ハムレット

ハムレット
２月１１日　マチネ　＠彩の国さいたま芸術劇場

まさか泣くとは思わなかったです。
素晴らしくって、ほんと至福の時間でした。

まずはもう、シェイクスピアたまらん！
お芝居って言葉ってほんと面白いな、凄いなと。

そして膨大な台詞の一つ一つをしっかり届けてくれる竜也君、ほんんと凄すぎます。
なんて言えば良いのかな、、、どんな難解な言葉もすっと入ってきて胸に届いてくるんですよね。

ほんと今回は改めて竜也君の台詞術の凄さに感心しました。

２階席なのにオペラグラス忘れた！と慌てて取りに戻ったけど、ほぼ使わず。
２階でも充分表情まで見えたというのもありますが、オペラグラスを構えるのも忘れるぐらい引きこまれたし、声だけでもハムレットの想いがヒシヒシと伝わってくる。

狂気で泣き叫ぶ姿に圧倒されるんだろうなと思いこんで観に行ったものだから、こちらの心に溶け込んでくるような竜也君のハムレットに驚きました。

フォーティンブラス軍を見た後の独白はほんと心に染みて、涙が出てきました。

満島ひかりちゃんは期待していただけに、一幕は、あれこんなもん・・・？って思ってしまいましたが、二幕はさすがでしたね。

いかにも演劇！、いかにも海外公演を見据えた蜷川さんの演出！という感がありありでしたが、私にとっては逆にそれが新鮮と言うか久々感があって、やっぱこういう作品すきだなぁと改めて思いました。