劇団豊橋演劇塾~稽古場日記~

愛知県豊橋市で活動中のアマチュア劇団、劇団豊橋演劇塾の稽古の様子&公演告知&東三河演劇情報などを綴ったブログです。

日高夫婦 ★「萩家の三姉妹」稽古場日誌 63★

2012年12月04日 | 2012年12月 『萩家の三姉妹』

★ 12月8・9日に、豊橋市公会堂にて、

        創団15周年記念公演「萩家の三姉妹」を上演致します ★

 

チケットを劇団員が絶賛手売り中

  

今日火曜日は、72回目の稽古でした。
今日は通し稽古ではなくて、抜き稽古です。
1場と2場の後ろのほうに、3場の前半。
あと2日ですが、できることがある限り、頑張ります。



日高夫婦

夫が脱サラ農民となり、夫婦で近くの波田村へ引っ越してきた



夫  日高 聡史


農業の傍ら、宅配便のバイトをしている

宅配の荷物を萩家に届けに来て、姉妹と再会する

東京にいるとき、三姉妹の近所に住んでいた
当時は女の子の憧れの的で、「プリンス」と呼ばれていた

 

青春の思い出として、消え去っとくべきでしたかねぇ・・・

気持ちいいよ。だ~れもいないとこに1人でいるの。

ああいう生活の楽しみ方って、僕なんかにはうらやましいけど・・・

21世紀の幕開けですね。明けまして、おめでとうございます。


 

聡史のことは、あまり書けないのです。
お話のすごく大きな軸が、ネタバレになってしまうので。

いいせりふが、いっぱいあるんです
聞いてやってくださいね。



この人は、たぶんいろいろ苦しい思いもして、我慢もして、
そして今も頑張っている・・・とも、思います。
  (最終的には、もしかして、一番カワイソウな人かも、とか思ってみたり)


まあ、なるべく、幸せになってほしいとは思うんですけど、ね・・・





それにしても、

たまたま、聡史が、萩家に宅配の荷物を届けに来たばかりに、
人生が大きく変ってしまう日高夫婦。

   
・・・脳天気な萩家の姉妹達に、ちょっとは責任感じてほしいと思うのはワタシだけ?



そう、私はこの夫婦が、かなり好き

特に、妻の文絵がだ~い好き!

でも、贔屓目なしで、
文絵がいなかったら、若しくは、
聡史の妻が文絵でなかったら、
この話は成立しなかったと思う。

そのくらい、重要な存在だと思うのです。



妻  日高 文絵


聡史の妻

夫からは、「ふうちゃん」と呼ばれている

鷹子と同じ歳のはずだが、
厚化粧に、服装はヒラヒラのメルヘン系

あきらかに周囲から浮きまくっていると思われる

  

この人のせりふは、好きなのばっかりで選択に困るのです。
どれもこれも、みんないい!
ほとんど全部好き!

ま、その中でも一番好きなのはやっぱり、

「私、やっぱり人間が好き。
 お祭りって、人間がお互いを好きだって確認するためにあるんじゃない?」

        ・・・・結局、最後までホンの中で、コレが一番好きでした~! (稽古場日誌23 参照)

  

もちろん、個人的見解ですが

「やっぱり人間が好き」
・・・って思えるというのは、
こでまで、いろいろある(あった)と思うのだけど、
きっかけはお祭りでも何でもいいけど、
理屈だけじゃなくて、パッと本能で

「あ、でもやっぱヒトが好き!」

って思える瞬間に出会えたってことで・・・

「私がいて、人がいる。
そんなことが急に奇跡のように思えてくるの」

こういう気持ちになれただけでも、
文絵にとって、波田村に来たことは、すごく良かったと思うのです。



で、これが文絵の最後のせりふ

みんな、幸せにしてあげたいけど・・・


に繋がるのかなあ・・・なんて。(いえ、もちろん、私的見解ですけど)

ここまでの心境に辿りつくために、どれだけの想いを越えたことか。

すごい人だと思います。
ワタシには絶対ムリ!

聡史クンたら、趣味じゃないわ。童話が私の仕事なんです。
     
・・・春には、ちょっとムキになって「仕事」と主張してたのに、晩秋には、

どこかのおチビちゃんが、きっとどこかで読んでくれてる、そう信じて書いてるの。

     
落ち着いた感じ。
     うんうん。そうだよね。
     あっちこっちの「おチビちゃん」が、きっと読んでくれてると思う・・・・


    『このヒト、天然系だから別にガンバッてないよ』と思う男の人、
    あなたの、その底なしのスーパー ウルトラ スペシャル デラックスな無神経さでは、
    熟年離婚間違いなしだとワタシは思います。
    今すぐにでも、特上のお寿司とケーキのひとつでも買って、奥さんかカノジョさんの
    ご機嫌を伺うことをお勧めしたいです。・・・え?もう手遅れ?


パパとも、若子とも、鷹子とでも、サシでいろいろ話せてしまう。
この「不思議ちゃん」な力はどこからくるんでしょう?

 
パパとは、特に気が合ってる感じ・・
ママ、プンプンしないで。とっても楽しい、素晴らしいパパよ。




忙しいのよ、品子さんのことで
そうなんです、品子さんのことがありますからね
    ・・・・なんか、大人の会話だと思うのはワタシだけ?




あなた、これ才能だわよ 
⇒ この後、若子は古着のリフォーマーになろうかと思い立つ




た~ちゃまって綺麗ねえ、お化粧もしてないのに ⇒自分は厚化粧してる

学生さんたちに私を見せたい? 間違った女の見本として



まあ、夫婦間のことはともかくとしても・・・
萩家の姉妹と出会って、大きく人生が変ってしまうことについて、
文絵には、全く何の責任もありません。
でも・・・。

私ね、終わりのあるお話が書けないの。
終わりを作らなくきゃいけないと思うと、何もかもつまらなくなってしまう。

だって、終わりは突然来るものだから。

まだ終わらない、先があるって思ってるうちに、
シャッターは降りてくる。

現実ってそうでしょ?


いろんなものを沢山抱えて、その上で、潔かった文絵
見た目は「メルヘン女」です。

でも、この物語の中で、1年を通じて、
最も前を向いて、行動し始めた人ではないかと思います。

この人、波田村に来て、ほんとによかったと思う。
だから、

どーしてもどーしても、絶対、幸せでいてほしい!
     
     そして、萩家のお嬢様達には、ちょっとは反省してほしい! 
     ツメの垢でも煎じて飲めばって感じですねっ

     ・・・そう受け取るワタシは、きっと読み方が浅いってことなんでしょうけど・・・

    
                   ・・・・ネタバレ過ぎるだろっ!って、怒られそうですけど、
                   だってこの人、1回観ただけではわかりにくいんだもん・・・・
                   ちょっとくらいいいかな~って。ごめんなさいっ

というわけで、
以上、総勢12名の個性的なキャラで、「萩家の三姉妹」をお送りします。
12月8日午後6時30分に幕開け!

ぜひ、悩める12名の人生を応援しに来てやってください。



チケットをお買いあげくださった方、本当にありがとうございます。

よいものを観ていただけるよう、精一杯頑張ります。
当日は、公会堂でお待ちしています。

多くの皆様のご来場を、心からお待ちしています。



観に来てね、お願いにゃん


★本番まで、あと4日★



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