ビボウロク

2005年9月までイングランドに留学してました。その続き。留学ブログがいつの間にかダイエットブログになってますが・・・。

innovativeな案ってどこから出てくるの?

2005-02-25 | Weblog
マーケ戦略のブレストしてるんだけど、ありきたりなのばっかで
あまり画期的なやつがでてこない。

現状分析してターゲットを絞って効果的にマーケしましょ、みたいな
ある意味一般的なことは言えるんだけど、で、既存のデータからある程度の
ターゲットは絞れそうなんだけど、それでいいのかなっていうのが
ちょっと疑問。

今回のプロジェクトのゴールは2つ。
1.街のきれいさに対する市民の評価指標を50から70に向上
2.家庭からのリサイクル率を12%から20%に向上

この2つを切り離して考えるより、これらを2軸にして、最終目標は
両方が達成されることとして(第一象限)、かたっぽだけ達成されている地域
(第二、第四象限)の特徴、両方ともダメなとこの特徴をみるとかどうだろ。
ちなみにこの2つの指標、プロットしてみたら相関があるような、ないような。

グループメンバーの中では「切り離して考えよう」案が趨勢なんだけど
で、ある側面ではもちろん切り離して考える必要があるのは認めるけども
最終的にはひとつのストーリーの中で論じたいなぁ。

今回のお客さんからの要望のキーワードは"Creative & Innovative"。
まー気持ちはわかるけどさ。"out of the box"とも言われた。つらすぎる・・。

最新の画像もっと見る

3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kazki054)
2005-02-28 00:08:36
来週HECでProject Management Seminerというのが開催されるので、前もって与えられた論文をいくつか読んでいます。

その中で、ハーバードビジネスレビューの記事で、「Why food projects fail anyway」というものがあり、大プロジェクトにありがちな失敗を回避する有効な手段としてRapid Results Projectというものが提唱されています。

これは、大きなプロジェクトの途中の段階で、小さな箱庭プロジェクトを実行することで、本来のプロジェクトの遂行に何が必要かを発見することができるというものです。

このケースだと、たとえば地域を狭く限定してまず実際にプロジェクトのゴールを達成することに取り組んでみてそこから様々なことを学び、それを全エリアに適応する、ということです。

机上では見えてこない様々な新しい問題に直面するでしょうし、リアルな問題解決プロセスの中で新しいアイデアも生まれてくるかもしれません。
ありがとうございます! (tubby)
2005-02-28 08:59:59
コメント、トラバ(ちなみにわたしもトラバやったことありませんが難しいのですか?)および貴重なインプットありがとうございます! さっそくHBRの記事読んでみました。「箱庭」、まさにその通りですね。



読んでからふと思ったのですが、今回"Innovative/ Creative"を要求されていて、キャンペーンとかのアイディアそのもののInnovative/ Creativeさに拘ってうんうん唸っていましたが、ご紹介いただいた手法なり、わが校イチオシのSSMなりを用いたインプリ方法の提案、というのもありなんじゃないか、という気がしてきました。



ちょっと偏見かもしれませんが、わりとマーケ部門ってアドホックなアプローチでキャンペーンとかやっているイメージがあって。特に日本では大手広告代理店任せな感もしますし。



今回のお客さんも、いろんなことを過去にやってきているのは確かなんですが、それらの施策の根底に筋の通った何かがあるか、を考えるとちょっと疑問です。

施策そのものの提案に力点を置くよりも、あまたの施策に対するインプリ方法の提案のほうが説得力のあることが言えるような気がしてきました。



なんか長くなりましたが、またコトの経緯についてはご報告しますね。では
Unknown (kazki054)
2005-02-28 18:17:36
トラバはそんなに難しくないですよ。



リンクしたい相手先のブログの記事のアドレス(記事の一番下のtrackbackというところをクリックすると出てくる)をコピーし、しかる後に自分のブログの記事を書くときに「trackback」欄にアドレスを貼り付ければトラバが相手先に送信されます。



たしかにインプリ方法の提案も含めるとvalueを出せそうな気がしますね。がんばってください。

post a comment