豊川南小学校ブログ

箕面市立豊川南小学校の児童たちの活動、
学校のようすを紹介していきます。

平和学習月間

2023年08月01日 | 子どもたちの活動

6月は平和学習月間でした。それぞれの学年で戦争と平和、そして命の大切さについて考えてきました。

1年生の平和学習

絵本「おれはなにわのライオンや」を読んで、平和の大切さや平和にすごすために自分たちにできることを考えました。考えた内容をカードに書いて、そのカードをライオンのたてがみに見立てて、ライオンの顔と一緒に掲示しました。

ライオンが人間の都合で殺されたことに気がつくことは少し難しかったので、先生の説明も聞きました。そのことを知った時、とても驚き、どうしてそんなことになったのかと真剣に考えました。 どうしたらライオンを殺さなくてもいいか、平和な世界のために自分たちは何ができるかなど、クラスの中で話し合いました。友だちの考えをいいなと思ったり、そうだよねと納得したりしました。 

 

2年生の平和学習

「伸ちゃんのさんりんしゃ」の絵本を読み、読んだ感想を書きました。

はじめに、平和とはどんなことかを考えました。「けんかがない」「みんなが助け合う」「戦争がない」という意見がでました。

戦争や原子爆弾の話につなげてから読み聞かせを聞きました。戦争や原子爆弾については、どんなものか知っている友達もいて、いつごろ、どの国が戦争をしたのかなどの話もしました。昔は日本でも戦争があり、原子爆弾が落とされてたくさんの命がなくなったのだということを学びました。戦争は恐ろしいものであり、伸ちゃんという幼い子の命を奪ってとてもかわいそうな話だと感じました。伸ちゃんや家族の気持ちを考えた友だちもいました。 

   

 

3年生の平和学習

「へいわってすてきだね」を読んで、平和への理解を深め、感想を書きました。自分にとっての平和を考えると、いろいろな意見が活発にでました。絵本の読み聞かせを聞いてから考えたので、ふだん当たり前と思っていることや身近な平和についての意見が多かったです。

意見を出し合う中で、今当たり前と思っていることも戦争があれば当たり前ではなくなるし、小さな当たり前を大切にしようという意見が出ました。 いつもはありがたさを感じないような様々なことが、平和であるからこそできることであったり、小さな当たり前こそが平和だと感じられたりしていました。小さな平和を大切にできるようにしていきたいです。 

   

 

4年生の平和学習

絵本「いわたくんちの おばあちゃん」を読んで、戦争に行った人とその残された家族への理解を深め、感想を書きました。

原子爆弾を経験したおばあちゃんの娘さんが、当時のおばあちゃんの体験を学校の子供たちに語り聞かせる絵本で、「自分だったら…。」と当時のことを思い浮かべながら考えました。当時のことが語り継がれていることがみんなに響いている様子でした。感想には絵本についてのものや、戦争や平和についてなど自分の考えが多く、戦争があったときのことを想像し、よく考えて書きました。

   

 

 5年生の平和学習

「すみれ島」を読んで、戦争のときの特攻隊への理解を深め、感想を書きました。特攻隊とは何か、言葉を聞いたことがある友だちはたくさんいましたが、絵本や動画を通して、特攻隊の役割や、特攻隊になった人々の思いやその家族の様子などを知ることができ、また考えることができました。感想には、『すみれ島』の絵本についてだけでなく、戦争当時の様子や今の平和な日本、そして今なお続く外国の戦争についても書かれていました。6年生になったら修学旅行でさらに深く学びたいと書いている感想もありました。

 

 

6年生

6年生もこれまでの5年間、平和学習で戦争と平和、命の大切さや人にやさしくすることについて学んできました。これまで学んできたことを生かし、2学期には平和学習を深めたいと思います。そして、10月の修学旅行で実際に確かめてきます。原子爆弾が落とされた広島のまちで、戦争の悲惨さ、残酷さ、今の平和で幸せな日常、自分たちがこれからつくる未来について考えてきます。それらをまた修学旅行報告会でみなさんに伝えます。

 

さて、夏休みの間には、戦争と平和について考える機会がたくさんあります。

今から78年前の8月6日に広島に、8月9日には長崎に原子爆弾が落とされました。そして8月15日は終戦記念日です。テレビやインターネットのニュースでたくさん目や耳にすると思います。そのときに平和学習で学んだことを思い出してほしいです。そして今の平和な日本に感謝し、これからの平和な世の中をつくる自分たちの未来について考えましょう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする