燕のため風花のため

短歌や文化のみち二葉館(名古屋市旧川上貞奴邸)の文学ボランティア活動(春日井建の蔵書整理)を紹介します

夏旅あれこれ

2013-07-24 | 日日雑感
今年は、ゆっくりと尾道から松山をめぐる。


尾道では、尾道水道をのぞむ古い旅館。
朝食を給仕してくれる仲居さんが、人懐っこくいろいろと話しかけてくれる。
因島から通っているひとらしい。
島出身の有名人の名をあげてくれた。
東ちづる、湊かなえ・・・。
湊かなえの『告白』のような世界とは無縁の笑顔で、しまなみ海道での見所やランチの人気店をあれこれと教えてくれた。



二泊目は、砥部のオーベルジュで宿泊。
隣りの動物園や遊園地の池を借景としていて、すがすがしくてきれいなロケーションだ。
夕食は、その池に真向かうように作られた細長いカウンターでいただく。
総料理長の藤内宏治郎さんが、丁寧に今日の食材などを説明してくださる。
今日渡ってきた来島海峡でとれたお魚など、地元の食材。
食器には砥部焼が使われるなど、すべてにおいて堪能できるひととき。

翌日、発つ際には、お部屋のスタッフのほかに、夕食ではアシスタントをされていて、朝食の担当だった若いシェフの方も一緒に見送ってくださる。またいつか、来たいなと思う。



そして、松山で一泊。
荷物を旅館に置いて、夕食前に道後温泉に行く。
お湯からあがり、休憩の大広間でゆっくりと過ごす。
売店で、ポンジュースを買ったら、湯婆婆のような貫禄のあるおばさんが、ゆっくりとおあがりなさい、と一声。いい雰囲気の声だ。ここで買ったみかん石鹸が、素朴な柑橘系の香りで気にいる。やっぱり、愛媛は、みかんだな。

旅館に戻ると、若い仲居さんが、道後温泉が建て直しされることを残念そうに教えてくれる。あの古さだからいいのにな。





名古屋に戻り、休日の朝、「徳さんのお遍路さん」を見る。
訪ねた石手寺が映り、なつかしくなる。
四国に行こうかと思ったのは、この番組をときどき見ていたからだ。
ご朱印帳をひろげて、めぐった四箇所のご朱印をまた眺めた。



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