<NHKの反省を促すために-はじめに>
2004年の大不祥事を契機に、NHKは深く反省して、不祥事の根絶を誓い、自ら改革に乗り出したはずであった。ところが、その後も一向に不祥事はおさまらず、果たしてNHKのガバナンスがまともに機能しているのか、個々の職員のコンプライアンスが働いているのか、極めて疑わしい状況が続いている。最近においても数々の偏向報道事例や大小とりまぜて様々な不祥事が発生しているが、NHKはこのことに関して国民(視聴者)に対して納得のいく説明をしていない。それどころか、隠蔽し取り繕うことばかりしている。こうしたNHKの現状を深く憂慮し、私は、NHKに改革の原点に立ち戻ってもらうために過去の不祥事事例をあえて取り上げて紹介することで、NHK職員の反省を促し、併せて視聴者にもNHKのこれまでの行状というものをよく知っておいてもらいたいと考えている。
<NHKの反省を促すために-1>
はじめに2004年の大不祥事から紹介する。まず、NHK紅白歌合戦の担当プロデューサーによる制作費の不正支出が発覚したことがきっかけとなり、さまざまな問題や不祥事が明るみに出た。NHKは激しい批判にさらされ、受信料の不払い(約11万件)が続発した。
・紅白歌合戦の元プロデューサーによる4888万円の制作費の不正支出
・前ソウル支局長による総額約4400万円の架空経費の計上 (裏金づくり)
・編成局のエグゼクティブプロデューサーら2人がカラ出張で約320万円を横領
・岡山放送局の放送部長が飲食費名目で不正に約90万円を詐取
<NHKの反省を促すために-2>
・一連の不祥事を受けて、9月9日に衆議院総務委員会では海老沢会長(当時)の参考人質疑行われたが、NHKは「編集権の問題」としてこれを中継しなかった。こうしたNHKの姿勢に批判が集中し、NHKはテレビとラジオで謝罪番組を放送し、海老沢会長が謝罪し、NHK再建に向けて取り組んでいくと表明した。しかし、相次いだ不祥事で視聴者の信頼を回復できず、2005年1月25日に会長を辞任した。(海老沢会長は退職後に顧問に就任。週刊紙等で多額の退職金及び顧問料が支払われると報じられ、再び批判を受けた。)
<NHKの反省を促すために-3>
・2004年は、その他に、根拠もなく年功的に昇給する「わたり」や昇給短縮などの悪しき給与慣行が長年行われてきた状況が指摘されたり、「プロジェクトX~挑戦者たち~」に関するイベントをめぐり、NHKが番組に取り上げられた企業に「協賛金」を要請し、受領したことで、番組を通じた企業宣伝ではないかと指摘された。 この他、『BSジュニアのど自慢』に関する不祥事も発覚している。
2004年の大不祥事を契機に、NHKは深く反省して、不祥事の根絶を誓い、自ら改革に乗り出したはずであった。ところが、その後も一向に不祥事はおさまらず、果たしてNHKのガバナンスがまともに機能しているのか、個々の職員のコンプライアンスが働いているのか、極めて疑わしい状況が続いている。最近においても数々の偏向報道事例や大小とりまぜて様々な不祥事が発生しているが、NHKはこのことに関して国民(視聴者)に対して納得のいく説明をしていない。それどころか、隠蔽し取り繕うことばかりしている。こうしたNHKの現状を深く憂慮し、私は、NHKに改革の原点に立ち戻ってもらうために過去の不祥事事例をあえて取り上げて紹介することで、NHK職員の反省を促し、併せて視聴者にもNHKのこれまでの行状というものをよく知っておいてもらいたいと考えている。
<NHKの反省を促すために-1>
はじめに2004年の大不祥事から紹介する。まず、NHK紅白歌合戦の担当プロデューサーによる制作費の不正支出が発覚したことがきっかけとなり、さまざまな問題や不祥事が明るみに出た。NHKは激しい批判にさらされ、受信料の不払い(約11万件)が続発した。
・紅白歌合戦の元プロデューサーによる4888万円の制作費の不正支出
・前ソウル支局長による総額約4400万円の架空経費の計上 (裏金づくり)
・編成局のエグゼクティブプロデューサーら2人がカラ出張で約320万円を横領
・岡山放送局の放送部長が飲食費名目で不正に約90万円を詐取
<NHKの反省を促すために-2>
・一連の不祥事を受けて、9月9日に衆議院総務委員会では海老沢会長(当時)の参考人質疑行われたが、NHKは「編集権の問題」としてこれを中継しなかった。こうしたNHKの姿勢に批判が集中し、NHKはテレビとラジオで謝罪番組を放送し、海老沢会長が謝罪し、NHK再建に向けて取り組んでいくと表明した。しかし、相次いだ不祥事で視聴者の信頼を回復できず、2005年1月25日に会長を辞任した。(海老沢会長は退職後に顧問に就任。週刊紙等で多額の退職金及び顧問料が支払われると報じられ、再び批判を受けた。)
<NHKの反省を促すために-3>
・2004年は、その他に、根拠もなく年功的に昇給する「わたり」や昇給短縮などの悪しき給与慣行が長年行われてきた状況が指摘されたり、「プロジェクトX~挑戦者たち~」に関するイベントをめぐり、NHKが番組に取り上げられた企業に「協賛金」を要請し、受領したことで、番組を通じた企業宣伝ではないかと指摘された。 この他、『BSジュニアのど自慢』に関する不祥事も発覚している。