東洋はり医学会 大阪支部

(一社)東洋はり医学会は60年、大阪支部も50年以上、経絡治療はり専門臨床家の学術を支えてきた勉強会・講習会の団体です。

5月21日支部会の感想 東洋はり医学会大阪支部

2017年06月05日 21時01分57秒 | インポート
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基礎講義 わかりやすい経絡治療.12 第11章「病症論」1
治験研究発表 「透析患者さんのケア」

   
実技 指導講座「子午治療」
2017年支部年間研究テーマ
「刺鍼と脉状変化の検証 其の3」
基礎班、「ナソ・ムノ治療」「奇経治療」「子午治療」
・研修班. 「証決定・小里方式による刺鍼修練」







基礎講義は「わかりやすい経絡治療」をテキストとし、第11章.病証論より「十二経の病症」についての講義
でした。主に各臓腑経絡の機能や流注に関係した特徴的な病症を学ぶ事が出来ましたので、今後、証決定に於
ける問診力の強化に繋がると思いました。
臨床時、経の弁別の為、覚えて、役立たせたいです。
治験発表は、透析患者のケアでしたが、脈に振動があるとの事。機会があれば診てみたいと思いました。
「透析患者さんのケア」をテーマに腎不全患者さんのQOLの改善を目的とした治療プロセスについて発表されました。参加された先生方の東西両医学の垣根を越えた様々な話もあり、とても有意義なセッションでした。

午後の実技ですが、研究テーマの押手の形での脈の変化を診ました。一番最後の第四、第五指を曲げた形が良かったように感じました。
あと、拇指、示指を肌に接触の前に少し浮かせた所での、一瞬の変化でしたので、気のせいかとも、思いましたが、
いつも細かく、感じられるようにしたいと、思います。
今月の実技指導講座は補助療法の一つとして「子午治療」を学びました。この治療法は十二経絡と時刻(十二支)の関係を臨床応用したもので、模擬患者さんの愁訴が膝内側の肝経の運動痛でしたので、肝経と小腸経の絡・郄穴を対象に治療がなされました。
ナソ治療の時、深瀉浅補の手技を教えていただきました。
深さの感覚、動作の一連の流れが悪く、押手が動き、うまくいきませんでした。刺入から抜鍼までスムーズに出来るように、そして、深さの留め時がわかるようにしたいと思います。
虚実の判定は難しく、往々にして逆にとって手技を行っている場合があるなと反省しました。
今後も更なる研鑽に努めていきたいと思います。「学ぶではなく、マネべですね!」、
とにかく実践あるのみだと思います。今後もみんなについて頑張りたいと思います。


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