東洋はり医学会 大阪支部

(一社)東洋はり医学会は60年、大阪支部も50年以上、経絡治療はり専門臨床家の学術を支えてきた勉強会・講習会の団体です。

6月18日支部会の感想 東洋はり医学会大阪支部

2017年07月07日 21時44分37秒 | インポート

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基礎講義 わかりやすい経絡治療.13 第11章「病症論」2
個人年間研究テーマ 中間発表
午後より  
指導講座 高等部 「基本刺鍼」座学
実技 2017年支部年間研究テーマ
「刺鍼と脉状変化の検証 其の3」
基礎班.「本治法全科(小里方式)1」
・研修班. 「基本刺鍼・標治法・補助療法」
実技纏め・質問、臨床質問
    午後5時 終講




第十一章. 病証論についての講義が行われました。証に随い治療方針を立てるこの医学にとって最も重要
な概念でありますが、患者の様々な症候を四診法を通して把握し、一元的に正しく治療目標を導き出すには、陰
陽虚実、経絡流注等の東洋医学の基礎理論を充分に理解すると共に四診技術の向上が必須であると思った次第です。
午後の講習は主に実技が行われ、実技の前半は押手の左右圧
の強弱等による脈状変化の検証が行われました。
わかりにくく、変化したと言われれば、したような気がする。という感じで、言われなければ,たぶん分からなかったと思います。言われなくてもわかるのは、まだ先のようです。
努力が必要ですね。
後半は、初学者の基礎班のグループでは、小里方式による診察から証決定、治療、そして脈の検証に至る一連の診療過程を実際のモデル患者に対し行いました。
30分という与えられた時間の中でいかにスムーズに診断から治療までの流れを作っていくかが一つの目標でもありましたが、要点を押さえながら、要領よく四診法を行なって的確な治療を終えるかがいかに難し
いかが改めて分かりました。
研修班の基本刺鍼はその後の標治法とからめ、何時も前腕を使うのですが今回は背部をつかいました。
前腕での刺鍼練習より受け手側の負担が少ない印象をうけました。数を熟したいときはいいなとおもいました。
標治法は背部調整をメインで行いました。背部の左右、上下を均一な状態に調整いていくものですが、不思議と局所の黒ずみなども変化があらわれます。横で見ているとちょっとしたことでも全体に影響を及ぼしているのが実感できます。


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