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最凶日記ブログ版

~TPS日記のブログ版~

沈★ぬ太陽

2010-03-22 06:45:37 | ブックレビュー
沈ま★太陽 (1)~(5)  新潮文庫


3月20日読了

映画が日本アカデミーを取ったからと言う訳ではなく、再建に関わる年末から年初のゴタゴタ劇を見て、読んでみようと思った次第

当然フィクションなんだけど、入念な取材を基に書かれた作品だけあって、かなり史実に近いんだと思う

偏向した労務政策、会社再建よりも既得権益を守ろうとする経営陣や労組…

小説の舞台から四半世紀

先輩や友人も居る会社だから、小説のような状況にはないと信じたいもの

でも、再建を巡るやり取りを見てると…

エ★ルギーの未来

2010-03-02 06:38:08 | ブックレビュー

「エネ★ギーの未来」  日本経済新聞出版社


http://www.amazon.co.jp/gp/product/4532314755/ref=ox_ya_oh_product

2月28日読了

G蝶から「面白いよ~」と薦められて読んだのだが、マジに面白かった


化石燃料価格の高騰、地球温暖化の進展、太陽光やバイオエタノールの登場等々、エネルギーを巡る状況は大きく変わろうとしている

でも、全てが不確かな神話を通して世論が形成されており、ややもすると間違った認識で現状を捉えがちだ

本書は、現状を正確に捉え、そこから派生する様々な可能性について、非常にリベラルな視点から考察を行っている

間違いなく謂えるのは、エネルギー産業のパラダイム・シフトは避けられない状態であり、その速度は今後のイノベーションやエネルギー・セキュリティ等の状況に左右されるが、残された時間はそれ程多くないということ

今後のKeyは「NGCCなどの炭素排出の抑制技術」「蓄電技術」「CO₂排出増につながらない藻類由来のバイオ燃料」あたりか

業界人お勧めの一冊です


まとめてレビュー

2010-02-09 06:34:56 | ブックレビュー
ブックレビューをさぼってましたww

意識してる訳ぢゃなひけど、新書メインに読んでるな~



新しい労★社会~雇用システムの再構築へ 岩波新書

現行の日本型雇用システムで起こっている様々な問題に焦点を当て、歴史的背景を踏まえた考察により、その原因と今後のあり方を論じている。非常に分かり易く、また、体系立てて整理してあるんで、とても勉強になった。企業の労務担当者必見か。



職場は感★で変わる 講談社現代新書

帯より「ベストセラー『不★嫌な職場』の解決編登場! 崩壊寸前の組織を変える感情マネジメント」
人に感情があるように組織にも感情がある。組織論では兎角モチベーションやモラールに焦点が当たり勝ちだが、様々な感情が存在することを認識し、それをマネジメントしていくことが大事。情動と感情の関係(違い)についての記述は至極納得。



これから就★を始める君たちへ 日本経済新聞出版社

キャリアデザインスクール「我★館」館長が著者。「就職活動は、とことん自分と向き合い、人生を振り返り、これからどう生きていきたいのかを考える"本当の自分"を見つける場」「自分の人生すべてを振り返って"強み"を探せばいいのだ。今まで生きてきた年月で考えていけば『自分には何もない』なんて人は絶対に存在しない」 その通りだと思う。「★究館」に集うシューカツ生達の様々なエピソードを交えて、ノウハウではなく、もっと根源的なことに触れている。 「頑張れば頑張るほど報われる社会」 みんなで目指していかなきゃと思う。


男★の本懐

2009-12-01 22:41:14 | ブックレビュー
「男子の★懐」  城山三郎著


12月1日読了

20年以上前に読んでたのだが、政権交代を機に再度手にとってみた

「歴史は繰り返す」というが、不況、増大する借金等々、今と状況が酷似してて身につまされる

昭和5年「金解禁」を断行した平民宰相浜口雄幸と大蔵大臣井上準之助

「すでに決死だから、途中、何事か起こって中道で斃れるようなことがあっても、もとより男子として本懐である」との浜口の言葉が作品名となっている

凶弾に倒れた浜口は、医師にも「男子の本懐です」と呟く

命を賭しても信念を貫く

俺にも「男子の本懐」と口に出来る日が来るのだろうか

就★って何だ

2009-11-15 06:53:28 | ブックレビュー
「★活って何だ~人事部長から学生へ 文春新書

11月14日読了

有名企業15社の人事担当部長へのインタビューを通して、企業が学生に何を求めているかをあぶり出した一冊

まずもって感じたのは、よく15社の人事担当部長が取材をOKしたな~ってこと

著者の相当な人脈なのか、兎に角大変な苦労があったに違いない


中身は、「究極の就活バイブル」と帯に書いてあったりするけど、企業人が読んでもかなり面白い

求める人物像はどの会社もほぼ共通してるが、何に重きを置いて採用を決めるか、どんなプロセスで選考を進めていくのかなど、結構勉強になったりするわけでww

15社の複数の部長さん達が「今採用試験を受けたら、きっと通らなかったでしょう」と話していることに禿同www

今の学生はよく研究してるし、事前の対策に怠りないもの

それに比べると、俺たちの時代は就職活動自体凄くノンビリしてた気がする

良く言えば純朴だったし、世間も其れを寛容に受け入れてくれてた


雑誌の新刊紹介で興味を持って購入したのだが、とっても面白い一冊だった