劇団豊橋演劇塾~稽古場日記~

愛知県豊橋市で活動中のアマチュア劇団、劇団豊橋演劇塾の稽古の様子&公演告知&東三河演劇情報などを綴ったブログです。

家具職人ふたり組 ★「萩家の三姉妹」稽古場日誌 60★

2012年12月01日 | 2012年12月 『萩家の三姉妹』

★ 12月8・9日に、豊橋市公会堂にて、

        創団15周年記念公演「萩家の三姉妹」を上演致します ★

 


チケットを劇団員が絶賛手売り中


  

家具職人ふたり組


池内 徳次

通称 徳さん、トックン

「匠工房」という民芸家具製作の工房の職人
29歳

 

仕事に身ぃ入れて、早くイッチョ前になりなぁ。
女を食わしてかなきゃいけねえだず、男はよ。


男にはメンツがあるっつ~ことも、おいにわかってほしいわけ。


プロポーズってのをやっちまおうかって思うんだ。
師匠だって、男はあるとこきたら、形を整えなぁって、えれぇ言うにぃ。


俺は男だって言ってみな
弱気になったら、こう繰り返すだ。俺は男だ、俺は男だ・・・


わ、若子、お前、姉さんに向かって・・・




神原 鈴夫


「匠工房」という民芸家具製作の工房の職人見習い
徳次の弟弟子
24歳

 

キープならちょっといいかって・・・
徳さんの彼女に恥かかせたら悪いで、義理立てもあったっつ~か・・・


本当に徳さんのこと好きだったんスか?
ちっとは考えた方がいいでぇ。今後のためにも・・・・


そうスよ、ワコさんの好きにしてくれや、な。

 



すみません。

公式ブログなのに、私情が入りまくっちゃいます。

好きなんです~、このふたり組が!

ホントに微笑ましい兄弟弟子コンビ。
見ててほっこりすると言うか(笑)。
   (このふたりの場面稽古になると、私、ついつい顔が和んじゃうんです)


年頃のふたりですから。
当然、説教してみたり、揉めて怒ってみたり、逆ギレしてみたり・・・なんてあるけど、
やっぱり、兄弟弟子の繋がりが感じられるんですね。

2場の最初の方とか、いいですよ~。ぜひ観てくださいね。

  

ビシッといけよ、お前も。ビシッと。


覚えてもいねえだか、そんな、重大な、裏切りの日を・・・


そうなのか?言いがかりか?
ヤキモチか? 怒んねぇぞ俺、言いがかりか?


このヤロ、だらだらと打ち上げやがって、怒るタイミングを狂わせやがって・・・・


男じゃねぇわ、お前は! 女のお使いがお似合いだわ!


未練はねえだ。お前のために言ってるだ。
ああいう普通さを連れてっちゃまずいわ・・・とにかくお前、こっちに入れや・・・


男がそんな弱気でどうするんだ、
あっちで悩め、あっちで・・・




この人が作ったんス、オイラの兄弟子なんスけど、
初めて師匠に任されて、材料選びから、仕上げまで、全部ひとりでやったんス。

けっこう、誇らしげに語る弟弟子の鈴夫。

直前に、このふたりは揉めてるんですが、
ワタシ的には、この場を収めたい鈴夫が、徳次のご機嫌をとるために言った、というようには
思いたくなんんですねぇ・・・・
女子大生ふたりに作品を褒められて、思わずアニキを自慢しちゃった、と思いたい・・・
いえ、勝手な想像なんですけど(笑)。



ビールとか飲みながら、ふたりで話してそうだなあって。

徳次 「おいもさ、いつかは自分の工房もってな。
     そんで、師匠みたいに、100年大事にしてもらえる家具、作ってきたいんだ」
鈴夫 「いいなあ、おいら、いつになったら徳さんみたいになれるんだか」
徳次 「ばか、身ぃ入れて修行して、ガマの茎の編みくらい一発で決められるようになりなぁ。
     一本立ちしたらな、おいも必死だず。
     お前の分のやり直しなんか、してるヒマねえからな」
鈴夫 「え・・・じゃあ徳さん・・・!」
徳次 「給料、めっちゃ安いけどよ」
鈴夫 「イッチョ前にやれるように頑張る! どこまでもついてくッス!」 



ラストの4場では転機が


 


どーゆーいいヒト達でしょうか!

・・・っていう場面です。 いやホントに。
結局、「いいヒト」爆発のふたり。
シアワセになってほしい



モメにもめて、悩みに悩んで出した3人の新しい関係。
どうか、この関係の行く道が、幸せな未来へ続いていますように・・・
心から願っちゃいます。

この家具職ふたりを応援に来てやってください!





チケットをお買いあげくださった方、本当にありがとうございます。

よいものを観ていただけるよう、精一杯頑張ります。
当日は、公会堂でお待ちしています。

多くの皆様のご来場を、心からお待ちしています。


負けないにゃ。頑張るにゃ。

★本番まで、あと7日★



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