手持ちの安価な時計を真面目に解説してみる。
ていうか今回は僕の父の時計だ。シチズンのチタンで軽い、ソーラー電波時計。
ていうかこないだの父の日に珍しくなにかプレゼントするかと思い選んだのがコレである。人の時計を買うのは初めてだ。
といっても父はすでにシチズンのこういうデザインのチタンでソーラーな時計を愛用してて、ていうか元々あんまり時計しない人なので別に時計じゃなくても良かったのだが、単純に僕が時計買うのが好きという理由だけで時計にした。
しかし実の親とはいえ、人の時計を選ぶのは結構難しい。ある意味装飾品なわけだし、そもそも携帯電話の普及によって時計自体いらないわけで。結構迷った。といっても30分くらいだけど。
というわけで購入の条件を素早く決めてみた。
・国内メーカーである。(ブランドモノ全否定人間だから)
・シチズンである。(確かシチズンの時計をよく買ってたような気がしたから)
・チタンで軽い。(なんでも軽いのが好きだから)
・10気圧防水以上(老人なのに、僕以上にワンパクだから)
・視認性が良い(老眼だから)
・仕上げが良い(現在愛用の時計がいかにもチタンって感じで安っぽかったから)
・ソーラー電波である(割とテクノロジー好きだから)
・時針だけ動かせる時差修正機能がある(近いうち海外出張があるから)
・そんなに安物ではない(あんまり安いと有り難みがないから)
という条件にあったのがこのATD53-2724である。5万円也。
程良く無骨で程良くシンプルなので64歳でも大丈夫。
両面無反射コーティングのサファイアガラス風防と太い針による
老人に優しい視認性の良さ。
チタンとは思えないキレイな仕上げ。
しかもデュラテクト処理なのでキズ付きにくい。
本当はアラーム・クロノグラフ・ワールドタイム等の多機能バリバリの奴にしたかったのだが、文字盤に沢山針があると老眼で見えねーんじゃないかと思ってシンプルな3針デイトにしてみた。このあたりが選ぶときに一番悩んだところ。
というわけで父の日にあげたのだが、弟のプレゼントも時計だったのでやや気まずい雰囲気に。ていうか父が一番困ってた。
弟の方はストリートファッションの若者が着けるような、やたら四角くてやたら見づらい反転液晶のデジタル時計だった。あの何にも考えずに行動するところはある意味尊敬に値する。
というわけで、父は元々あんまり時計をしない人なのに、最近は2つの時計を1日置き変わりばんこに着けてるようだ。可哀相に。
僕はたまに正装するときに着けてくれればいいくらいのつもりであげたのだが、父親としてはそういうわけにもいかないようだ。僕も父親になるときがあったらそういう気持ちになるのだろう。