劇団豊橋演劇塾~稽古場日記~

愛知県豊橋市で活動中のアマチュア劇団、劇団豊橋演劇塾の稽古の様子&公演告知&東三河演劇情報などを綴ったブログです。

ありがとうございました ★「萩家の三姉妹」稽古場日誌 70 最終★

2012年12月11日 | 2012年12月 『萩家の三姉妹』

★ 12月8・9日に、豊橋市公会堂にて、

        創団15周年記念公演「萩家の三姉妹」を上演致しました ★


     


この稽古場日誌も、無事に最終号をお届けすることができました。
計らずも、「70号」という区切りのよい数字で終えることができます。


ご挨拶とお礼が遅れて申し訳ありませ
ん。

12月9日、劇団豊橋演劇塾「萩家の三姉妹」公演が、無事終了致しました。


  

ご来場くださった皆様


ありがとうございました !



チケットを購入してくださった方、
いろいろな形で協力したり便宜を図ってくださった方、
多くの方々に期待していただき、応援していただいたおかげで、
無事、公演当日を迎えることができました。
心から感謝申し上げます。


よく考えると、
公演当日に、12人もの出演者が、事故も怪我もなく、家族の不幸も起こらず、
全員、会場に揃ったこと。
天変地異とまではいかなくても、風雪水害に襲われることなく、
無事に会場にお客様をお迎えして公演がうてたこと。

つい当たり前のように思ってしまうこれらのことも、本当は奇跡のようなことなのかもしれません。

何か大きな力に守られていたのだと思います。

豊橋演劇塾「萩家の三姉妹」公演を支援し、守ってくれたすべてのことに感謝しています。
そして、
お忙しい中、そして寒い中ご来場いただいたお客様、誠にありがとうございました。









1997年に創団した私たちも、活動を始めて15年が経過しました。
市民センターの会議室で、小さな無料公演からスタートした私たちが、
2000円の入場料をいただいて豊橋公会堂で公演をうてるまでになったのは、
多くの方のご支援・ご協力のおかげでもあります。
本当にありがとうございました。


 


15年の間に、多くの人が当劇団の戸をたたき、そして、通り過ぎていきました。

「15周年記念公演」と銘打った今回の公演は、出演者12名のうち客演者が1名、
そして残る11名のうち、1名が3~4年、3名が入団2年未満の団員です。
人はどんどん入れ替わり、劇団も変わっていくと思います。

でも、どのように変わろうとも、
「ひとりひとりが大切な劇団員」という当初の気持ちだけは、持ち続けていきたい。
そして、これからも、観てくださるかたの心を動かせる芝居作りを志していきたいと
思います。

劇団豊橋演劇塾は、15年の間に創ってきた芝居に込めた「想い」を背負い、
多くの思い出を越えて、前へ進んで参ります。

これからも、どうか劇団豊橋演劇塾をよろしくお願いいたします。


  


15年の間に演劇塾を応援してくれた全ての方へ

本当にありがとうございました。





  


「萩家の三姉妹」稽古場日誌も、これが最終号となります。
  (続編とか、後日談とか、一切ございません:笑)
ネットにもブログにも、全く適性がない上に、画像の取り込み方すら知らなかったワタシが
こんな大それたことを初めて早5か月。
無事にゴールにたどり着くことができて、ホッとしている、というのが正直な気持ちです。
一生に一度きりの「ブログ」体験。よい経験をさせていただきました。
できないことがたくさんあるまま終わるにも関わらず、不思議と思い残すこともないように感じます。


7月から、約5か月間、通算70回。号外2回。
いつものことながら、「書いたの、たった70回?」という感じです(笑)
どー考えても、400回くらいは書いたような気がするぞ・・・・

なんとかチケット販促のために宣伝に役立てないかと思って始めたこの稽古場日誌。
12月10日の閲覧数が、「gooブログ」内順位で、1,797,896ブログ中:7284位。
上位0,4%に入ったそうで、稽古場日誌を始めてから最高記録となりました。
訪問してくださった皆様、本当にありがとうございます。

・・・・・・・・・た~だ~し~

「12月10日」、つまり、公演終了翌日 の訪問者数が最高記録ということは・・・・・

やっぱり、幾人かの方のご忠告どおり、効果が出るのは、次か、次の次。
・・・・・・・・今回の販促活動には、あまり役立ってなかったということだろーか・・・・

宣伝活動というのは、一朝一夕には結果の出るものではないのですね。
身をもってよくわかりました。
でも、無駄ではなかったはず! だと信じています。

ブログというものの執筆に適正のある方なら、こんなこと、なんでもないことだと思います。
しかし残念ながら、全くその適性に欠ける私は、ひとつの記事を書くだけのことにも、
いちいち膨大な時間を要しました。
最終号まで無事にたどり着けたのは、訪問してくださった皆様のおかげです。
この稽古場日誌が、少しでも演劇塾の宣伝に役立ち、
劇団に興味を持っていただくきっかけになっていれば、
そして願わくば、「次」へ繋がるものになれるなら、
それほど嬉しいことはありません。
これからも、劇団豊橋演劇塾を、どうかよろしくお願いいたします。

振り返ると、私自身にとっても、いろいろなことがあった5か月でした。

公演は終了しましたが、制作はまだまだ多くの仕事が残っています。
でも、年内には残務処理を終え、年が明けたら、今年のことはきっぱり忘れて、
また新たな気持ちで、前へ進んでいきたいと思います。

5か月間、つたない稽古場日誌におつきあいいただき、誠にありがとうございました。


               「萩家の三姉妹」稽古場日誌 担当(文責) : 有村 星香




70回も書いた日にゃ、登場したネコも10匹や20匹ではありません。
上の4匹の中で、左から2匹が、ワタシのお気に入り同点一位。
左から3番目と4番目が、それぞれ、No2 と No3 です。

特別に気に入ったコ達で、つたないこの稽古場日誌へ訪問してくださった皆様を
お送りしたいと思います。(2匹ほど寝たままですみません・・・・)

 
終わったにゃん・・・・



初日 弐 ★「萩家の三姉妹」稽古場日誌 69★

2012年12月08日 | 2012年12月 『萩家の三姉妹』

★ 12月8・9日に、豊橋市公会堂にて、

        創団15周年記念公演「萩家の三姉妹」を上演しています ★


   


13時30分。

ゲネプロ開始です。

お客様がいらっしゃいます。
大道具の外注先、そして照明仕込み・バラシをお手伝いしてくださった、
東雲座カンパニー代表、城田文孝氏です。


開演直前



13時30分。定刻に開演です。

1場スタート



役者が居眠りしてるんじゃありません。
「家政婦の品子さんが居眠りしている場面」から始まります。


本所先生登場

 

た~ちゃまは、シンプルに生きる決意をされたそうで、儀礼は一切、廃止です。

旦那様はね、何にも知らずにお亡くなりになりましたよ。
これでようやく鷹子にも女の幸せがって信じたまんまでね


一家が帰宅。
萩家的には、毎度おなじみの長姉と末妹のモメごと。

   

 

マイペースのパパ。 夫婦仲は悪くないような・・・


 

謝罪の言葉は!
誠に遺憾でしたっ!


あんまり? なぜあんまりという? 結婚しない女は気の毒なわけ?


鷹子は激高中。 そこへ、本所先生が再度登場



 


またひとり登場。
宅配便ドライバーと思ったら、昔の知り合い!

 


なぜか、その奥さんも登場!?

 


そして姉妹の会話



専業主婦の家事労働って、賃金に換算したら大変なものなの。
愛という名目のもとに、ただ働きが当然とされているだけで・・・


1場のラスト



あ~あ、夫婦ってくだびれる・・・そうじゃない?


場面転換も無事にクリア。
2場スタート


踊りながら登場。3人組。

 
撮影の腕にも確かに問題はあるが、
動いているので、画像がブレブレで・・・



仕事に身ィ入れて、早くイッチョ前になりなぁ。
女を食わしていかなきゃならないだす、男はよ。


その後いろいろあって。

鷹子のゼミの女子学生の質問に答えたり・・・


 


で。またいろいろあって。



そうなのか、言いがかりか?
ヤキモチか? 怒んねぇぞ俺、言いがかりか?


女子大性ふたりも、何故か揉める

 


「別番組」状態で、なぜかハイテンションのふたり。
ビール片手に、踊りながら登場。




それを見つめる、ふたりの配偶者・・・




 

私、やっぱり人間が好き!

みんなが素敵・・・みんなが可愛い・・・


やっぱりハイテンションのパパ。
踊りながら再登場。それにのるふうちゃん。

  

文化は地方発信の時代です!!

人間に・・・・不可能はないんだなぁ・・・(感極まって絶句!)






鷹子と若子





師弟ふたり




女子大生ふたり組




本所先生から鷹子へ、共同研究の提案が。


 


2場のラスト





15分の休憩をはさんで、3場スタート


共同研究中のふたり

 

 端っこでやってる小芝居が面白い!!


倒れて、リハビリ中の品子さん



品子さんがいるだけで、私たちは元気がでるの


・・・で。

いろいろいろいろ~~っとあって。

 

少しは妹のことの考えなさいよ!
全国のほかの女のことばかり考えないで!



仲子と若子




ワコって、恋をしたことがないのね。そう考えると、かわいそう

私、な~ちゃまみたいにも、た~ちゃまみたいにもなりたくない



再び、師弟ふたり組

 


そして、女子大生ふたりと鷹子

 

私は、女性美を戦略的に使い、多くの女性に貢献できるような仕事につきます


で、そのあと、いろいろあって。


鷹子と若子。毎度おなじみ・・・?



そんなに期待しないでよぉ!
何にもなりたくない女だっているんだからぁ!


鷹子とふうちゃん。一見、両端をいくふたり。




3場のらスト
パパとふうちゃん。気の合うふたり?



みんな、幸せにしてあげたいけど

そうですよね、どうなるかなんて、わかりませんよね


ここで、装置転換。無事クリア。
4場スタートです。
12月31日の深夜。

 

 

12月31日の深夜なのに、パジャマ(に綿入れ)姿なのは、鷹子だけ。

引っ越し荷物が散乱している中に、外出着姿の若子。
大晦日の深夜に、いくら実家とは言え、余所の家の主婦がいる。
どうして?

いずれも理由があります。


品子さんと三姉妹




ラストシーン

 

最後の照明がとてもきれいです。必見!

終演は、16時20分。ちょっと時間がかかりました。
予定では、休憩こみで2時間45分です。


最後の打ち合わせ

 

ゲネで緊張した人は、本番は大丈夫!と。

これから、大急ぎでメイクをなおして、本番に備えます。
5か月間、頑張りました。


まもなく本番です。
開場は17時30分。
開演は18時です。




そして、初演。
無事、予定どおり終了しました。

お客様が、予想よりもかなり早くおでかけくださいました。
時間的には、充分な余裕をもって準備を進めたにも関わらず、
最終チェック前にホールを開放することになり、
もしかすると、見苦しい場面があったのではないかと心配です。
大反省です。
会場スタッフは、明日は、開場45分前スタンバイだっ!

私は、会場外、ホールの受付待機だったので、本番は観ていません。
でも、いろいろな反省事項はあったようでした。
それを活かして、明日はよりよい芝居をおみせできるよう、頑張ります。

初演をご覧いただきましたお客様。
お寒い中お運びいただき、
誠にありがとうございました。




9日のチケットをお買いあげくださった方、本当にありがとうございます。

よいものを観ていただけるよう、精一杯頑張ります。
公会堂でお待ちしています。



きっと観てる。そらの上から。


★ただいま本番中★




初日 ★「萩家の三姉妹」稽古場日誌 68★

2012年12月08日 | 2012年12月 『萩家の三姉妹』

★ 12月8・9日に、豊橋市公会堂にて、

        創団15周年記念公演「萩家の三姉妹」を上演しています ★

 

11月生まれはひとりもいないのに、12月生まれはワサワサいます。
なんと、初演の日が誕生日の団員がいる!
「稽古場日誌22」に登場したSさんです。
おめでとう




初日を迎えました。

会場に行くまでに、まずお参り。

 

東田小学校の体育館です
演劇塾が公会堂で公演をうてるまでに成長できたのは、
ひとえに「東田っ子夢芝居」のおかげです。

神様、仏様、キリスト様、そして東田小学校こども会&体育館様。
今日までありがとうございました。

そして、

どうか、演劇塾公演「萩家の三姉妹」をお守りください。


9時集合。

みんなでラジオ体操をして、ストレッチ。
声がしっかりでるように、体も作ります。




午前中は、場面転換を徹底的に練習します。
装置の転換は、1場→2場、3場→4場の2回です。
萩家の居間から、萩家の庭へ。

 3場 萩家の庭です。これが・・・













 こうなります。萩家の居間。


明るい状態で手順を覚えこんだら、真っ暗にして再度練習。

逆の手順、庭から居間へも何度も練習します。
本番は、もちろん、二度とも、真っ暗の中で転換作業です。


転換の練習が済んだら、抜き稽古。
出ハケの確認も兼ねています。

 

音が入ったら、音楽に合わせて踊りながら登場。楽しい三人組です!

 

3人組のやりとりを楽しめるのもあと少し・・・



 

問題点はないか最終確認。




 

本番使用に向けて、最後の製作に励む小道具担当さん。
お昼の休憩のあと、いよいよゲネプロです。

ゲネプロとは、本番と全く同じ状態で全編通し稽古をするということです。
小道具はもちろん、衣装・ヘアメイクも本番通りです。
2場と3場の間に、15分の休憩を入れますが、それも、本番通りに行います。
13時30分開始です。



さて。
役者たちが舞台装置転換と抜き稽古をしている間、制作と会場スタッフは、
お客様をお迎えする準備をしています。

 

 

看板の前で記念撮影! 初代団長Kさん

 




 

(左)舞台そでの控え室。公演中の着替えに使用。とっても便利。
(右)楽屋。やはり広くて、畳式で便利。
(下)ホール横の制作控え室

 



ホール内の様子




  

脚本家の永井愛さんより、激励サイン入りのチラシ!




芝居を支える人たち  弐


 

とにかく、女こども?と年配者の多い制作担当の中で、
看板設置に会場設営、
「会場へはこちらから」だの「関係者以外はご遠慮いただいております」だの、
公会堂中に立てまくった?様々な立札の配置、その他諸々の力仕事系全般を、

張り切ってバリバリ片づけてくれました。


 

当日の受付と、ごはん担当
お腹が空いては、稽古も仕込みもできません。
ごはんが不味いと士気が落ちます。
前日・当日3日間、お腹を空かせた団員のケータリング
(ついでに打ち上げも!) の面倒をみてくれました。



 

座組中に入団した、若い若いふたり。
裏方で大活躍してくれました! 

フットワークが軽くて、笑顔でガシガシ働く若いモンが伸びないわけがない、
だから、下手な経験なんかより、そっちが大事なんだよ!
                           ・・・と聞いたことがあります。

開演までは、寒い中、屋外で駐車場・会場案内を、
開演中は、場面転換の手伝いを。
右の子は、稽古のレギュラー代役も(団内たったひとりの未成年者!)。
ほんとにお疲れ様でした。


他にも、当日だけのお手伝いに来た団員を含めて、
多くのスタッフが、
今回の芝居作りと公演を支えました。



  

午後はゲネプロ。
お客様がいらっしゃいます。
装置の外注先の東雲座カンパニー代表で、芝居する人間としての大先輩でもある、
城田文孝氏です。

本番は勿論デジカメ撮影なんかできませんから、
ゲネの様子をちょっと画像でご紹介しようと思います。

つづく。




チケットをお買いあげくださった方、本当にありがとうございます。

よいものを観ていただけるよう、精一杯頑張ります。
公会堂でお待ちしています。

多くの皆様のご来場を、心からお待ちしています。




きっと観てる。そらの上から。


★本番1日め★




本番前日 ★「萩家の三姉妹」稽古場日誌 67★

2012年12月07日 | 2012年12月 『萩家の三姉妹』

★ 12月8・9日に、豊橋市公会堂にて、

        創団15周年記念公演「萩家の三姉妹」を上演致します ★

 

チケットを 最後まで諦めずに 劇団員が絶賛手売り中


  

ついに公会堂入り。
今日から3日間、よろしくお願いします。

公会堂正面には、「萩家の三姉妹公演」という看板を出します。
でも、公会堂の看板は、縦3.5mで、とても扱えません。
1.8mの看板をお借りして作ります。




 

1階総席数470席余。・・・夢は、いつかは満席?


 

正面玄関。ここからお客様をお迎えします。
夜暗いのが心配。
今日は、明日の会場時間と終演時間に実際立ってみて確認します。



午前~夕方にかけて、舞台設営と照明仕込みをしていただきました。
稽古場日誌へ訪問してくださるかたへ、ちょっとだけ舞台裏へご案内


 

1場の舞台装置。萩家の居間です。


実は、細かい所にこだわりが

  
                                壁の絵は、プロが制作


ちゃんと暖炉があるんです。
 
                           もちろん、火が入ります



 この萩家の居間が・・・・

 後ろのパネルが動いて・・・・(絵がなくなった!?)

 こうなって、

 こうなります。
萩家の庭に変身 
白いのは、蔵の壁です。


横2間×高さ2間のパネルを、女性ふたりで動かします。
できるの?と不安でしたが・・・

パネルの裏に秘密兵器が!


夜になって、人がそろってきたら、照明と音響のきっかけ合わせをしました。
場面ごとに、照明や音楽が変わるところを、どういうきっかけで操作するか、
決めておくことです。
また、どの場面でどんな灯りになるか、音響は、音の大きさなどもチェックします。



3階最前列からの風景。特等席です!

 ここに音響ブースを設置します






場面ごとに、丁寧にやっていきます。


 



変わっていく照明がとてもきれいです。
でも、イメージどおり変えるには、しっかりした打ち合わせが必要。

この場面、音楽は「スーパー フェードイン」という指定が。
む、難しい・・・



場面転換の稽古もしないといけないのですが、
全員がそろっていないと能率は悪いので、明日の朝へ。
諸連絡のあと、21時30分に解散。
今日は早く帰って、寝ます。

明朝9時集合です。


明日の初演、よろしくお願いします!

本番当日の、リアルタイムの記事掲載を目指して「携帯からの投稿」を
試みましたが、挫折しました・・・・ヒマがない。
ですから、次の更新は明日初演の終了後です。

         ⇒ 12月8日追記 : 22時過ぎに帰宅して、会計業務がアレやコレや・・・・
                      もう3時だ・・・6時間後に集合だ・・・

                      というわけで、稽古場日誌の更新できません・・・・
                      明日の終演後、きっと更新します!
 


明日はいよいよ本番です。

皆様のお越しを心からお待ちしております。





チケットをお買いあげくださった方、ご予約をくださった方、
本当にありがとうございました。

よいものを観ていただけるよう、精一杯頑張ります。
公会堂でお待ちしています。

多くの皆様のご来場を、心からお待ちしています。



お気に入り画像No2 
なぜだか「お気に入り」は寝てるネコが多い・・・・・
明日のためによく寝るにゃ!


★本番まで、あと1日★


稽古場納め ★「萩家の三姉妹」稽古場日誌 66★

2012年12月06日 | 2012年12月 『萩家の三姉妹』

★ 12月8・9日に、豊橋市公会堂にて、

        創団15周年記念公演「萩家の三姉妹」を上演致します ★

 


チケットを劇団員が、全然まだまだ 絶賛手売り中


  

遂に、最後の稽古になりました。
通算74回。
7月に立ち上がって、約5か月。
月並みですが、長いような短いような5か月でした。

今日は、ストレッチと発声をした後、1場と4場を通しました。
そのあと、1か月間使った仮装置を運び出しました。



「気持ち」を先に。せりふは2番目
悲しそうな人って、何を喋っても、なんだか悲しそうにみえるそうです。
観る人は、その人のせりふを聞いているのではなくて、
その人のオーラを観ているのだとか。
悲しくない人が、いくら悲しいセリフをいっても、全然伝わらないとか。
「悲しそうなふり」ではなくて、悲しい気持ちをきちんと作ることが大切なんですね。

最後まで、頑張りました。


明日は朝9時から、入れる人から順次、小屋入りです。
とても大がかりな装置なので、舞台の設営と照明仕込みだけで、
かなり時間がかかりそうです。
人がそろったら、きっかけ合わせと舞台転換の練習、そして、通し稽古の予定です。

私は、明日は出勤前に願掛けに行きます。
演劇塾の「萩家の三姉妹」公演の成功祈願。
そして、もうひとつ。
明日が初演の、知人が出演する市民ミュージカルの舞台の成功祈願です。



「文化は地方発信の時代です!」

パパ(宏和・仲子の夫)のせりふが思い出されます。
仲子の無料奉仕に支えられているらしいのですが、
まあ、これも
夫婦協働作業と言えなくもないか・・・・。
まさか、最後に載せる「お気に入りせりふ」が、パパのせりふになるとは思わなかった。
さすがパパ。大事なとこは抑えてる。あなどりがたし・・・・



三重県は四日市で、明日、とある舞台の幕が開きます。

四日市の鉄道財産として今に繋がる「三岐鉄道」を背景に、
基礎を創り上げた人々の夢と現代の人々の夢を織り交ぜ、
ミュージカル作品として表現する、という舞台です。
出演者は市民の公募によるものです。
いわゆる「市民ミュージカル」ですね。
チケットの売れ行きも好調で、4公演、ほぼ満席だそうです。羨ましい・・・・

この舞台に、昨年夏、豊川海軍工廠の公演で、同じ舞台に立った人が出演します。
     (一緒に会場扉も開けた・・アレもなかなかタイミングと技術が要ったよねえ)
名古屋から、片道2時間かけて稽古に通ったそうです。
踊って歌って演技する、忙しくも華やかな舞台だとか。
彼女は、昨年秋に私が出演した演劇塾公演「堰~その先のひかり」を、
名古屋から車をとばして、観に来てくれました。
今回は、万難を排して私が伺うべきところなのですが、日程は12月7日~9日。
見事に重なってしまいました。

この春に新しい人生のスタートを切った彼女の、記念すべき新出発の舞台が、
素晴らしいものになりますように・・・心から祈っています。
優子さん、悔いの残らないように全力を尽くしてね!
観に行けない分、うちの劇団の舞台と一緒に、成功祈願しておきますから。


さあ、こちらも明日から日曜までノンストップです。

がんばるぞ!




チケットをお買いあげくださった方、本当にありがとうございます。

よいものを観ていただけるよう、精一杯頑張ります。
当日は、公会堂でお待ちしています。

多くの皆様のご来場を、心からお待ちしています。



すごく気に入ってるんだけど、寝てるので
No1になれない・・・
でも、直前の今日はよく寝るにゃ!

★本番まで、あと2日★

今日は2回更新してます。「稽古場日誌65」も見てね!







公会堂まで1100m~ 公演をうつということ ~ ★「萩家の三姉妹」稽古場日誌 65★

2012年12月06日 | 2012年12月 『萩家の三姉妹』

★ 12月8・9日に、豊橋市公会堂にて、

        創団15周年記念公演「萩家の三姉妹」を上演致します ★

 

チケットを劇団員が もちろんまだまだ絶賛手売り中


  


明日は、いよいよ小屋入りです。
明日からは、厳密には「稽古場」日誌ではありません。
でも、「会場」日誌では、事務局の記録みたいだし、
「本番」日誌にすると、明日7日の「本番前日」の立場がないので、
このまま「稽古場日誌」と
名乗ります。


おそらくは、私にとって一生に一度きりのブログ経験です。
果たして、当初の目的どおり、劇団の宣伝=チケット促進につながったのかどうか。
残すところあと3日となりました。

1枚2000円。
買ってくださる方にはもちろん、売る側にとっても、高い高いチケット料金でした。
公演をうつからには、観てくれる方が必要です。
チケットを売るということは、イコール、観てくださる方を確保する、ということです。

勿論、経済的なことも大きな問題です。
「こんないい方が揃った団体さんがなぜ」・・・・
という演劇集団の解散を、いくつも目の当りにしてきました。(愛知県で、じゃありません)
ほとんどが、会計面で立ちいかなくなったことが原因です。
というか、平時なら話し合いで充分解決することが、会計上のトラブルが重なると、
不平不満が何倍にも増幅してしまい、結局もの別れになってしまうんですね。
お金のワルイ話は、どーでもいいようなことを、重大事件に肥大化させてしまう、
負のエネルギーがいっぱいです。
だから、会計上の問題は、できる限り起こらないように努めなくてはいけないのです。
       ・・・・・・・だから、団費を払わない人は団員ではありません。
             団費をきちんと払って、演劇塾を愛していれば、
             年1回きり、公演の時の手伝いにしか来なくても、大切な仲間です(断言)。


そういう意味で、「赤字決算」はなるべく避けたい。
でも、そこは置いておいても、

とにかく、観に来ていただくためには、買っていただかなくてはいけない。

これが原則です。
無料で差し上げたチケットというのは、非常にびみょーで。
確実に来ていただけるかどうか、確証がイマイチというか・・・・。
やはり、買ってくださったチケットこそ、有効に使っていただけと思うのです。

稽古が大変な中、みんな、チケット売りを、すごく頑張ってくれました。
本当に、感謝です。
あとは、来てくださった方に、気持ちよく、よい芝居を観ていただけるように頑張りたいです。

 

公会堂まで1100m ~公演をうつということ



2008年(平成20年)3月、文化会館大ホールにて、
「のめっけいのがとれた」を上演することができました。
豊橋の偉人・小渕しちを取り上げた題材ということで、市民協働推進事業としても
認定していただき、多くのお客様をお迎えすることができました。

その後、今回の公演までの間に、東田っ子夢芝居の上演、男女共同フェスティバル
へ参加しながら、2度の公演を行っています。

平成21年12月に、文化会館リハーサル室で「ワンス・アゲイン」を、
そして昨年、
平成23年11月に、駅前文化ホールににて、「堰~その先のひかり」上演しました。
観に来てくださった皆様、ありがとうございました。

  

  

「ワンス・アゲイン」は、演劇塾をもっとよく知ってもらうために、ということで、
とても気軽な、見やすい内容になっていました。


「堰~その先のひかり」は、一転、見やすい場面はほとんどなく、かなり渋めのお話でした。
完全に、大人向けの芝居となりました。
でも、お客様の中には、「今回が一番好き」と言ってくださる方も少なくなく、
それなりに、よい評価もいただけたように思いました。

余談ですが、チラシの評判が非常によかったです・

不思議なことに、画像記録がほとんど残っていません
 

両公演とも、劇団員が創作したオリジナルの作品です。
しかし、「GENKICHI」や「のめっけい」と違い、豊橋に実在した偉人を題材にしたものではなく、
完全なオリジナル(架空のお話)でした。
そのため、地元に実在した「庄屋源吉」や「小渕しち」への興味が観劇へつながる、ということが
ありません。
ですから、チケット販売には非常に苦労しました。
また、市制100周年記念事業、市民協働推進事業として、公的に応援していただいた前2作と違い、
完全に劇団単体の公演でした。

一生懸命作ったことには違いないのですが、残念ながら、両公演とも大きな赤字決算となり、

今後の公演制作をどのようにしていくか、真剣に検討しなくてはならない時期にきていると感じました。


・・・・と書いておいてなんですが。

ここで、ぜひとも主張しておきたいことがあります(笑)
私は、「演劇塾は自分たちの力で公演をしたことがない」と言われたことがあります。
公的に便宜を図ってもらったり、補助金をもらっての公演しかしていないから、ということらしいです。
でも私は、全然、そんなことはないと思っています。

演劇塾は、「GENKICHI」では市制100周年記念事業に、「のめっけい」は市民協働推進事業に
認定していただきました。
前者では会場確保など多くの便宜を図っていただき、後者ではいったん補助金をいただいています。
(「のめっけい」は最終的に黒字決算となったので、補助金は返金となりました)
でも、これらは決して、ひいきしてもらったり、コネでもらったわけでも何でもありません。
市民講座から、地元での活動をコツコツ積み上げて現在の劇団に成長したことへの評価と、
きちんと公式のプロセスを踏んで協働事業へ応募をし、公式のプレゼンの上で当選した結果です。
これらはすべて、演劇塾の 「力」 の内と思っています。

そもそも、完全に「自分たちの力だけ」でなんか、公演できるわけないと思ってますから。
最低でも、観客の皆さんがいらっしゃらなければ公演は成り立たないし、公的施設は税金で維持管理
されているから、数日間の使用料だけであんな大きな施設が使えるんだし。
誰かの世話には、必ずなっているんです。それが公的な補助金だろうと、税金で維持管理された施設
の使用だろうと、たいした違いはないと思います。
この先も、市制110周年とか120周年記念事業の募集があれば、ぜひまた、積極的に応募したいです。
そして、万万万が一、運よく認定していただけるとするならば、胸を張って補助金をいただいて、その分、
創作活動に頑張りたいと思います。


松さん  「どんな15年だった~?」
稲さん  「いっぱい勉強させてもらったねぇ。
       これだけ本を読んだこと、なかったもん。
       演劇に関することだけじゃないよ、いろんな本。
       おかげで、モノの見方とか、ほんとにいい勉強になったねえ」
松さん  「やりたい芝居とかある?」
稲さん  「あるよ。
       別役とか興味あるの。不条理とか、やってみたいねえ。
       それと、イヨネスコの『椅子』とか。装置が浮かんでくるんだよね」
松さん  「じゃ、それまたやればいいじゃん」
稲さん  「いやいや。もうダメだね、体力がないよ」
松さん  「何言っとるだん」

         元団長が、演劇塾の初代団長になったのは、
          今の現団長と同じ歳の頃。


稲さん  「いやいや。ほんとにね、楽しい15年間だったよ。
       ほんとに、ものすごく、自分が成長させてもらったね」

松さん  「やめとくれん、遺言じゃあるまいし!」 大真面目


 演劇塾団長は、75歳までが任期となっております


稲さん  「いやいやいや・・・・・」

 
  今までのように、何から何まで全部背負っていただくような無理は言いませんし・・・



松さん  「 そうそう。上手に他へ振ってさあ。

       やれることやりゃいいんだで。な~」
稲さん  「ん~そりゃねえ・・・・・・・そういうことだけどさぁ」


おふたりとも、創団期の団長・副団長コンビ時代から、
長きにわたって、演劇塾を支えてくださっています。
組織の上に立つということは、だいたいシンドイことが多いです。
今の、まあまあ安定している演劇塾には、人も来てくれます。
でも、演劇塾も、けっしていい時ばかりじゃありませんでした。
ふたりとも、団長・副団長という立場で、困ったときこそ、
決して逃げずに、いろんなことに対処してくださったと思います。
そして、若いモンが育ってきたら、「見守り係」になる場面も
作って、後進の育成にも努める、と。ほんと、大変です・・・


ベンチャー企業は、人員の年齢構成を、その国の国民の
年齢比率に合わせると、上手く発展するのだそうです。
演劇塾は、まさにそれに当てはまります。
ただの素人集団だった演劇塾が、ここまで続いて大きな理由は、
団員が一定の年齢層に偏らず、いろいろな年代の人間が
万遍なく活動していたことだと思います。それも元気に!
演劇塾の壮年期・老年期団員は強い!
若いモンも、中年も、見習って頑張ろう





というわけで、
まだ市制110周年記念事業の募集はありませんが、
このたび、豊橋公会堂で劇団単体での公演をすることになりました。
本は永井愛作「萩家の三姉妹」。
トラムの開催場所だった市民センターから車道距離1100mにある公会堂へ、いろんな所を
経由しながら、15年かけて歩きました。

この間に、多くの人が演劇塾の戸をたたき、そして、通り過ぎていきました。
その中には、今でも、いろんな状況で芝居を続けている人もいます。
創団15年を過ぎても「ちょっと興味のある人が集まってやっている」くらいの気分だったのに、
いつの間にか、ここから巣立っていった人もいる集団になっていました。

15年の間に、人も入れ替わりました。
劇団も、今後はどんどん変わっていくと思います。
でも、どんなに人が入れ替わっても、この団長と元団長の座談会にでてきたように、
「ひとりひとりが大切な劇団員」
という気持ちだけは、持ち続けていってほしいと思います。

演劇塾は、15年の間に作ってきた芝居へ込めた「想い」を背負って、
たくさんの思い出を越えて、前へ進んで参ります。

次の行先は、もう一度、市民文化会館か?
・・・それとも、新しい芸術文化劇場プラットでしょうか。
これからも、多くの皆様に、演劇塾の芝居作りを応援していただき、
成長を見守っていただければ嬉しいです。



今日は、最後の稽古です。
通算74回目。
7月に稽古がたちあがって、約5か月。
月並みですが、長いようで短い5か月でした。




チケットをお買いあげくださった方、本当にありがとうございます。

よいものを観ていただけるよう、精一杯頑張ります。
当日は、公会堂でお待ちしています。

多くの皆様のご来場を、心からお待ちしています。


お気に入り画像No1
気持ちも新たに。頑張るぞ! きりっ!

★本番まで、あと2日★




芝居を支える人 壱 ★「萩家の三姉妹」稽古場日誌 64★

2012年12月05日 | 2012年12月 『萩家の三姉妹』

★ 12月8・9日に、豊橋市公会堂にて、

        創団15周年記念公演「萩家の三姉妹」を上演致します ★

 

チケットを劇団員が、まだまだ 絶賛手売り中


  

今日は、73回目の稽古でした。
今日も抜き稽古。
1場の品子さんの場面とか、女子大生ふたり組のところとか、
2場の終わりの方と、3場のはじめ・・・気になるところを総さらい?

緊張しないで、集中する。とのことでした。
明日はいよいよ稽古納めです。



芝居を支える人たち


今回の公演で、登場人物を支えて、無事に舞台の世界へ送り出す人達です。



演出
今回の「萩家の三姉妹」の本は、この人の激押しで、
公演にすることが決まりました。

最後の最後の最後まで、
「素晴らしい舞台になる」と信じ続けて、陣頭指揮を
執ってくれました。



      

団長:舞台装置
創団以来の大黒柱であっても、自らが座長でない公演は、
絶対に出過ぎずに徹底した後方支援。

裏に引いて、せっせとチケットを売り、人手不足の午前仕込みに
駆けつけて
くれます。

「集団の上に立つ人」の姿勢を示し続けてくれました。


 

初代団長:制作
誰もが知っている「ミスター劇団豊橋演劇塾」。
今回は、惜しくも「ご家老」「社長」「城主」という役がない芝居
だったので、制作業務に専念されました。
平成24年度豊橋市文化振興賞受賞。
本人いわく「団を代表してもらった」

 


  

舞台監督・演出助手
団内で、最も演劇関係で顔の広い人と、最も一般知名度の高い人の組み合わせ。
法の日記念行事イベントでも大活躍のふたり。(稽古場日誌34を参照)
超個性的な二人組で、お茶目に楽しく、真剣に!・・・公演が終わるその瞬間まで、
業務がつづきます。

 


  

照明・音響
演劇塾公演の照明・音響担当を歴任しているふたりですが、
たぶん、公共の大ホールでの操作が今回が初めてのはず。
劇場デビューです!




 

衣装・小道具
娘の結婚式の準備を進めながら衣装補助に頑張ってくれる人と、
自分の結婚式の準備を進めながら、小道具作りに頑張ってくれる人。
季節ごとに
着替えるため、ひとり4種類の衣装と、
桜草の鉢だの家出荷物だの、面倒な小道具を、たくさん必要とする舞台を支えてくれます。





ヘアメイク
ヘアメイクのベテラン。
茶髪に金髪、やたらな厚化粧・・・・、変わったヘアメイクも、
ばっちり面倒をみてくれます



                           まだまだ、続きます。つづきは、たぶん初日の稽古場日誌くらいに載ります




チケットをお買いあげくださった方、本当にありがとうございます。

よいものを観ていただけるよう、精一杯頑張ります。
当日は、公会堂でお待ちしています。

多くの皆様のご来場を、心からお待ちしています。


まだまだホンを読むにゃ

★本番まで、あと3日★




日高夫婦 ★「萩家の三姉妹」稽古場日誌 63★

2012年12月04日 | 2012年12月 『萩家の三姉妹』

★ 12月8・9日に、豊橋市公会堂にて、

        創団15周年記念公演「萩家の三姉妹」を上演致します ★

 

チケットを劇団員が絶賛手売り中

  

今日火曜日は、72回目の稽古でした。
今日は通し稽古ではなくて、抜き稽古です。
1場と2場の後ろのほうに、3場の前半。
あと2日ですが、できることがある限り、頑張ります。



日高夫婦

夫が脱サラ農民となり、夫婦で近くの波田村へ引っ越してきた



夫  日高 聡史


農業の傍ら、宅配便のバイトをしている

宅配の荷物を萩家に届けに来て、姉妹と再会する

東京にいるとき、三姉妹の近所に住んでいた
当時は女の子の憧れの的で、「プリンス」と呼ばれていた

 

青春の思い出として、消え去っとくべきでしたかねぇ・・・

気持ちいいよ。だ~れもいないとこに1人でいるの。

ああいう生活の楽しみ方って、僕なんかにはうらやましいけど・・・

21世紀の幕開けですね。明けまして、おめでとうございます。


 

聡史のことは、あまり書けないのです。
お話のすごく大きな軸が、ネタバレになってしまうので。

いいせりふが、いっぱいあるんです
聞いてやってくださいね。



この人は、たぶんいろいろ苦しい思いもして、我慢もして、
そして今も頑張っている・・・とも、思います。
  (最終的には、もしかして、一番カワイソウな人かも、とか思ってみたり)


まあ、なるべく、幸せになってほしいとは思うんですけど、ね・・・





それにしても、

たまたま、聡史が、萩家に宅配の荷物を届けに来たばかりに、
人生が大きく変ってしまう日高夫婦。

   
・・・脳天気な萩家の姉妹達に、ちょっとは責任感じてほしいと思うのはワタシだけ?



そう、私はこの夫婦が、かなり好き

特に、妻の文絵がだ~い好き!

でも、贔屓目なしで、
文絵がいなかったら、若しくは、
聡史の妻が文絵でなかったら、
この話は成立しなかったと思う。

そのくらい、重要な存在だと思うのです。



妻  日高 文絵


聡史の妻

夫からは、「ふうちゃん」と呼ばれている

鷹子と同じ歳のはずだが、
厚化粧に、服装はヒラヒラのメルヘン系

あきらかに周囲から浮きまくっていると思われる

  

この人のせりふは、好きなのばっかりで選択に困るのです。
どれもこれも、みんないい!
ほとんど全部好き!

ま、その中でも一番好きなのはやっぱり、

「私、やっぱり人間が好き。
 お祭りって、人間がお互いを好きだって確認するためにあるんじゃない?」

        ・・・・結局、最後までホンの中で、コレが一番好きでした~! (稽古場日誌23 参照)

  

もちろん、個人的見解ですが

「やっぱり人間が好き」
・・・って思えるというのは、
こでまで、いろいろある(あった)と思うのだけど、
きっかけはお祭りでも何でもいいけど、
理屈だけじゃなくて、パッと本能で

「あ、でもやっぱヒトが好き!」

って思える瞬間に出会えたってことで・・・

「私がいて、人がいる。
そんなことが急に奇跡のように思えてくるの」

こういう気持ちになれただけでも、
文絵にとって、波田村に来たことは、すごく良かったと思うのです。



で、これが文絵の最後のせりふ

みんな、幸せにしてあげたいけど・・・


に繋がるのかなあ・・・なんて。(いえ、もちろん、私的見解ですけど)

ここまでの心境に辿りつくために、どれだけの想いを越えたことか。

すごい人だと思います。
ワタシには絶対ムリ!

聡史クンたら、趣味じゃないわ。童話が私の仕事なんです。
     
・・・春には、ちょっとムキになって「仕事」と主張してたのに、晩秋には、

どこかのおチビちゃんが、きっとどこかで読んでくれてる、そう信じて書いてるの。

     
落ち着いた感じ。
     うんうん。そうだよね。
     あっちこっちの「おチビちゃん」が、きっと読んでくれてると思う・・・・


    『このヒト、天然系だから別にガンバッてないよ』と思う男の人、
    あなたの、その底なしのスーパー ウルトラ スペシャル デラックスな無神経さでは、
    熟年離婚間違いなしだとワタシは思います。
    今すぐにでも、特上のお寿司とケーキのひとつでも買って、奥さんかカノジョさんの
    ご機嫌を伺うことをお勧めしたいです。・・・え?もう手遅れ?


パパとも、若子とも、鷹子とでも、サシでいろいろ話せてしまう。
この「不思議ちゃん」な力はどこからくるんでしょう?

 
パパとは、特に気が合ってる感じ・・
ママ、プンプンしないで。とっても楽しい、素晴らしいパパよ。




忙しいのよ、品子さんのことで
そうなんです、品子さんのことがありますからね
    ・・・・なんか、大人の会話だと思うのはワタシだけ?




あなた、これ才能だわよ 
⇒ この後、若子は古着のリフォーマーになろうかと思い立つ




た~ちゃまって綺麗ねえ、お化粧もしてないのに ⇒自分は厚化粧してる

学生さんたちに私を見せたい? 間違った女の見本として



まあ、夫婦間のことはともかくとしても・・・
萩家の姉妹と出会って、大きく人生が変ってしまうことについて、
文絵には、全く何の責任もありません。
でも・・・。

私ね、終わりのあるお話が書けないの。
終わりを作らなくきゃいけないと思うと、何もかもつまらなくなってしまう。

だって、終わりは突然来るものだから。

まだ終わらない、先があるって思ってるうちに、
シャッターは降りてくる。

現実ってそうでしょ?


いろんなものを沢山抱えて、その上で、潔かった文絵
見た目は「メルヘン女」です。

でも、この物語の中で、1年を通じて、
最も前を向いて、行動し始めた人ではないかと思います。

この人、波田村に来て、ほんとによかったと思う。
だから、

どーしてもどーしても、絶対、幸せでいてほしい!
     
     そして、萩家のお嬢様達には、ちょっとは反省してほしい! 
     ツメの垢でも煎じて飲めばって感じですねっ

     ・・・そう受け取るワタシは、きっと読み方が浅いってことなんでしょうけど・・・

    
                   ・・・・ネタバレ過ぎるだろっ!って、怒られそうですけど、
                   だってこの人、1回観ただけではわかりにくいんだもん・・・・
                   ちょっとくらいいいかな~って。ごめんなさいっ

というわけで、
以上、総勢12名の個性的なキャラで、「萩家の三姉妹」をお送りします。
12月8日午後6時30分に幕開け!

ぜひ、悩める12名の人生を応援しに来てやってください。



チケットをお買いあげくださった方、本当にありがとうございます。

よいものを観ていただけるよう、精一杯頑張ります。
当日は、公会堂でお待ちしています。

多くの皆様のご来場を、心からお待ちしています。



観に来てね、お願いにゃん


★本番まで、あと4日★


二女・仲子夫婦 ★「萩家の三姉妹」稽古場日誌 62★

2012年12月03日 | 2012年12月 『萩家の三姉妹』

★ 12月8・9日に、豊橋市公会堂にて、

        創団15周年記念公演「萩家の三姉妹」を上演致します ★

 

チケットを劇団員が絶賛手売り中


  

今日月曜日は、71回目の稽古でした。



今日は3場と4場を通しました。
稽古が不足しているところは、役者にはすぐわかるみたいです。
明日は、通し稽古ではなくて、3場と1場の最初の方を、抜き稽古の予定です。





二女 仲子夫婦


二女  荏田 仲子

萩家の二女
通称 な~ちゃま
夫の宏和からは「ママ」と呼ばれている


専業主婦
夫とふたりの子供と4人暮らし


 

地元の旧家のお嬢さんで、歯医者さんと結婚して、
子供がふたりいる専業主婦。
いかにも 「いいとこの奥さん」 って雰囲気です


 

た~ちゃま、子供が産めるギリギリの時期にきてるのよ。
他の男に人にも目をむけてよ。


子供はいいわよ。私、子供だけは産んどいてよかった・・・・


私って真面目だなぁ、良妻賢母だなぁ・・・
もっとハチャメチャやっときゃよかった。


私なんて、明日からまたお受験ママよ。
どうしても、チビたち、いい中学に入れたくってさ・・・


ワコって恋をしたことがないのね。そう考えるとかわいそう・・・・


私はママなのに、母親なのに・・・



・・・・基本的に、こういう人だったと思うのですが・・・


そのうちに、いろいろと。

  

逃げる気? 妹がこんなに困ってるんに。
たまには妹のことも考えなさいよ! 全国の、他の女のことばっかり考えてないで!


そんなの、女の甘えだわよ!


ズルいわね、私って・・・


責任はふたりにあるのよ。自分ばっかり責めないで・・・



私が奴隷だと言ったのはた~ちゃまよ!
奴隷って言ったのとおんなじよ!
あの日から、私、おかしくなった・・・・


新しくなんてならなくていいから、若子にはここにいて、幸せな結婚をしてほしい。
私のようにならないように、私のようにならないように・・・





ここまでの登場人物紹介、特におことわりはしていませんけど、
勿論、ぜ~んぶ、個人的な意見・感想です(笑)。

仲子は、姉の鷹子や妹の若子より、世間的に大勢いるタイプの
人だと
思うのですが・・・

長女の鷹子以上に、私には、仲子は理解するのが非常に難しい人です。

皆さん、ぜひ、観に来ていただいて、彼女に共感してあげてください。




仲子の夫  荏田 宏和

仲子の夫
仲子を含め皆から「パパ」と呼ばれている

歯医者 たぶん開業医
地域文化活動に熱心らしい

  

この話に出てくる男性は、ほぼ全員が、
萩家の三姉妹に振り回されて(笑)、結果として、人生が変ってしまいます。

その中で、この仲子の夫だけが、特に変化がない・・・と思われるのです。
しっかりした自分のある人、というのか
ホントに超マイペースな人、っていうのか・・・


ママ、平気な顔をしてるからって、平気だとは限らないだよ。
そういうところが浅いんだ、ママは・・・


文化も地方発信の時代です!

お子様づれOK。託児所もあるんですよ。なんて、預かるのは仲子ですが。

ママ、悪いけど、うちからラジカセとってきてくれない? ついでにヴィヴァルディの「四季」も。

秋のイベントに向けて準備着々。なかなかママの協力が得られませんが・・・・



地域文化活動に超熱心だけど、活動の多くが、
仲子の無償奉仕に支えられているらしいことに、自覚があるんだろーか・・・???

でも、側から見ている人には、
「ああいう生活の楽しみ方って、僕なんかにはうらやましいけど・・・」
と言わせてしまう。
明るくてパワフル、不思議な魅力もいっぱいの「パパ」。



文絵とは、何故か気が合ってる。会話も合うみたい。
宏和の中で、何か「変っている」のなら、
文絵とのやりとりがカギかなあ・・・

 

文絵  「忙しいのよ、品子さんのことで」
宏和  「そうなんです。品子さんのことがありますからね」


ホームページ、見てますよ。なかなか目の離せない展開になってきましたね。
ありがとう。パパも見てくれてると思ってた・・・・


アンコロモチは、陽気なサヤエンドウの召使いなんですよね?



下手に自分のペースを崩したりしないで、騒がず、静観できる宏和は、

インテリの歯医者さんらしく、とても賢明な人だと思うのです。
こういう人は、「変る」としても、目に見えない心境のみに留めておくんですよね。

でも、
鷹子に、仲子に、そして若子に、真っ正面からぶつかって、

そして自ら人生変えていった他の男達と比較して、
宏和は、仲子と本当に真剣に向き合ってるのかなあ・・・と
私は疑問に思ってしまったりする・・・。

そこのとこ、ぜひ異論を聞きたいな、って思います。
そのためにも、一見コミカルでお茶目な「パパ」を、観察しに来てください!




チケットをお買いあげくださった方、本当にありがとうございます。

よいものを観ていただけるよう、精一杯頑張ります。
当日は、公会堂でお待ちしています。

多くの皆様のご来場を、心からお待ちしています。



パソコンの設定に疲れたにゃ


★本番まで、あと5日★


ラストスパート 七 ★「萩家の三姉妹」稽古場日誌 61★

2012年12月02日 | 2012年12月 『萩家の三姉妹』

★ 12月8・9日に、豊橋市公会堂にて、

        創団15周年記念公演「萩家の三姉妹」を上演致します ★

 


チケットを劇団員が絶賛手売り中


  

昨日土曜日は、70回目の稽古でした。
1場と2場を通しました。



いよいよ、あと1週間となりました。
稽古はあと4回。

本番まで短い間ですが、まだやれることがあります。

この1週間で、
ホンを百万回読みたい人とか、
今の倍くらい、ホンから気づきを得たい人とか、
本番までに、絶対「当たり」(自分的に完全な出来)を出したい人とか、
誰かがまちがっても、動揺しないようにしたい人とか、
上半身の力を抜きたい人とか、
大声を出したとたん役を忘れないように気を付けたい人とか、
 (「さりげないわりには印象的だろ?」と言ってるからには、
  さりげなくプロポーズする必要があるので演技を再考したい人とか)

そして、家庭の事情で稽古参加回数が限られていた人(客演者)に、
   舞台で喰われたくない人達(団員全員!)とか!!

               ・・・・・・・・・笑いごとではありません・・・・・・・・・


いろいろな課題を持って、ラスト1週間に臨みます。
最後まで気を抜かずに頑張ります!


制作の作業も最終段階です。
当日お配りするプログラムの原稿があがりました。
もちろん、紙を買って手刷りです。

みんなで頑張ってます。
どうか観に来てください!


  

今日は、本番までの最後のお休みでした。
  (制作は、会場である公会堂に最終打ち合わせに行ってました!)
 
田原市を拠点に活動されている老舗劇団「タハラジャ」さんの公演を
観に行ってきました。
非常に技量の高い役者さんが大勢いらして、いつも、お芝居のレベルが高いです。
  ・・・ついつい、客席の一番後ろから観客数を数えてしまいます・・・・


   演劇塾もチラシを折り込ませていただきました。
   みなさん、芝居が終わると、ロビーで出演者さんや、顔見知りの劇団関係者さんどうしで、
   楽しく談笑してらっしゃいます。

   人見知りの上に、話下手で付き合い下手の私は、いつも逃げるよーに去っていたのですが(笑)、
   今回はちょっと違います。

   何せ、業務上、自分ちの公演の宣伝する必要があるのです。
   ワタシの性格はこの際関係ない!・・・というわけで。頑張りました。

  
   まず、深呼吸して、受付の制作の方に、チラシ折り込みのお礼をしに行きました。
   そして、勇気を出して、出演者の皆様にご挨拶し、暗に「ウチの公演も来週です~」と宣伝しました。
   その上、ものすごく勇気を出して、顔見知りの人に、堂々と「ウチの公演も来週です~」と宣伝しました。
   1か月分のエネルギーを使った気分です。
   明日は雨が降るかもしれません。

   
   聞くところによると、公演を観て、そのあと公演のバラシ(撤収作業のこと)とか手伝って、
   そのまま打ち上げにも
参加したりして、他の団体の人と交流とかして、「芝居人」としての顔を広めていく
   のだとか。

   そんな社交的なこと、ワタシにゃ絶対無理!
   ・・・・でも、制作担当の中に、そういう顔の広い人が入ってくれた方がいいな、って思いました。
   公演の反省に書こうっと。
   

タハラジャさんの役者さんは、それなりの年齢のベテランさんが多いのです。
「芝居やってる」っていうと、やっぱり若い人が多いように思います。
ガンガンやっているのは、せいぜい、30代くらいまで。
40代となると、きわめて限られてくる、という気がします。

でも、タハラジャさんは違います。
勿論、若い方もいらっしゃいます。
でも、けっこう大きいお子さんがいらっしゃるような役者さんが、当たり前のように、
話の軸になる役を張っているのです。男も女も。
歳とってきた自分にとって(笑)、観てて、本当に励みになるのです。

これからも、ず~っと、「中年役者の星」の皆様に頑張っていただきたいですね。

来週は演劇塾の公演です。頑張るぞ



チケットをお買いあげくださった方、本当にありがとうございます。

よいものを観ていただけるよう、精一杯頑張ります。
当日は、公会堂でお待ちしています。

多くの皆様のご来場を、心からお待ちしています。



一歩一歩、確実に進むにゃ


★本番まで、あと6日★