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筑小芝居日記

筑波大学の演劇サークル 劇団筑波小劇場の公式ブログです。
公演情報や活動報告、その他筑小に関する事を色々のせます。

サヨナラだけが人生だったり、この世はもうじきお仕舞だったり、バイバイさよなら金輪際だ。

2015-03-21 03:00:53 | その他

ブログではお久しぶりです。養田です。

 

劇団筑波小劇場2014年度卒業公演『いなくなるためにいるぼくらがいるためにつくったいてもいなくてもいいお芝居』、

無事終演いたしました。遅ればせながら、ご報告させていただきます。

ご来場いただいた方々、誠にありがとうございました。

少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです。

 

先日は追いコンも開いていただき、僕を含めた4年生代6名は、

劇団筑波小劇場を卒業・退団させていただくことになりました。

今まで多くの方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。

ですので、僕がこのブログに記事を書くのも最後でしょう。

書かずに消えて行ってもよかったのですが。そっちのが綺麗サッパリですよね。

 

過去記事を読み返すと、スタッフさんが自分のスタッフワークについて語っていますね。

それに倣ってみましょうか、そうしましょうか。スタッフワーク、脚本・演出編!

でも脚本も演出も、やる人によってやり方は千差万別ですよね?

やる人が好きにやればいーんじゃないの?という気がするので

特に書くこともないんですよね。

やっぱりやめましょう、そうしましょう。

完。

 

 

などと言っては面白みも何もございません。

僕が編み出した脚本・演出の極意を書いて消えて失せていくことにしましょう。

これを実践すればあなたも凡百の脚本・演出家に!?ご利用は計画的に!

 

★脚本執筆の極意

一、日本語で書け

日本でやる場合は日本語、外国でやる場合は御当地の言語で書きましょう。

役者やスタッフや自分が読める言葉で書くことが第一歩です。

これを無視すると公演の成立が危ぶまれますので注意しましょう。

一、空白を書け

役者やスタッフが脚本を手にしたときに書き込みがしやすいよう、

スペースを適宜作成しましょう。モチロン、空白のみでも夢が広がりんぐですが、

それを脚本と認めてもらえるかは人によるので注意しましょう。

一、挫けず書け

書きたくなくても書かねばならない時があります。

心がささくれても〆切は追いかけてきます。時には通り過ぎていきます。

完成したところで碌に読まれなかったりすることもあります。

それでも書きましょう。書いてしまえばこっちのものです。

出来上がったものが面白いかどうかは読み手の主観や趣向、

作り手の才能や経験や手管や運勢に左右されるので注意しましょう。

 

★演出の極意

一、極意なんてない

人によっていろいろ、現場によっていろいろ、人生いろいろです。

臨機応変さと絵図面や青写真を書ける計画性、采配を揮う剛胆さ、

そんなもんは後付だ!なんか大事なもんがあるような感じがあればよい!

とりあえず公演に使える時間は他の人よりあるに越したことはない!!!

一、人と話せ

自分の意見、他人の意見、非現実的要望、現実的対応、駆け引き、今日の天気……

人と話すことですり合わせていくのです。想いやなんやかんやを……

できれば公演に実のあることを話したほうがよいでしょう。当たり前だな!

一、役者にダメ出せ

稽古で役者にダメ出ししましょう。以下、例。※

・「うざいんだよ、目障りなんだよ! 演技のいちいちが!」

→まずは全否定から入りましょう。役者のプライドをズタズタにすることで、

 演出のいうことに逆らえない従順なロボットに調教するのです。

・「セリフを与えられ、それを奪われる。その瞬間こそ役者は一番美しい顔をする……」

→それでも命令を聞かない役者からはセリフを奪いましょう。

それを与えてやるのが真のファンサービスというものです。

・「わからないだろうな。今の私の演出は、キミの理解を超えている。」

→演出の言うことが理解できないという役者に対して使う言葉です。

演出の意図を役者が理解する必要はなく、今はまだ演出が動く時ではないのです。

・「あれだけ毎日9時~21時で稽古した後、館下練で午前2時まで動いてちゃ、痛いんでしょ?

もう立ってらんないんでしょ? 満身創痍なんでしょ? だからと言って保健室はナシだよ。」

→役者を酷使して酷使して酷使しましょう。そして煽りましょう。もちろん休ませる必要はありません。

怒りのエネルギーを溜めることによって、きっとすごく強いモンスターが召喚できるのです。

以上。

このほかにも、

「おい、演技しろよ」

「こんなの演技じゃない!」

「やはり貴様らの演技には鉄の意志も鋼の強さも感じられない。」

「実戦経験のなさが露骨に表れた哀れなほど薄っぺらな……」

「良かれと思ってやったんだろうけどなぁ!」

等々ありますが、

たぶんこれらを言ったらまさにDEATH★ゲームで稽古場が闇のゲームなので

ご利用は計画的に。

※これらのダメ出しはフィクションです。実際の稽古場で演出が言った/言われたという事実はございません。

 

…ふぅ。

これらの極意が、これから筑小に脈々と受け継がれていくことでしょう。

これで思い残すことはありません。

というかもう寝たい。

子供は夢を見るもので、大人は夢を見せるものだと誰かが言いました。

大学生はどっちでしょうか。どちらもかもしれないし、どちらでもないかもしれないですね。

舞台は現実であるともいえるし、現実でないともいえますね。

覚めて良かった悲しい夢か、覚めて寂しい楽しい夢か。

どうせ見るなら楽しい夢か、どうせ夢なら悲しい夢か。

この束の間を紡いだ皆さんが、いい夢を見れるよう祈ります。

おやすみなさい。

 

養田

 


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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (Unknown)
2015-04-29 10:38:47
なんのことはないですが

やっぱり少しさみしいですね

さようなら
ありがとうございました
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