ビボウロク

2005年9月までイングランドに留学してました。その続き。留学ブログがいつの間にかダイエットブログになってますが・・・。

もう半年も経つのかー

2005-02-28 | Weblog
こっちにきたのが8月末だから、もう半年。
まだ英語はぜんぜんダメ。いや、だいぶマシにはなっただろうけど、
言いたいことが10あるとしたら伝えられているのは3くらいじゃないだろうか。

もちろん日本語だって10に対してちゃんと10伝えられているわけじゃあないけどさ。

今のコンサルプロジェクトでは、メンバーはとても親切なので
わたしが言いたいことありそうな顔してたらそれを察して水を向けてくれて
根気強く聞いてくれる。内容たいしたことなくても。
そうそう、人がしゃべっているのに割り込んでしゃべるのもニガテ。
それができないとこっちでは一生議論に参加できないんだけど。

わたしができること(出来るヤツ、という意味じゃあないよ)を認めてくれる
メンバーに恵まれたおかげでなんとかグループにも貢献している(気がする)けども、
まわりの協力がなかったらほーんと、かなりプロとしては「使えない」人だよなぁ、
と思う。今の言語レベルでは。

3ヶ月くらい、6ヶ月くらい、と諸説ある「ブレイクスルー」待ち続けているけど
ほんとにくるのかな。
このまま1年経っちゃうんじゃないかってすごい不安。
そうそう、英語の夢も、まだほとんど見ないのよ。
まえカーディフに3ヶ月弱行ったときは見たのに。

プロとしてまだ使えるレベルにない、という意識があるため、就職活動とか
インターンシップ探しとかにけっこう消極的なんだけど、とりあえずインターンシップ
1個だけ応募してみた。
きょうが締め切りで、CVはちょっと手直し、程度だけどカバーレターがうまく書けない!
前使ったカバーレターを直していて「あとで英語チェックしてね」とネイティブに
頼んだところ、「書きたいこと言ってくれたら書いてあげるよ」とのこと!
うわーい! てゆうか、そんなのに時間を割かないでプロジェクトの作業してくれ、
という意思表示だったのかもしれないが。

「こういうことが書きたいの」というのをたどたどしく伝えたところ、ものの15分程度で
かっちょいいカバーレターが完成。
ついでにメールで送る際の本文まで書いてくれて送信。ふぅ。
通るといいな。ロンドン。

そして今日も

2005-02-27 | Weblog
終日グループワーク。
きのうはいつもに増してひどくって、夜、ごはんを炊いている最中に、
「ちょっと時間あるから横になるか」と気を抜いた瞬間に意識がなくなり、
気づいたら朝4時だった。
ごはんは電子レンジでチンするやつ(レンジでごはん、じゃないよ)なんだけど
キッチンに行ってみたら電子レンジの中で冷たくなっていた。切ない。

それからグループワークの作業を開始して、いちおう自分担当分はなんとか
様になる程度になったので安心。
10時からのミーティングまで時間があったのでおにぎり作った。

ちなみにきょうは、ラグビーのSix Nations、Ireland v England戦。
しっかりこの試合の観戦がグループのスケジュールに組み込まれてました。
なので3時から5時はしばし休憩。学内のパブでみんなで観戦。アルコールは抜きで。
ちぇ。
うちのグループのMichaelは両親が、Davidはお母さんがアイルランド人なので
この2人はアイルランドを応援。
わたしは別にどっちでも良かったけど、2002年のワールドカップサッカー以来
アイルランド結構好きになってたので一緒にアイルランドを応援してみた。

ラグビー見に行くって周りの人に言ったら「ルール知ってるの?」と必ず
聞かれる。Common Wealthと一部ヨーロッパ以外ではマイナーなのかしら。
あ、でもインドではマイナーだな。
すんごい細かいところまではわかんないけど、基本的なところは知ってる、と思う。
スクールウォーズ世代ですから。
同じパブではクラスのインド人がグルジア出身のクラスメイト(元ラグビー選手)の
解説つきで観戦していた。

試合はおもしろかったです。
イングランドがなんとなーくちぐはぐな感じした。けど専門家ではないので
よくわからない。イングランドがミスするたびにまわりのリアクションがかなり
おもしろかった。この世の終わり、くらいの勢いで頭を一斉に抱えるんだもん。
フットボールでもそうだけど。
ほんと、この国の人スポーツ観戦すきなのねー。

試合後、また作業続行。あしたはお客さん先に行く予定。
あ、洗濯しなきゃ着るものないや・・・。

ひきつづき。

2005-02-26 | Weblog
10時集合。またマーケティングのブレストから開始して、もう限界、というところで
各項目を、前日に作ったInfluence Diagramのエンティティに基づいてグルーピング
しようということに。
ブレストの中には「ぜったい無理だろー」というのも混じっていたので
(ごみを輸出、とか)そういうのは除いて。

このあとどうしよ・・・と悩んでたところで、なんとなーくいい感じの分け方が
思いつき、それに基づいて分けたら、ちょっといい感じになってきた。

でもなー、なんかコンサルっぽいレポートの方向性になりつつはあるものの、
なんとなく「イノベーティブでクリエイティブ」とは違う気がする。
とても「まっとうな」レポートな雰囲気。昨日に引き続き、つらいなぁ。

わたしは幸い他のグループワークがほぼ収束しているのだけど、5人中3人は
まだまだ他のグループワークもあったので、きょうのミーティングは13時すぎで
終了。わたしは引き続きデータ分析とかの作業。

なんだか激しく疲れてるっぽい。
部屋に帰るとジーンズのまま、かろうじてコートと靴だけ脱いでばたっと
寝ちゃったりする。睡眠時間自体は、それほど短くないのに。
「脳の疲れ」だな。うむ。

innovativeな案ってどこから出てくるの?

2005-02-25 | Weblog
マーケ戦略のブレストしてるんだけど、ありきたりなのばっかで
あまり画期的なやつがでてこない。

現状分析してターゲットを絞って効果的にマーケしましょ、みたいな
ある意味一般的なことは言えるんだけど、で、既存のデータからある程度の
ターゲットは絞れそうなんだけど、それでいいのかなっていうのが
ちょっと疑問。

今回のプロジェクトのゴールは2つ。
1.街のきれいさに対する市民の評価指標を50から70に向上
2.家庭からのリサイクル率を12%から20%に向上

この2つを切り離して考えるより、これらを2軸にして、最終目標は
両方が達成されることとして(第一象限)、かたっぽだけ達成されている地域
(第二、第四象限)の特徴、両方ともダメなとこの特徴をみるとかどうだろ。
ちなみにこの2つの指標、プロットしてみたら相関があるような、ないような。

グループメンバーの中では「切り離して考えよう」案が趨勢なんだけど
で、ある側面ではもちろん切り離して考える必要があるのは認めるけども
最終的にはひとつのストーリーの中で論じたいなぁ。

今回のお客さんからの要望のキーワードは"Creative & Innovative"。
まー気持ちはわかるけどさ。"out of the box"とも言われた。つらすぎる・・。

お仕事モード

2005-02-24 | Weblog
きょうもお客さん先へ。
7時半、という暴力的な時間に集合で、もちろん無駄だと知りつつも時間通りに
行ったところ7時40分ごろに「今起きた!」というメンバー1名。
クルマでみんなでいくので置いていくわけにもいかず待機。
結局出発は8時10分。渋滞を避けるために早め集合だったのにピークの時間帯に
出発することに。

クルマの中、寝ちゃ悪いなーと思ってがんばってたけど、他のメンバー爆睡。
ますます寝づらくなってしまった。あと一番ちびっこなのでいつも後部座席の
真ん中に座ってて、そうするとヘッドレストがないから寝づらい。
あと、せっかくスーツ着てかっこいいのに、口を中途半端にあけてちょっと
マヌケな顔で寝ている他のメンバーを見るとちょっぴりガッカリ。

やっぱりお客さんのとこで作業をするとなると、わりとすぐにお仕事モードに
戻れた自分にちょっと感動。
しかし当然言葉の障壁があるため、パフォーマンスはあまり高くはないが。

あと、なんだか要求が高い!
マーケティング戦略立案、なんだけど、ぱっと思いつくような案はもうすべて
やったっぽい。"innovative"をことあるごとに強調されていて、とてもプレッシャー。
あーなんかあるかなぁ。案。

方法論の実践

2005-02-23 | Weblog
今回のコンサルプロジェクトが始まる前にSSMという方法論(中身はこれ参照)を
習った。
チェックランド氏本人の講演つきで。

それの実践の場として今回のコンサルプロジェクトがある。
グループのメンバーはそれぞれにそれなりの経験があるから、その経験をもとに
プロジェクトに取り組んでもいいんだけど、せっかくだからこの方法論を適用しながら
問題を捉えようとしている。

これがなかなかおもしろい経験。
これまで無意識にやっていたことも、こういうフレームに当てはめて物事を考えると
なんとなくよく整理されてくる気がする。
ま、SSM使おうが使わなかろうが、アウトプットはそれほど変わらないかもしれないけど。
(変わったら困る。これまでのコンサル経験が否定されてしまうもの)

きょうはお客さん先には行かずに、学内で作業。
あしたはまたお客さん先へ。あしたこそ、マンチェスターでおいしいもの食べたい!
主張しなきゃ。

あと、前タームのOperations Managementの結果が返ってきた。これで前タームの成績
すべて出揃った。
多分、総合するとクラス平均前後なんじゃないかと思う。
正直、「わたしより低い点ってどうやって取るんだろ?」と思ってたけど
経験豊かで「こういう人とだったら一緒に仕事したいな」と思える人の点が低かったり、
「きみ、社会人としてどうよ?」って感じの人の点が高かったりで
やっぱお仕事、点数だけじゃあ片付けられないことを実感。

あとやはりアカデミックの一環なので、参考文献とかいっぱいあるほうが心証いいみたい。
わたしのエッセイ、いつも参考文献5-6個しかなくって、そうしたらいくつかのエッセイの
コメントに「もっとアカデミックな文献を参考にしましょう」みたいなこと
書かれてたもん。なるほどねー。

部屋がきたない・・・

2005-02-22 | Weblog
朝8時45分に集合。・・・のはずが、時間通りに行ったらひとりしかこない。
ま気長に待つか、と雑談しながらまっていたら9時すぎてやっと全員が集合。

かるーく打ち合わせして出かけましょうか、という段取りかと思いきや
ひとりが「ちょっと印刷してそれをもって郵便局に行かなきゃ」と言い出し
なんだかんだしていたら10時すぎてしまった。
8時45分に集まる意味ないじゃん・・・。その間待たされた3人で
プロジェクトについてちょっとブレストして、そのアウトプットが後々
とても役にたったが。

わたしはきょう、お客さんが以前実施したアンケートの結果の元データを
もらって、地域別で集計しなおす、というとても楽しい仕事を担当したので
時間が経つのが早かった!
人を相手にするよりExcelを相手にするほうが百倍楽チン。

17時30分ごろ、プロジェクト担当の人(卒業生)と進捗と方向性について
確認し、なかなかいい方向に進んでますね、という評価をいただいて
安心。

かなり「お仕事感覚」が戻ってきて、まだまだ作業する気マンマンだったけど
ほかのメンバーが「きょうはチャンピオンズリーグを見なきゃ」とのことで
急いで学校に戻った。そ、そういうものなのね・・・。

パブでの観戦、誘われたけどなんかちょっとそういう気分でもなかったので
丁重にお断りし、部屋でぼんやり。
食事つくるのもめんどくさいし、部屋の中はびっくりするくらい散らかってるし
そこらへんも、日本でお仕事していた頃を彷彿させる。

部屋は日本にいたときよりも悲惨かも。
なぜって、日本だと玄関で靴を脱ぐからいいけど、こっちだと部屋まで靴じゃない?
基本的に戻ってきたらスリッパに履き替えるんだけど、なぜだかあちこちに
靴がちらばっている。それが悲惨さを高めている感じ。
あー。片付けるかー。

ほとんどが学内に住んでいるということもあり、なんかの拍子に
「この資料、いまから取りに行っていい?」とかで人が訪れることもあるので
基本的にきれいにしとかないとはずかしいんだけど。

コンサルプロジェクト1日目

2005-02-21 | Weblog
朝8時半に学校をクルマで出発! 運転者(ドイツ人)はなんとオートマ運転
初めてだったらしい。ヨーロッパでは確かにあまりオートマ見かけない。
別に運転は下手ではないが、思いやりのない止まりかたをするのでちょっと
びっくりする。みんなが「ガクン」てなってもちっとも気にしてない。
いや、運転してくれるだけでいいんだけど。あとこっち、日本に比べて格段に
道が悪い! クルマのせいもあるのかな。普通の5人乗り(モデルは忘れた)だったけど
なんだか軽自動車に乗ってる気分になるくらいの揺れ方だった。

打ち合わせは12時からで、その前に街をクルマで軽く見て回った。
今回のクライアントはCity Councilなので。メンバーのひとり(David)は
このあたりにとても詳しいのでいろいろと解説してもらいつつ。

お客さんとの顔合わせでは、1分くらいの自己紹介を覚悟してココロの準備を
していったのに、なんと名前を言っただけ。
向こうにはすでにわたしたちのCVが送られているので必要ないと思ったのかも。

プロジェクトで求められていることやそのバックグラウンドなどを2時間くらい
聞いて、そのあとはクルマで街中をまた見て回った。向こうの人の解説つきで。
場所により、けっこう格差が激しい。大田区みたいなもんか。

でも、マンチェスターまでトラムがつながっていてほんの10分程度で行けるのに
場所によっては空き家だらけだったりしていた。再開発真っ最中だけど。
交通の便はいいし、もちょっと整理されればとても住みやすいとこだと思った。

こっちで勝手に立てていた予定では、2時間くらいのキックオフが終わったら
グループで(SSMというツールを使って)現状分析をして帰る前にお客さんに
こちらの認識を説明しよう、ということになってたけど、街を見て回るのが
長引いて4時半くらいになってしまい、そのあとお客さんから「じゃ、また明日」
とさらっと言われてしまったので、とりあえず学校に戻ってからグループ
ディスカッション。
なんかたびたび、話が逸れるんだけど、それてるよーというタイミングが難しくて。
課題だな。
まあそれなりの進捗はあったが。

たった2週間のプロジェクトなのでおろおろしていたらあっという間に
終わってしまう。引き締めなきゃ。

でもま、とりあえずマンチェスターのおいしいものも調べとかなきゃ。

目処ついた!

2005-02-20 | Weblog
今朝、約束の10時に10分くらいすぎてしまったけどなんとか自分のパートを
送信。睡眠時間は3時間くらい。まあまあかな。
それからごはんを食べて、あしたから始まるコンサルプロジェクトに向けて
資料読み。あと質問事項を用意。

部屋でやってたけどものすごーい睡魔が。
危険なのでひとあし早めにミーティングスペースに行って公の場で作業することに。
受験勉強のときもそうだったけど、部屋でひとりで勉強するのニガテ。
意志が弱いので。でも人の目は結構気にする性格を利用して、極力人のいる場所で
勉強するようにしてた。きょうもそうした。

Strategyは紆余曲折の末、ほぼ完成に近づいた。
あとは細かい修正のみ。提出自体は3月11日なのでまだまだ余裕がある。
Reviseにたっぷり時間割けるなんて、自分ひとりのエッセイだったらありえないな。

夜、あしたの準備のための最終打ち合わせ。楽しいメンバー。
あしたからも楽しいといいな。お客さんのサイトはマンチェスターのすぐ近くなので
久々に「都会で食事」ができるのも楽しみ! おいしいものが食べられるといいな。

長時間ミーティング

2005-02-19 | Weblog
きのうまたさっくりと寝てしまったので、今朝は7時から作業開始。
プリウス、というかトヨタのハイブリッド車戦略について、どうやって
未知のプロダクトを市場に浸透させていったか、とかについて書いた。
RogersのDiffusion Model(Innovators→Early Adopters→Early Majorityとかゆう、
あれですね)とかを使ったりしつつ。

で12時から一緒にこのパートを書くはずの子と作業。
しかしその子は別のパートも受け持っており、そっちが終わってないとのことで
ひとりで書き進めることに。

で15時に全員(4人)集まってそれぞれ微調整して17時ごろ、とりあえず
がっちゃんこした。
作業の進め方でちょっとした議論になったけど「せっかくみんないるんだから
全体をざっと流して欠けてるとことかないか確認しようよ」というのが
しばらくの押し問答の末採用され、ドラフトの資料をもとにディスカッション。

これがまたちょっと大変。
分析をする上で使用するフレームワーク、それに対する解釈、などなど
違いすぎてまとめるのにとっても時間がかかった。
「常識の違うひとたち」と一緒に作業するというのは、新しい発見もあり
グループワークの醍醐味のひとつかもしれないけど、時間はかかるねー。

でも幸い、かなりモチベーションの高い人たちなので、時間かかろうが
「がんばろ」という気持ちはびしびし伝わってくるのでまあOKだな。
生産性はあまり高くないが。

わたしのパートは最後だったせいもあってか、Economicsに続き
「うん、いーんじゃんそんな感じで」という好意的な反応でさらっとスルー。
ふぅ。安心。
でもま、文章はだいぶ書いたけど、グラフや概念図はまだぜんぜん作ってないので
今晩はまた、徹夜に近いかも。

あしたの10時にみんなに送って15時からまたディスカッション。
そのあとコンサルプロジェクト準備のディスカッションがあるので
10-15時の間は、そっちの下調べをしなきゃなんない。

さ、がんばろ。