燕のため風花のため

短歌や文化のみち二葉館(名古屋市旧川上貞奴邸)の文学ボランティア活動(春日井建の蔵書整理)を紹介します

文学ボランティア

2009-10-28 | 文学ボランティア・メモランダム
秋が深まってきて気持ちのよい晴天。

今日は二葉館から、上中副館長が、秋の催し物について、ラジオ生中継されるとのことで、隣り部屋でじっと聞き耳をたてる。最初、副館長が催事の紹介をされたあとで、ラジオの司会者と、舟木一夫の名前が飛び交う会話をされているように聞こえる。なに?、なんだろうねと、ボランティアのSさんと小声で話す。

終了後、伺ってみると、やはり舟木一夫。
催事紹介の「白壁の文士たちⅢ 佐藤一英の足跡~純粋に、詩的に~」の佐藤一英が一宮の方というつながりで、同じく一宮出身の舟木一夫の話になったとのことだった。いつもと違うボランティアの一幕だった。


今月も、記入済みカードのチェック。



上記の催事は、11月22日(日)まで。
春山行夫らと同人誌「青騎士」を創刊した佐藤一英の展覧会に、どうぞお出かけください。

ねんりん家

2009-10-25 | 日日雑感
4日に岡崎市民球場へ社会人野球を見に行き、はまってしまったものだから翌週も見に行ったのだが、その2日後から風邪をひく。その風邪がいまひとつ治りきらない体調だったが、彗星集の五周年記念歌会のため、東京へ出かける。記念歌会は3年ぶりの出席になるかも。




東京駅に着く寸前に、幹事の佐藤理江さんに連絡を入れる。プログラムのひとつだったのに、前日に都合により取りやめとなっていた須崎友文さんの作品のレポートもどきを、やってみても構わないかを伺う。この連絡をするかどうかに迷ったが、須崎さんの「新彗星」3号の作品がとてもよかったと思っていたのと、加藤治郎先生がときどきメンバーシップについて語られることがあり、なんとか少しでも、語り合うことができるといいなあと思ったのだった。


幕末の暗さ明るさ 退任の教授の装置日々積まれゆく  須崎友文「三月、四月」より


廃棄物置場へ細く日が差せば備品シールに鮮やかな錆   同上


年度末も年度末こんな時になって億の装置を売りに来る人  同上


駅までの直線をやや縮ませて欄におさめる通学経路     同上



上記作品を含む15首連作だったのだが、透明な詞書があるような日録的な作品であること、またタイトルの「三月、四月」には、別れと出会い、退任と新任が重ね合わせられているのだろうなどとまず話す。そして、この日のこれまでのレポート担当者の発言に沿い、「喩」にからめて、須崎さんの作品には、「ような」といった直喩がないこと。それは、見たものを淡々と主観をあまり交えずに描写する姿勢によるものではないかと、ざっくりと語る。4首目については、短歌だから書けるみたいなことを言ったように思う。

こんな感じで、レジュメはおろか原稿も準備しないでの突撃レポートは、中島裕介さんが丁寧にフォローしてくださったので助かったが、あとから考えるとひどく無鉄砲なことだった。おばさんになると、なんというかとりあえずなんとかしなきゃなと男気がでてしまうような気がする・・・。





と、まあふらふらの低空飛行の歌会と懇親会を終えて、東京駅で、マイお土産を物色。
大丸の一階が改装されたらしくお菓子売り場になっていて、以前に美容師さんからおいしいよと薦められていた「ねんりん家」のバームクーヘンを買う。クラブハリエとの食べくらべがたのしみ。ああ、やっぱり食欲肥大のおばさん化がはげしい・・・。ふと、ねんりん女子=おばさんと思う。「ねんりん家」のネーミングは、なかなか奥が深いかも。


※「新彗星」は、ブックマークからサイトにつながりますので、ここから購入できます。


野球日和

2009-10-04 | 日日雑感
さわやかな秋晴れが続く。

朝になってから急に、知り合いの人が出ている野球の試合を見に行かない?と誘われる。よく聞くと、社会人野球とのこと。えっー、社会人野球?と思うが、まあしょうがないけど行ってみるかぁー、お天気もいいしと岡崎市民球場へ出かける。

もう試合開始時間が過ぎているはずだったのが、遅れてはじまったらしくて、ちょうどプレーボール。岡崎市民球場は、外野スタンドの緑がきれいでなかなかいい球場だった。そういえば、名古屋に来てから、野球は観戦したことがないなあと思う。東京に住んでいたときには、東京ドームも行っているし、けっこう神宮球場へ、六大学野球も見に行ったのに。

知り合いの人ってどの人?と聞くと、三番で外野手だった。遠目にも、足が長くてスタイルがいいー。とたんにテンションが上がってしまう。10月にしては暑いくらいのスタンドの陽だまりで、おにぎりを食べたり、蜜柑を食べる合間に、「打てー」とか「走って~」と叫ぶ。試合が終了した頃には、すっかりはまってしまっていた。