ひかりのことば *豊葦原瑞穂国に光満ち溢れさせたまえ*

すぐ傍にある、美しいもの・こころやすらぐものをみつけました。一緒に楽しんでいただけたら幸いです。

ことばについて。

2008-02-06 19:34:33 | つれづれ帖
言葉がこれほどに乱れているのは、くだらない漫画やアニメ・ゲームの氾濫の影響も大いにあるのでしょう。
テレビでも芸能人とは名ばかりの話芸のないものどうしが、低俗なおしゃべりで時間を浪費しています。相手をののしりあうような番組もあり、一体なにがそんなにおもしろいのか、感覚がさっぱりわかりません。
不愉快なので、テレビも見ないようにしています。
文学・和歌の言葉に触れずして、聞きかじったことばでののしりあい、あげつらうことに快感をおぼえているひとたちとは、世界がちがうのだろうとおもいます。
ネットの世界では、匿名ゆえにそれがまざまざとみえるのでしょうね。

一方で、「うつくしいことば」「ゆかしいことば」に関心をよせる人々もいらっしゃるのも事実です。そのような言葉を集めた本もよく目にするようになりました。
NHKの「にほんごであそぼう」は日本のさまざまな言葉の魅力をあらゆる角度から紹介し、子供に関心をもってもらえるように工夫もされています。
漫画のなかでも、CLUMPさんの作品は言葉遣いも極力丁寧なものにされています。(「カードキャプチャー さくら」のなかのさくらのおともだち、大道寺知世ちゃんの言葉遣いは、とても意識されているとおもいます。)
着物やすこし前の文学があこがれをもって接する人々が増えているのも、いまの世情に違和感をおぼえる方々もたしかにいらっしゃるということなのでしょう。

子供さんに本の読み聞かせをして、其の時間をたのしむということも、こころをはぐくむ大きな土台となるとおもいます。今はいろいろな絵本がでており、良書もありますが、さほど子供のこころの糧にならないものも多くあります。

参考までに、わたしの読んでもらっていた本を御紹介しますね。
日本の昔話から、グリム・西洋の御伽噺、道徳的な内容のお話など、毎日一話づつあります。
もしかしたら、内容的に時代にあわないものとして、差し替えられているかもしれませんが。。。

「きょうのおはなしなあに」ひかりのくに株式会社 「きょうのおはなしなあに」改定判ですが。
ハードカバーのがっしりした本で、春・夏・秋・冬の4冊出ています。
わたしは、古書店で再会して、求めました。昭和43年初版で、昭和52年に14版がでていて、それをもっています。
浜田広介さんや新見南吉さん、小川未明さん、松谷みよこさんも執筆しておられ、挿絵も穏やかで多彩な方々のもので、いまでも読み返しています。浜田広介のおだやかな童話は、年齢があがってからも、愛読していました。

影絵の挿絵のうつくしい、暮らしの手帳で連載されていた、藤城誠二さんのさまざまな童話もとりこになりました。「お見舞いにきたぞうさん」「ロンドン橋でひろった夢」「きん色の窓とピーター」は、展覧会に行った際に再会して、求めました。「藤城清治さんの作品」

年齢の対象はあがりますが、よき日本のこころをつたえるものに、吉屋信子さんの「花物語」という3冊もお勧めです。当時の少女の素直なこころや、見習いたい姿を描いているものです。 「花物語」
中原淳一さんのことばも、とても含蓄深いもので、いまは失われてつつあるものを伝えていると思います。「それいゆ」「ひまわり」で一世を風靡した方です。
わたしの手元にあるのは「しあわせの花束」。エッセイですが、こうありたいものだということが、ちりばめられている素敵な作品です。「しあわせの花束」

どの書物かお伝えするために、リンクを沢山貼らせて頂きました。
御容赦くださいませ。

ことばを「光透波」として用いるよう示してくださっているブログがあります。
「まずは自らを律せよ!」ぜひお立ち寄りくださいませ。

多くの方々が、ひかりの言葉を口にされますよう。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同感。 (ルイママ。)
2008-02-06 21:21:27
テレビの弊害、大きいですね。
ウチの孫のところはテレビを置いていないのです。
「殺人などのニュースは聞かせたくないよね」と長男たち。
確かに食事をしながら聞くようなニュースではありません。
娯楽番組然り。
良い音、良い本を選んで聞かせたいですね。
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すばらしいですね! (月下  桜)
2008-02-08 14:52:29
ルイママ。さん、おそらくテレビが出回った当初は、食事中にもつけっぱなしにすることは、なかったろうとおもうのです。食事のあとの、娯楽の時間と、区切って、それも良質な番組であったとおもいます。
ニュースの内容が、子供さんに聞かせたくないものばかりというのがこまったものです。
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