オレホム

いうらんっこしぷゃりいぷまりせ

映画 「クラッシュ」

2007-03-12 14:51:27 | 日記

以前実家から28型のワイドテレビを貰ったばかりなのに、今度は兄から32型のワイドテレビがもらえることになったので、また自宅まで運んでみる。80キロくらいあるので父と二人でヒーヒー言いながら運ぶ運ぶ。28型は他の人に譲ることに。ていうか28型を自宅に運んだときも父と二人でヒーヒー言ってたような気がする。僕はヒーヒー言う代わりにテレビが大きくなるという利点があるが、父は単にヒーヒー言うだけなのでちょっと可哀相。

というわけでせっかくテレビが大きくなったので映画でも見るかと思い、「クラッシュ」を今更観て見る。アカデミー賞3部門を取った作品だ。

ていうか、結構前にDVDを入手してたのだが、なんだか小難しそうな映画だなあと思ってずーっと放置してたわけで。

もう夜も遅いし、今日は冒頭だけチラっと見るか なんて感じで見始めたら、あっさりとそのまま完全鑑賞。ぐいぐい引き込まれた。ちょっとややこしめの作品だが、構成と編集がすんばらしいので意外とサラっと見れる。

それぞれ人種や階級の違う様々な登場人物の普段の日々が最初は別々に展開されていくのだが、徐々に絡み合っていく、ていうか「衝突」するわけで、なんていうか「THE 有頂天ホテル」にちょっと似てる。監督が元々テレビの脚本家ってところも似てる。

基本的に人種差別がテーマになってるけど、黒人だユダヤ人だとかそういう定番ではなく、もっとややこしくなってる現代の人種差別を描いてるような気がする。というか人種のるつぼであるロサンゼルスでは、みんなこんなことを考えて生きてるんですよ、っていう事を言いたい映画なのかな? と思ったり。まあいずれにせよ、こういうややこしめの映画のレビューは僕には無理だと思った。投稿型映画批評サイト、「シネマスケープ」に投稿してる人たちのレビューは凄いなあといつも思う。

様々な人種がいる国で生きていくにはある程度の自己主張がないと生きていけないのかもしれない。長いこと海外生活を経験してる人は僕の経験だとみんななんだか主張が強いという印象があるが、この映画を観てその理由がなんとなく分かったような気がする。

ていうか僕が自分のことあんまり話さないので相手がガンガン喋ってるだけなのかもしれないが。