東洋はり医学会 大阪支部

(一社)東洋はり医学会は60年、大阪支部も50年以上、経絡治療はり専門臨床家の学術を支えてきた勉強会・講習会の団体です。

4月14日 東洋はり医学会大阪支部会 感想

2024年04月29日 00時55分31秒 | 支部会感想
4月14日 東洋はり医学会大阪支部会 感想

東洋はり医学会は60年以上、大阪支部も58年、経絡治療はり専門臨床家の学術を支えてきた勉強会・講習会の団体です。

大阪支部例会、2024年・令和6年4月の第2日曜日
4月14日 午前9時05分~午後4時に開催しました。

感想1
午前は、座学わかりやすい経絡治療 第十五章 補瀉論 その1  から、補法・瀉法の基礎理論から霊枢九鍼十二原篇のアレコレまで…漢字の歴史の深さとそれを追いかけれるモノのすごさ…

そして、浮沈や遅数、寒熱を陰陽虚実に分けて考えるということをしました。
今、目の前の人の状態を大きく捉えることができ、虚実を弁えて、補瀉する第一歩ですね。
実技は、基本刺鍼でした。
脈を診て、打つ。
診てもらいながら打つ。
検脈をする。

これによって自分の刺鍼の良し悪し、深さなど、いろいろとみえてきて、改良するところがわかりました。
午後は、午前の陰陽虚実に分けて考えるという事と五臓の色体表を参考に、証を立てました。
いろいろと考える事があり、勉強になります。

人のを見て(診て)、自分でして、自分のを診てもらうことによって、良い所、悪い所がわかり、効果のある治療ができるように研鑽する。
今月もそんな支部会ができて良かったと思いました。

感想2
面白いなぁーと思う頻度が少しずつ増えており、本当にうれしく思っています。

支部会開催においては、東洋はり医学会東京本部「本会のコロナウイルス感染対策について」を そして「講習会開催時の注意事項」を基準として開催しました。

場所:会場  エルおおさか・(6階)603号室
http://www.l-osaka.or.jp/
大阪市中央区北浜東3-14 大阪府立労働センター内

地図・交通アクセス
http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html

大阪支部のホームページを閲覧してくださってる鍼灸師の皆さん、私達と一緒に経絡治療を学びませんか。
聴講、実技お試し大歓迎‼
今なら経絡治療を一から手取り足取り学べる大チャンスです‼

■お問い合わせ
随時、聴講・入会受け付けております。
学生1500円、有資格者3000円となっています。
聴講等の際は、事前に御連絡下さい。

お問い合わせやご質問は、メールにて 
toyohari_osaka@yahoo.co.jp

または、お電話にて、
  0721-52-5999   阿部はりきゅう院
までご連絡下さい。


次回、大阪支部会は、令和6年・2024年
5月19日 第3日曜日 エルおおさか (7階)707号室 
座学 わかりやすい経絡治療 第十五章 補瀉論 その2
基本技術講座、臨床・応用技術講座、初学者技術講座

今後の予定
日程・開催場所等が変更になる場合が有ります、最新の情報をご確認ください。 
令和6年・2024年
 6月 9日 第2日曜日 エルおおさか (6階)603号室
 7月21日 第3日曜日 エルおおさか (6階)研修室4
 8月11日 第2日曜日 エルおおさか (6階)603号室
 9月15日 第3日曜日 エルおおさか (6階)608号室
10月20日 第3日曜日 エルおおさか (6階)608号室
12月22日 第4日曜日 エルおおさか (6階)608号室


東洋はり医学会 趣意書

 文化の進展は瞬時の猶予をも許さず、今や鍼灸術も世界の医学界に登場するところとなった。
 翻って国内においては、これが科学化の掛け声と共に種々な研究が進められてはいるが、その大勢は鍼灸の臨床における諸現象を現代医学によって解明せんとするものの如くである。即ち、経穴を刺激の部位となし経絡はほとんど顧りみない状態であるが、かくては数千年の伝統を誇る東洋医学の真髄を学ぶことは全く至難となる。
 病体を気血の変動とし、その病変を経絡の虚実として統一的に把握し経穴を診断と治療の場として補瀉調整する経絡治療こそ鍼灸術本来の正道である。しかして、この学理と術技を体得せしめて、真に病苦除去の実力ある鍼灸人を育成することこそ、その科学化に優先すべき必須要件であるが、不幸にしてこれを誤る時は、その鍼灸術、すなわち我が祖先の偉大な文化遺産を後世に伝承することは全く不可能となる。
 ここにおいて、我々志を同じうする者、相図って東洋はり医学会を結成し別紙綱領の完遂を期す。
 以上の主旨を諒とせられる同志は、来って本会に投ぜられんことを広く業界の諸君に訴える次第である。

綱  領
1.我々は臨床を通して古典を再検討し、病体を通じて経絡経穴を把握し、以て伝統的な鍼灸術の本道を体得せんことを期す。

1.我々は正しい経絡治療の学理と術技を修得することによって、鍼灸人としての人格と実力を涵養し、以て鍼灸家の社会的地位を確立せんことを期す。

1.我々は古典による経絡理論を正しく理解実践し、経絡経穴の普及啓蒙に努め、以て偉大な祖先の文化遺産を伝承せんことを期す。

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