんまた存在を忘れる…

映画「レッドクリフ Part II ー未来への最終決戦ー」(赤壁 決戦天下)

2009年04月29日 | 映画感想(アジア)

       

監督:呉宇森
出演:梁朝偉、金城武、張豊毅、張山、趙薇、侯勇、尤勇、巴森扎布、臧金生、胡軍
2009年 アメリカ、中国(台湾)、エイベッ●ス、韓国
ジャンル:エ●ベックスの夏のボーナスの未来へ大決戦!(違)

映画「レッドクリフ Part II ー未来への最終決戦ー」を見てきました…て、何回書いても
この日本タイトルむかつくぜい!
なぜ原題の「赤壁 決戦天下」じゃダメなんだ!
絶対、こっちのほうがカッコいいのに…

で、映画の感想なんですが…


見てる間、小喬(周瑜の嫁さん)を見ながら、何回も何回も何回も

「奥さん、(色々な意味で)ジャマです」

と思ってしまいました←昼ドラ見てたんじゃないんだから

ところでそのジャマな奥さんを演じた林 志玲(リン・チーリン)さんのことを、私は何の
根拠もなく20代前半だと思い込んでいたんですが、プロフィール見たら今年から四捨五入すると、
私と同い年になるという、歳を気にする女性には大変言いにくい歳になることが判明。
なんにも知らなかったせいか少し意外感。
あの美人と色気の混じり具合がなんとも…とほめたいですが、色々な意味で
「やっぱりジャマです、奥さん」

で、この映画はジョン・ウーの武侠映画(?)なんだから、やっぱり私のお目当てはバトルシーンです。
今回も、後半クライマックスシーンで「趙雲率」が高かったので私は大満足。
さすが蕭峯、降龍十八掌も見せてほしかった←それは別の金庸ドラマだ
しかし、周瑜とのコンビバトルを見ることになるとはなあ。

              
            まるでダブルライダー(古)のようなまさかのタッグマッチ。

趙雲が降龍十八掌なら、ドニーさんもここは映画「大英雄」である意味金庸キャラ
西毒を演じた昔の杵柄で、ここは蝦蟇功(「カンフー・ハッスル」のクライマックスで
ハゲた悪役が使ってたあの技です。昔、トニーさんも「大英雄」という映画でやった
ことがあります。)で曹操軍を蹴散すべきだったでしょう。
そしたら映画館で金庸ファンもトニーファンも拍手喝采でしたよ(←他の大多数の観客の反応は知りませんが)

関羽さんは、Part1より、いまいち目立ち所がなかったような…もっともあの顔だと画面の隅っこに映ってるだけでも十分目立つのですが。
さすがチンギスハーン←だから、それも別の金庸ドラマだっての。

金城くんの孔明さんは今回も快調に熱演でした。
私もああいう風に飄々とした態度で生きてみたい。
(風を呼ぶときはもっと怪しくハッタリをかまして欲しかったけど。)
でも、正直、ここまで彼が孔明にハマリ役とは思いませんでした。
当初(撮影直前まで)のキャスティングでは、孔明はトニー・レオンが演じる予定
だったのですが、(いろいろあって)金城くんが演じて大正解だったと思います。
だいたい、孔明をトニー・レオンが演じてたら、周瑜はチョウ・ユンファだったわけで。
あのシナリオでチョウ・ユンファ周瑜だったら絶対画面が暑苦しいよ!
奥さんとのシーンなんて熱気ムンムンすぎるよ!

むしろチョウ・ユンファには劉備を演じて欲しかったです。
彼はボンクラ映画野郎達には永遠のマーク兄貴。
(ハイ!、ここで脳内で「男たちの挽歌」のテーマ曲を流す!!)
もちろん、クライマックスの赤壁にはモーターボートに乗ってマシンガンやグレネード
を撃ちまくりながらの乱入です。
で、上陸したらコートの裾をヒラヒラしながら2丁拳銃で曹操軍を大量虐殺。
ああ、そんな劉備も見てみたかった。

て、西毒…じゃなかった尤勇の劉備もなかなか味があって気に入ってるんですよ。
でも、パート2では尚香が他のことに忙しかったのでラブコメがなくて残念でしたね。
あ、趙薇(ヴィッキー・チャオ)なんですが、いきなり兵士の帽子かぶるとオバさん顔に
早変わりするので笑ってしまいました(失礼)
しかし、彼女は今後の俳優人生が心配だなあ。けっこう好きなので。

で、曹操なんですが…

あんなに徹底的にいいところなくていいの?

もう意外なくらい最後までいいところがなくてビックリ。

もし曹操の奥さんが「ウチの旦那、赤壁でどんな仕事してたのかしら?」てな感じで
この映画見たら、帰宅後、黙って台所で包丁砥いでそうです。
間違いないです。

               
    明日の作戦より今夜の晩ゴハンを優先して考えてそうな軍師

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2 コメント

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あの奥さんと某大河の主役の嫁が被って仕方がないのですが (もちきち)
2009-05-08 00:13:17
あんのさんこんばんは。
遅ればせながら私も東京で見てきました。

周瑜くんの奥さんは大活躍でしたね。
誰よりも目立っていたような気がします。

>あんなに徹底的にいいところなくていいの?
曹操おじさんはコントみたいでしたねー。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」のサルマンよりも
扱いがひどくて残念でした。

とりあえずいま「蒼天航路」が読みたくて仕方ないです。口直しに。

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ホントに某大河の主役の嫁が嫌いなんですね(笑) (あんの)
2009-05-09 10:29:35
もちきちさん こんにちは
コメントをお返しするのが遅くなってすいませんでした。

>周瑜くんの奥さんは大活躍でしたね。
>誰よりも目立っていたような気がします

今回の赤壁は周瑜が主役だと聞いてたんですけどねえ。
なんで、ああなっちゃったんでしょ?
黙っても暑苦しいくらいにナル…もとい、存在感のあるユンファ兄貴を前提に書かれたシナリオだったからでしょうか?
ラストシーンも奥さんが仕切ってたし。
某大河の最終回もあんな感じで奥さんが仕切りそうで怖いです。

>映画「ロード・オブ・ザ・リング」のサルマン
私は原作読んでないんですけど、やっぱり出番がカットされてたんでしょうか?
(だいたい彼はあの塔でなにをやってたか実は私には謎だったりします。)
しかも、完全版DVDで「王の帰還」見たら「劇場版でカットされたままのほうがよかったのでは…」という退場の仕方にビックリしました。

>「蒼天航路」
最近はアニメもやってるとか。
私も原作読みたいなあ。
連載時も孔明が出てくる前に読むの止めちゃったし。

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