改造のために、まずは広角レンズについて調べてみた。 その結果、一眼用レンズは、広角を得るための凹レンズ(前群)と、結像させるためのマクロレンズ(後群)で構成され、
より広角を得るには、
・ 前群と後群の間隔を開ける。
・ 前群に凹レンズを追加する。
という方法があることが分かった。
・・・・簡単そうなので、やってみよう。 幸い、ぎょぎょっとは1.のような構成で、改造しやすく出来ている。 方法は、次の通り。
・ 墨を塗った紙に、ファイルの穴あけ機で孔を開ける(やや大きめの穴が開くが、キニシナイ)。
・ 2.のように後群のレンズにかぶせ、シリコン輪ゴムでとめる。
・ レンズを4mmカメラ側に下げ、固定する(5-6mm以上下げるとミラーに当たるので注意)。
・ ピント調整のため、58mmフィルターの枠(ジャンク品のガラスを割り、外した物)1つをc.-d.間にはさむ。
さて、撮影してみよう。
得られた画角は、対角125度位(分度器で目測)。 結構広がった。
中心の写りは、うーん、甘いかな。 絞り板の端を通った光が回折を起こすはずなので、その所為かもしれない。
中心にピントを合わせると周辺はぼけてしまう。 遠近感を出す撮り方なら、問題ないかな・・・
ピントの位置取りが難しい。零点数ミリのズレで、ピントが全くこなかったり、マクロになったりする。
まー、簡単に工作できて、費用は1000円未満なので、一応合格にしよう。
お遊びで、後群レンズの逆付けをやってみた。 ピント調整用のリングを8枚以上入れる必要があったが、一応全周魚眼風(130度位)の像が得られる。 ただし、世界は虹色だ。
埼玉県 桶川市(9月上旬)
NIKON D40 おもしろレンズ工房 ぎょぎょっと20 広角形態Ⅰ 1/160 ISO200