DOWN IN SMOKE 猫馬鹿無用編

再開!…忘れた頃に…そして、たぶんまた存在を忘れる…

坂の上の雲 第1部-4  日清開戦…は、どうでもいい感想になっちゃったよ、おい

2009年12月23日 | 坂の上の雲
今回は、自分の趣味の意見だけの感想。

えー、予想どおり見ててテンション低かったです。
原作を読んでて一番面白くなかった部分のドラマ化でしたので。

私は「小説家」司馬遼太郎は好きなんですが、「歴史の観察家(でしたっけ?)」としての司馬遼太郎はあんまり興味ないんですよね。
だから「翔ぶが如く」もそうなんですが、「坂の上の雲」も戦闘が始まると妙に物語を読むンションが下がる。
戦争や戦闘は当たり前ですが個人にとって強烈な体験である以上、後世に残された資料や記述が多い。
時代が近ければ近いほど、それらの資料や史実も多く残ってる。
で、司馬遼太郎は小説家としてその資料を組み立てまくる。
私には、「坂の上の雲」は「小説なのに」その資料が過剰に組み立てすぎられているように感じられます。そこが読んでてつらくて。
子規や真之の青春時代は、史実をベースに(…て、言い伝えに近い部分も多いと思うけど)のびのび書かれて楽しいんですけどねー。
好古は実在の人物自体が「変人」レベルだからそれだけで楽しいし(まったく生まれる時代間違えたらどんな人生歩んだやら)

…て、私は「竜馬がゆく」を、ファンタジー小説として日本で数少ない「指輪物語」に対抗できる小説だと思ってる男ですから。
キャラクター小説として「風神の門」や「梟の城」が大好きだし。
(でも、一番好きなのは作中のキャラの立たせ方と見せ方が一番うまいと思う「花神」。)
上の私の感想も、司馬遼太郎の小説を「歴史を描いた」という部分で好きな人はあんまり真面目に読まないでくださいね。

というわけで前置きが長くなりましたが、今回の感想を。

・菅野さんの出番が短くてさみしい<結局上の感想はその不満かい
・変人兄さんの飲酒描写。「戦場で豪傑」の部分だけ残しやがった。
・竹中直人はギャグ演技よりヤクザ演技のほうがいい…つーか、あの人にギャグ演技を依頼する人の気持ちや思考がわからない。
・有名人が次々短時間のゲスト出演。昔の東宝や新東宝の戦記映画みたい。
・乃木稀典が柄本明で、参謀伊地知幸介が村田雄浩…えーと、少し先が見えた気がする。児玉さんは、原作よりいい役になるんじゃないの?
・二百三高地は人物批判より藩閥批判描写にしてほしいのけど無理か<時間ないもんね
・原作では、子規の従軍経験は完全にお調子者紀行だったんだが…ドラマの描写のほうがいいですね、ここは。
・榎木孝明の森鴎外見てたら「帝都物語」を思い出した。NHKさん、大河ドラマ「帝都物語」やりませんか。有名人いっぱいだし、キャストもいっぱい出せますよ。
・ただ、大河ドラマ「帝都物語」は未来篇が問題だ(すでにもう過去だし。角●春樹出てくるし)
・以下、友人と昔飲みながら考えた大河ドラマ企画
・大河ドラマ「花咲ける青少年」(アニメにしてる場合じゃないっての。昔はS●APを全員出せば視聴率取れるぞ企画だったが、今なら嵐かな)
・大河ドラマ「銀河英雄伝説」(友人によると「なぜ、タカラヅカはこれをしなかったのか?おかげで大河にできるじゃないか!」だそうです)
・大河ドラマ「千と千尋のもののけ姫」(劇中の大事な舞台として「しっかり」ラピュタ出てきます)
・大河ドラマ「海底軍艦」(もちろんテーマ曲はそのまま)
・大河ドラマ「指輪物語」(友人によると舞台を日本の戦国時代にして「活火山の」富士山に指輪を捨てに行くらしい)
・大河ドラマ「古田新太之丞・東海道五十三次地獄旅 ~踊れ!いんど屋敷」(もちろん主役は古田さん)
・大河ドラマ「アマデウス」(友人によると「のだめ」がドラマになった時点で実現不可能な企画になったとか…て、そういう問題じゃないだろ)
・大河ドラマ「ムーミン」
・もう書いてて無駄に疲れたので寝ます
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