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最凶日記ブログ版

~TPS日記のブログ版~

続・読書の夏

2010-08-25 06:52:58 | ブックレビュー
「これから『働き方』はどうなるのか」 南部靖之・竹中平蔵共編

5人の著名人が、雇用制度や働き方といった視点から、解決策を提示

正社員至上主義とも言える現行制度を改め、各人の価値観に応じていろいろな働き方が出来る社会への制度的変更を唱える一方で、働く側の意識の変更や就業感の確立も求めている

職業を自由に変えながらでも達成できることがWLBの究極の形なんだって思うょ

同一価値労働=同一賃金

阿蘭陀の「ワッセナー合意」が成功例として紹介されてるが、そろそろ本腰を入れて雇用制度の在り方について論議する時期にきているのかも




「もしドラ」 岩崎夏海

半年くらい前に買って、途中でお蔵入りしてた本

この本に対する賛否は分かれるね~

俺的にはストーリーとしては???なんだけど、ドラッガーの「マネジメント」が何たるかを概念的に理解しようと思えば、非常に分かり易い入門書?なのかもしれない…

ドラッガーが提唱したマネジメントの要諦をストーリー仕立てで展開した発想はGood

目次をみると、なるほどな~って思うもん

読書の夏

2010-08-16 16:26:26 | ブックレビュー
このお盆休み(14~16日)は、ちょこちょこと外出はしたものの、読書三昧の日々だった


「日本人へ 国家と歴史編」 塩野七生著

「ローマの衰亡は500年 日本の衰弱は20年 ならば、どうする?」

との刺激的な帯に魅かれて購入しちゃったんだけど、洞察の深さと明快さに一気に読み上げてしまった

某月刊誌に連載されたものをまとめたものなので、若干タイムリーでは無いものもあるが、数年前に今を見通してるような記述もあって、それが還ってロジックの普遍性を感じさせる訳ですよ

機会があれば同時発売の「リーダー編」も読んでみることにしやう



「社員をバーベキューに行かせよう!」 蓬台浩明著

これまた刺激的な題に思わず手に取った本

社風って本当に大事だな~と思う

社風って大袈裟なもんぢゃなくて、職場の雰囲気って解釈でも良いと思うけどね

理想的な社風(職場の雰囲気)をどう作ってくか

会社での実践を通して社長さんが提言してくれてます


あと1冊読んだんだけど、また明日w

[書類・手帳・ノート]の整★術

2010-07-11 06:26:21 | ブックレビュー

「[書類・手帳・ノート]の★理術」 サンクチュアリ出版


イラストが好きだったので、ついつい購入したのだが、結構ためになる

職場が変わったタイミングでもあり、机の廻りや書類の整理をやりやすい環境にもあるから、この本を参考に片づけをやってるトコです

以前の職場では然程多くなかった名刺も、現職場では半端ない状況w

毎日の整理が大事だよな、と実感しております


で、この本、単なる片づけマニュアルぢゃなくて、ノートの取り方から思考の整理方法みたいなものまで書いてあって、結構ヒントになってる

でも、やっぱり一番イラストが好きww


内閣★理大臣

2010-05-05 08:53:40 | ブックレビュー
「内閣総★大臣 増補版」 角川書店


先月、本屋で立ち読みしてて購入した一冊

このときは未だ離党していなかったのだが、個人的には凄く期待してる人だけに、著書を読んでみようと思い立った

元?学者さんらしく、昨今の政治学者の言葉(学説)を引用した内容は説得力があって俺にはヒット

現政権を批判するだけではなく、褒めるべきところは褒め、戒めるべきところは戒める姿勢は好感が持てる

閉塞感が漂う現在の政治状況だけど、次の言葉を忘れてはならないと思った


「政治そのものを軽蔑し、『平和的な支配』としての政治の重要性を軽んじると、国民はそのことによって、政治から必ずや報いを受けることになる」

「国民の質以上に良質の政治家は生まれない」


今後の政局に注目したい

悪人(上)(下)

2010-04-19 07:01:45 | ブックレビュー
2週間ほど前に一気に読んでしまった

以前、本屋で手に取ったときに、福岡と佐賀の県境の三★峠が舞台になってることを知って興味を持ったのだが、読む本を溜めこんでたんで購入しなかった

火の国に向かう電車で読もうと思い立ち、博多駅の本屋さんでゲット

熊本に着くまでにほとんど上巻を読み終えたが、その日は本屋に行けず、悶々とした夜を過ごすww

朝一番で下巻を購入し、福岡に帰るまでの間に読み上げてしまった


今秋には映画化されるらしい(妻★木君主演?)


ストーリーは極めて簡単(中身は書きませぬが)

だが、現代の若者の孤独が如実に、しかも繊細なディテールで書かれていて読む者の心を掴む

読み終えたときに、なぜか涙がこぼれた

少子高齢化社会、希薄な人間関係、情報化社会…

日本人ってどんどん孤独になっていくのかな~、なんて考えてしまった



「悪人」という題

犯罪を犯す人が「悪人」という単純な構図ぢゃなくて、日常に潜む悪の心を持って普通の暮らしをしてる悪人達が、「悪人」というレッテルを張られる被害者を生みだしてゐる現実

誰が本当の悪人なのか

「あの人は悪人やったんですよね? ねぇ? そうなんですよね?」